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家庭用品T
 
【考案の名称】網目修復具
【実用新案権者】
【識別番号】515246292
【氏名又は名称】兼近 修身
【住所又は居所】滋賀県高島市今津町北仰655−9
【代理人】
【識別番号】100073689
【弁理士】
【氏名又は名称】築山 正由
【考案者】
【氏名】兼近 修身
【住所又は居所】滋賀県高島市今津町北仰655−9
【要約】   (修正有)
【課題】網戸の変形した網目を補修するための網目修復具を提供する。
【解決手段】取っ手部材20と、取っ手部材に取り付けられたローラー保持具30と、ローラー保持具により回転自在に支持されると共に、外周に先端の尖った突起部41を、隣接する網目に順次嵌り込む間隔で複数備えるローラー40とからなる。突起部はローラーの外周に一列、又は複数列設けるのが好ましい。
【選択図】図1
選択図
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
取っ手部材(20)と、
取っ手部材(20)に取り付けられたローラー保持具(30)と、
ローラー保持具(30)により回転自在に支持されると共に、その外周に先端の尖った突起部(41)を、隣接する網目に順次嵌り込む間隔で複数備えるローラー(40)と、
により成る網目修復具。
【請求項2】
突起部(41)がローラー(40)の外周に一列設けられた請求項1に記載の網目修復具。
【請求項3】
突起部(41)がローラー(40)の外周に複数列設けられた請求項1に記載の網目修復具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は網戸の網目が変形した際の修復具に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば猫を飼っている家庭では、猫が網戸に爪を立てたり、よじ登ったりすることで網目が変形することがよくある。変形した網目を元通りに修復する方法としては、先の尖ったもの、例えばペン先などを差込み、網目の形を整えることがよく行われている。
【0003】
先行技術としては、破れた部分を補修するための補修シートなどは散見されるが(例えば特許文献1)、変形した網目を修復するための用具は見当たらない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−226973号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
本考案は上記の如く変形した網目を補修するための新規な用具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
【0007】
(1) 請求項1に記載の考案は、取っ手部材と、取っ手部材に取り付けられたローラー保持具と、ローラー保持具により回転自在に支持されると共に、その外周に先端の尖った突起部を、隣接する網目に順次嵌り込む間隔で複数備えるローラーとにより構成した。
【0008】
(2) 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の網目修復具において、突起部をローラーの外周に一列設けて構成した。
【0009】
(3) 請求項3に記載の考案は、請求項1に記載の網目修復具において、突起部をローラーの外周に複数列設けて構成した。
【考案の効果】
【0010】
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
【0011】
本考案者は、前記した目的を達成するために鋭意検討を重ねてきた。その結果、網戸の網目にその先端が嵌りこむ突起部を有するローラーを、回転自在にローラー保持具に取り付け、当該ローラー保持具を取っ手部材に取り付けた修復具が、効率的に変形した網目を修復するとの知見を得た。
【0012】
すなわち、取っ手部材20を握った状態で、図7に示すように変形した網目51aを有する網戸50の表面に、突起部41を軽く接触させながら移動させると、ローラー40が移動に伴って回転し、突起部41が順次網目51に嵌り込んでいく。しかも、図8に示すように突起部41は隣接する網目51に嵌り込む間隔で設けてあることから、隣接した網目51には、ほぼ同時に突起部41が嵌り込むことになり、突起部41により網目51aの変形が修復されることになるのである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本考案の正面図
【図2】同、右側面図
【図3】同、左側面図
【図4】同、底面図
【図5】A−A線断面図
【図6】請求項2記載の考案の斜視図
【図7】使用状態を示す説明図
【図8】使用状態を示す説明図
【考案を実施するための形態】
【0014】
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0015】
本考案にかかる網目修復具は10は、図1乃至図6に示すように取っ手部材20と、取っ手部材20に取り付けられたローラー保持具30と、ローラー保持具30により回転自在に支持されると共に、その外周に先端の尖った突起部41を、隣接する網目に嵌り込む間隔で複数備えるローラー40とを主な構成要素とする。
【0016】
取っ手部材20は棒体或いは板体である。
【0017】
ローラー保持具30は、ローラー40を回転自在に支持することが可能であれば、任意の形状が可能である。例えばローラー40が図1に示すように円筒形であれば、コ字状の形態に形成すればよいし、図6に示すようにローラー40が円盤状であれば、二枚の薄板で形成すればよい。
【0018】
図5に示すように、ローラー保持具30は回転軸31で、ローラー40を回転自在に支持するものである。すなわち、図3に示すように回転軸31は、コ字状のローラ保持具30の両端辺にわたり、ネジ32で固定されている。この回転軸31がローラー40内の空洞部42に緩挿されているものである。
【0019】
一方、図6においては二枚の板状のローラー保持具30にわたり図示されない回転軸が介在させてあり、円盤状のローラー40の図示されない孔部に緩挿されて、ローラー40を回転自在に支持するものである。
【0020】
請求項2に記載の考案では、図6に示すように、複数の突起部41を円盤状のローラー40の外周に一列設けて構成してある。
【0021】
請求項3に記載の考案では、図1乃至図3に示すように、複数の突起部41を円筒状のローラー40の外周に複数列設けて構成してある。
【0022】
突起部41の形状は円錐状、円錐台状、四角錐状、四角錐台状、円筒形状等を取りうる。また、突起部41は網戸の隣接する網目に順次嵌り込む間隔でローラー40の外周に設けてある。突起部41の具体的な寸法は、正四角錐状或いは円錐状を前提にすると、以下のようにすると網目に突起部が精度高く嵌り込むことになる。
【0023】
網目が18メッシュの網戸(網目の幅は1.41mm)
1つの突起は底辺の一辺が1.4mm、高さ約1.2mmの正四角錐か、直径1.4mm、高さ約1.2mmの円錐。
【0024】
網目が20メッシュの網戸(網目の幅は1.27mm)
1つの突起は底辺の一辺が1.2mm、高さ約1.0mmの正四角錐か、直径1.2mm、高さ約1.0mmの円錐。
【0025】
網目が24メッシュの網戸(網目の幅は1.06mm)
1つの突起は底辺の一辺が1.0mm、高さ約0.8mmの正四角錐か、直径1.0mm、高さ約0.8mmの円錐。
【0026】
網目が30メッシュの網戸(網目の幅は0.85mm)
1つの突起は底辺の一辺が0.8mm、高さ約0.7mmの正四角錐か、直径0.8mm、高さ約0.7mmの円錐。
【0027】
網目が40メッシュの網戸(網目の幅は0.64mm)
1つの突起は底辺の一辺が0.6mm、高さ約0.5mmの正四角錐か、直径0.6mm、高さ約0.5mmの円錐。
【0028】
なお、一般的な網戸の網目は18メッシュ或いは20メッシュであることが多く、かかっるメッシュに対応した突起部を形成しておき、その他のメッシュの網目には押し付ける力加減で網目の修復を図ることも可能である。
【符号の説明】
【0029】
10・・網目修復具
20・・取っ手部材
30・・ローラー保持具
40・・ローラー 41・・突起部
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本考案の正面図
【図2】同、右側面図
【図3】同、左側面図
【図4】同、底面図
【図5】A−A線断面図
【図6】請求項2記載の考案の斜視図
【図7】使用状態を示す説明図
【図8】使用状態を示す説明図
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5 
【図6】
図6 
【図7】
図7 
【図8】
図8 
発明者からのメッセージ

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