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家庭用品T
 
【発明の名称】ヘアバンド
【出願人】
【識別番号】522197442
【氏名又は名称】松木 亜利紗
【住所又は居所】三重県亀山市みずほ台867番地の11
【代理人】
【識別番号】100092130
【弁理士】
【氏名又は名称】若原 誠一
【発明者】
【氏名】松木 亜利紗
【住所又は居所】三重県亀山市みずほ台867番地の11
【要約】
【課題】マスクの紐で耳/耳溝の上部/後部/下部が擦れて痛くならない。耳飾り部の取り付け部が、ヘアバンド部に対してスライド可能になっており、耳飾りが最適位置からずれない。
【解決手段】
マスク本体11の紐部12、12がヘアバンド部1の係止取り付け部2、2及び板部3、3上端の係止突起13、13に掛けられて、両耳E/耳溝Gの上部/後部/下部に強く当接しない。耳飾り部7、7の連結環5、5は係止取り付け部2、2及び板部3、3下端に設けられた取り付け突起4、4に取り付けられる。係止取り付け部2、2及び板部3、3は筒状で伸縮性があり、ヘアバンド部1の任意の箇所に固定でき、ヘアバンド部1に沿って移動もできる。ヘアバンド部1の末端に防止部8、8があり、係止取り付け部2、2はヘアバンド部1を締め付けているので、係止取り付け部2、2がヘアバンド部1から容易に抜けない。
【選択図】図3
選択図
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、
このヘアバンド部の左右両末端に取り付けられ、上記両耳付近に取り付けられる左右一対の取り付け部と、
この左右一対の取り付け部にそれぞれ着脱自在に取り付けられる左右一対の耳飾り部とを備えたことを特徴とするヘアバンド。
【請求項2】
棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、
上記頭部の口に密着して、当該口全体をほぼ隙間なく覆うマスク本体と、
このマスク本体の上記口に対してほぼ左右対称の位置に一端がそれぞれ取り付けられた弾性的に伸縮する左右一対で左右一本ずつの紐部と、
この左右一対で左右一本ずつの紐部は、それぞれ、上記マスク本体から伸び、上記頭部の両耳のつけ根の溝の上部から後部を経て下部を周回するとともに、上記ヘアバンド部に設けられた左右一対の係止部に係止されて、両耳の溝の上部、後部及び下部に強く当接せず、緩やかに触れる及び離間するのみで、耳の溝の下部を経て、上記マスク本体に他端がそれぞれ取り付けられ、この他端の取り付け位置は上記口に対してほぼ左右対称の位置に取り付けられ、この左側の紐部の他端のマスク本体への取り付け位置と上記左側の一端のマスク本体への取り付け位置とは所定距離離間されており、上記右側の紐部の他端のマスク本体への取り付け位置と上記右側の一端のマスク本体への取り付け位置とは所定距離離間されていることを特徴とするヘアバンド。
【請求項3】
棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、
このヘアバンド部に対してスライド可能に取り付けられ、上記両耳付近に取り付けられる左右一対の取り付け部と、
この左右一対の取り付け部にそれぞれ着脱自在に取り付けられる左右一対の耳飾り部とを備えたことを特徴とする請求項2記載のヘアバンド。
【請求項4】
上記左右一対の取り付け部と上記左右一対の係止部との間隔は、上記頭部の左右それぞれの耳の溝の上縁と耳たぶとの間隔にほぼ等しいことを特徴とする請求項3記載のヘアバンド。
【請求項5】
上記左右一対の取り付け部が上記ヘアバンド部から取り外されるのを防止する防止部が、上記ヘアバンド部または当該取り付け部に左右一対取り付けられていることを特徴とする請求項4記載のヘアバンド。
【請求項6】
上記左右一対の係止部は、左右でそれぞれ1つであり、上記左右一対の紐部がそれぞれ一箇所で係止されることを特徴とする請求項5記載のヘアバンド。
【請求項7】
上記左右一対の係止部は、上記左右一対の取り付け部に対して、別体で分離されていることを特徴とする請求項6記載のヘアバンド。
【請求項8】
上記左の取り付け部は上記左の係止部と兼用され、上記右の取り付け部は上記右の係止部と兼用されていることを特徴とする請求項7記載のヘアバンド。
【請求項9】
上記左右一対の耳飾り部は上記左右一対の取り付け部から取り外され、上記マスク本体の両耳付近の左右一対の紐部に取り付けられ、当該耳飾り部は当該紐部に対して移動しないように当該取り付け位置を固定する固定部が上記紐部に設けられていることを特徴とする請求項7または8記載のヘアバンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘアバンドに関し、特に耳飾り、イヤリング、マスクを備えたヘアバンド、カチューシャなどに関する。
【背景技術】
【0002】
ヘアバンドに耳飾りがぶつかったり破損したりすることがあった。また、マスクをすると、マスクの紐で、耳の上部、後部または下部が擦れて痛くなることがあった。さらに、ヘアバンドに耳飾り、イヤリングなどを付けても、頭部の大きさは個人差があり、耳飾り、イヤリングの取り付け位置が耳たぶ、その他の最適位置からずれてしまうことがあった。
【0003】
【特許文献1】 実開平03−074810号公報
【特許文献2】 実用新案登録3220681号公報
【特許文献3】 特開平05−293006号公報
【特許文献4】 実用新案登録3085864号公報
【特許文献5】 実用新案登録3093350号公報
【特許文献6】 特開2007−277785号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ヘアバンドに耳飾りがぶつかることがないようにすることにある。また、マスクの紐で、耳の上部、後部または下部が擦れて痛くなることをなくすことにある。さらに、頭部の大きさに個人差があっても、ヘアバンドに耳飾り、イヤリングなどを付けても、耳飾り、イヤリングの取り付け位置が耳たぶ、その他の最適位置からずれてしまうことをなくすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のヘアバンドは、 棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、 このヘアバンド部の左右両末端に取り付けられ、上記両耳付近に取り付けられる左右一対の取り付け部と、 この左右一対の取り付け部にそれぞれ着脱自在に取り付けられる左右一対の耳飾り部とを備えた。
【0006】
また、本発明のヘアバンドは、 棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、 上記頭部の口に密着して、当該口全体をほぼ隙間なく覆うマスク本体と、 このマスク本体の上記口に対してほぼ左右対称の位置に一端がそれぞれ取り付けられた弾性的に伸縮する左右一対の紐部と、 この左右一対の紐部は、それぞれ、上記マスク本体から伸び、上記頭部の両耳のつけ根の溝の上部から後部を経て下部を周回するとともに、上記ヘアバンド部に設けられた左右一対の係止部に係止されて、両耳の溝の上部、後部及び下部に強く当接せず、緩やかに触れる及び離間するのみで、耳の溝の下部を経て、上記マスク本体に他端がそれぞれ取り付けられ、この他端の取り付け位置は上記口に対してほぼ左右対称の位置に取り付けられ、この左側の紐部の他端のマスク本体への取り付け位置と上記左側の一端のマスク本体への取り付け位置とは所定距離離間されており、上記右側の紐部の他端のマスク本体への取り付け位置と上記右側の一端のマスク本体への取り付け位置とは所定距離離間されているようにした。
【0007】
さらに、本発明のヘアバンドは、 棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、 このヘアバンド部に対してスライド可能に取り付けられ、上記両耳付近に取り付けられる左右一対の取り付け部と、 この左右一対の取り付け部にそれぞれ着脱自在に取り付けられる左右一対の耳飾り部とを備えた。
【発明の効果】
【0008】
これにより、ヘアバンド部の末端に耳飾り部が取り付けられているから、耳飾り部などがヘアバンド部などにぶつかりにくく、ぶつかる音が出ず破損しにくく劣化しにくいし、耳飾り部のヘアバンド部への取り付け/取り外しでヘアバンド部が邪魔になることがない。また、マスクの紐が両耳の上部または両耳の上部から後部を経て下部に強く当接せず、マスクの紐で、耳の上部、後部または下部が擦れて痛くなるのを防止できる。さらに、耳飾り部の取り付け部が、ヘアバンド部に対してスライド可能になっており、耳飾り、イヤリングの取り付け位置が耳たぶ、その他の最適位置からずれてしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】ヘアバンドの全体の正面図を示す。
【図2】ヘアバンドの全体の側面図を示す。
【図3】マスクの耳への係止状態の側面図を示す。
【図4】第二実施形態のヘアバンドの全体の側面図を示す。
【符号の説明】
【0010】
1…ヘアバンド部
2…係止取り付け部(係止部/取り付け部)
3…板部(係止部/取り付け部)
4…取り付け突起(係止部/取り付け部)
5…連結環(耳飾り部) 6…鎖(耳飾り部)
7…耳飾り部(耳飾り部) 8…防止部
11…マスク本体 12…紐部
13…係止突起(係止部)
21…末端留め部
22…取り付け突起(係止部/取り付け部)
E…耳 G…耳溝 H…頭部
【発明を実施するための形態】
【0011】
(1)ヘアバンドの構造
図1及び図2はヘアバンドの全体の正面及び側面を示す。ヘアバンド部1は、棒状の樹脂製、金属製または/及びゴム製の板状で、装着される頭部Hより小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部Hに弾性的に装着される。
【0012】
このヘアバンド部1の形状は、頭部Hから取り外した状態で、例えば水滴状、円形状、長円形状、楕円形状、「U字状」などをしている。このヘアバンド部1は、弾性的に拡げられ、上記頭部H頂部から左右両耳Eの後部にかけて着脱自在に装着される。ヘアバンド部1の大きさ/長さは種々あり、装着した状態で、当該左右両耳E下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状のヘアバンド部1の左右両末端となるものが選ばれる。
【0013】
なお、ヘアバンド部1の左右両末端は、上記左右両耳E下部付近より上でもいいし、左右の顎部付近より下でもよい。本ヘアバンド部1の大きさは、大人用、子供用、女性用、男性用、ジェンダー用で異なるまたは同じとなる。このヘアバンド部1は、髪の毛の中にほとんどまたは全て隠れるが、髪の毛が少ないまたは無い場合には露出する。
【0014】
ヘアバンド部1/耳飾り部7、7/鎖6、6などの幅/太さ/大きさは、図2/図1より小さくても大きくても同じでもよい。図2/図1では見やすくするため幅などを大きくしてある。耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5の形状は、図1、図2のものに限られず任意に変更可能である。
【0015】
上記棒状のヘアバンド部1に対して、左右一対の係止取り付け部2、2(係止部/取り付け部)がスライド可能に取り付けられている。係止取り付け部2、2は弾性的に伸縮自在でクッション性または/及び可撓性のある筒状の布製、樹脂製、金属製、ウレタン製または/及びゴム製であり、この筒状の内周囲はヘアバンド部1の外周囲より小さいまたはほぼ同じとなっており、ヘアバンド部1の外側に弾性的に拡げて被せるようにして、ヘアバンド部1に取り付けられる。
【0016】
したがって、係止取り付け部2、2はヘアバンド部1に弾性的に固定される。しかし、この弾性的な固定に抗して、係止取り付け部2、2をヘアバンド部1に沿って動かすこともでき、ヘアバンド部1に沿ってスライド可能となる。この係止取り付け部2、2は、通常は左右両耳E付近、または両耳Eの耳たぶ付近に取り付けられ固定されるが、ヘアバンド部1の別場所に固定されてもよい。
【0017】
左右一対の係止取り付け部2、2は、通常はヘアバンド部1の左右の末端からほぼ等距離の位置にあり、ほぼ左右対称の位置にあり、当該左右の末端もほぼ左右対称の位置にあるが、左右対称でなくてもよい。左右一対の係止取り付け部2、2は、同形同大同長であるが、左右で異なっていてもよい。
【0018】
上記筒状の係止取り付け部2、2において、上記ヘアバンド部1の上記カーブの外側の部分の位置には、当該筒状の一端から他端まで延びる金属製または硬質樹脂製の板部3、3(係止部/取り付け部)が左右一対取り付けられている。この板部3、3の中央下方には、半円環状の金属製の取り付け突起4、4(係止部/取り付け部)が左右一対突設されている。
【0019】
上記ヘアバンド部1の断面形状が長方形状であれば、係止取り付け部2、2の断面形状は長方形状及び板部3、3の断面形状は直線状となり、上記ヘアバンド部1の断面形状が半円状/かまぼこ状であれば、係止取り付け部2、2の断面形状は半円状/かまぼこ状及び板部3、3の断面形状は半円環状となり、上記ヘアバンド部1の断面形状が円形状であれば、係止取り付け部2、2の断面形状は円形状及び板部3、3の断面形状は半円環状となり、上記ヘアバンド部1の断面形状が方形状であれば、係止取り付け部2、2の断面形状は方形枠状及び板部3、3の断面形状は直線状となる。
【0020】
この取り付け突起4、4には環状の連結環5、5(耳飾り部)が左右一対連結されている。この連結環5、5には、小さい突起が付いており、この突起を弾力に抗して押すことによって、連結環5、5の一部が動いて、環の一部が移動して、連結環5、5を取り付け突起4、4から取り外したり、連結環5、5を取り付け突起4、4に取り付けたりして、連結環5、5が取り付け突起4、4に着脱自在に取り付けられる。
【0021】
この連結環5、5には、鎖6、6(耳飾り部)が左右一対連結され、この鎖6、6の先端には耳飾り部7、7(耳飾り部)が左右一対固定されている。したがって、左右一対の係止取り付け部2、2(板部3、3、取り付け突起4、4)には、左右一対の耳飾り部7、7(連結環5、5、鎖6、6)が着脱自在に取り付けられる。
【0022】
このように耳飾り部7、7の係止取り付け部2、2が、ヘアバンド部1に対してスライド可能であるため、耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5の取り付け位置を最適位置にスライドできて、調整して、耳飾り部7、7などが耳たぶ、その他の最適位置からずれてしまうことがなくなる。
【0023】
上記ヘアバンド部1の末端は外方へ延出されて突出され、左右一対の防止部8、8が形成されている。上記係止取り付け部2、2は、弾性的に伸縮自在で可撓性であり、係止取り付け部2、2の筒状の内周囲はヘアバンド部1の外周囲より小さいまたはほぼ同じとなっている。したがって、係止取り付け部2、2はヘアバンド部1を締め付けており、さらに上記防止部8、8が形成されており、左右一対の係止取り付け部2、2(取り付け部)がヘアバンド部1から抜ける/取り外される。
【0024】
なお、上記ヘアバンド部1末端などに上記のように突起の防止部8、8が設けられるほか、この末端などが曲がったり、この末端などが太くなったり、この末端などに磁石が設けられたり、係止取り付け部2、2の下端などに突起が設けられたり、この下端などが曲がったり、この下端などに磁石が設けられたりなどされてもよい。これでも、左右一対の係止取り付け部2、2(取り付け部)がヘアバンド部1から取り外されるのが防止される。
【0025】
(2)マスクの構造
図3はマスクの側面を示す。マスク本体11は長方形、円形、半円、六角形、多角形、平面、立体、その他の形状をしており、不織布、ガーゼ、布、紙、繊維、木、軟質樹脂板、軟質透明アクリル板、ウレタン板、上記頭部Hの口に密着して、場合によって、さらに鼻下部、鼻全体、目、顎、額、頬に密着して、これら口等の全体をほぼ隙間なく覆っている。マスク本体11は、弾力性がなく可撓性があるが、弾力性があってもよいし、可撓性がなくてもよい。
【0026】
このマスク本体11の左右の縁であって、上記口に対してほぼ左右対称の位置には、左右一対の紐部12、12の一端と他端とがそれぞれ取り付けられている。この紐部12、12は弾力性及び可撓性を有し、弾性的に伸縮し、弾性的に伸びて耳Eの外側から掛けられ、弾性的に縮んで耳Eに外れないように係止される。図3では左の紐部12とマスク本体11の左側のみ示されているが、右の紐部12とマスク本体11の右側も存在する。紐部12、12は、弾力性または可撓性が無くてもよい。
【0027】
したがって、この左右一対の紐部12、12の各一端は、それぞれ、上記マスク本体11から伸び、上記頭部Hの両耳E/耳溝Gの上部から後部を周回して、耳E/耳溝Gの下部を経て、上記マスク本体11に他端がそれぞれ取り付けられる。
【0028】
この左側の紐部12の他端のマスク本体11への取り付け位置と左側の紐部12の一端のマスク本体11への取り付け位置とは所定距離離間されている。上記右側の紐部12の他端のマスク本体11への取り付け位置と上記右側の紐部12の一端のマスク本体11への取り付け位置とは所定距離離間されている。
【0029】
この紐部12、12は、上記一端及び他端からさらに延長されて、マスク本体11内で結ばれるなどで、エンドレスかつ環状になっていてもよい。この場合でも、紐部12、12がマスク本体11外縁と交差する位置が、紐部12、12のマスク本体11への取り付け位置となる。紐部12、12の断面形状は、円形状、方形状、平坦な線状で全体がベルト状でもよい、一端から他端まで同形同大でもよいし、異なる形状/大きさでもよい。紐部12、12の材質は、ゴム、布、糸、繊維、樹脂、金属などからなる。
【0030】
上記係止取り付け部2、2の板部3、3の中央上方には、左右一対の係止突起13、13が突設されている。この係止突起13、13は円柱状で、この円柱の中央部分がくびれて細くなっている。
【0031】
図3において、耳は鎖線で示す「耳E」であり、この耳Eの頭部Hにつながる「溝」形状の部分であって耳Eの頭部Hへのつけ根部分が破線で示す「耳溝G」であり、これを本明細書では「耳溝」Gとする。破線の「耳溝G」は耳Eに対応して、上部から後部を経て下部までのびている。通常この耳溝Gに、上記マスク本体11の紐部12、12が当接/係止/掛止される。
【0032】
上記紐部12、12は、上記ヘアバンド部1に設けられた左右一対の係止突起13、13(係止部)に引っ掛けられ係止される。これにより、両耳E/両耳溝Gの上部から後部を経て下部にかけて耳溝Gに紐部12、12が強く当接/係止/掛止されていたのが、当該耳溝Gにゆるやかに触れるか、耳溝Gから離間されるのみ/触れないのみとなる。
【0033】
係止突起13、13を上方にずらせば、図3のように耳E/耳溝Gの上部及び後部には触れず離間され、耳E/耳溝Gの下部にはゆるやかに触れ、係止突起13、13を下方にずらせば、耳E/耳溝Gの上部にはゆるやかに触れ、耳E/耳溝Gの後部及び下部には離間され触れなくなる。
【0034】
係止突起13、13は、左右一箇所のみである。これにより、紐部12、12は両耳溝Gから完全に離間されず、離間される箇所のほか、緩やかに触れる箇所も残る。しかし、緩やかに触れる箇所では紐部12、12の当接/係止/掛止は強くなく、擦れて痛くなることがない。なお、係止突起13、13が左右二箇所以上になれば、紐部12、12は両耳溝Gから完全に離間はされるが、構造が複雑となり、紐部12、12に耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5が引っかかるおそれがある。
【0035】
したがって、耳溝Gへの紐部12、12の当接/係止/掛止が緩やかとなり、緩やかに触れて接触し及び離間し、若しくは両耳Eの耳溝Gの上部に、または両耳Eの耳溝Gの上部から後部を経て下部に、強く当接/係止/掛止しなくなり、マスクの紐12、12で、耳Eの耳溝Gの上部、後部及び下部が擦れて痛くなることが防止される。
【0036】
上記左右一対の係止突起13、13(係止部)は、左右でそれぞれ1つのみであり、上記左右一対の紐部12、12がそれぞれ一箇所で係止される。係止突起13、13の位置は、耳E/耳溝Gの真上と真後ろの中間、またはこの中間からやや真上寄り、またはこの中間からやや真後ろ寄りが望ましい。
【0037】
これにより、マスク本体11の紐部12、12を1つの耳Eで1つの係止突起13、13で係止するだけで、耳E/耳溝Gの上部から後部を経て下部全体として、また紐部12、12全体として、紐部12、12が接触する箇所があっても、紐部12、12の当接が強くなく緩やかとなり、耳E/耳溝Gが擦れて痛くなることがない。また、ヘアバンド部1及びマスクの構造が簡単となり、複数個所で紐部12、12を係止しなくとも済み、マスク本体11の紐部12、12の取り付け/取り外しが容易となる。
【0038】
左右一対の係止突起13、13(係止部)は、取り付け突起4、4(係止部/取り付け部)と、別体で分離されている。これにより、マスク本体11をはずすとき、紐部12、12が耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5などに、引っかかることがなくなり、容易にマスクを外すことができる。なお、係止突起13、13と取り付け突起4、4とは合体されて兼用されてもよい。
【0039】
紐部12、12は係止突起13、13に一回または複数回、巻き付けられてもよい。係止突起13、13のくびれは、らせん状でもよい。係止突起13、13は、上記取り付け突起4、4と兼用されてもよい。この場合、板部3、3の中央に係止突起13、13が取り付けられ、この係止突起13、13に貫通孔が形成され、この貫通孔に連結環5、5が着脱自在に取り付けられる。
【0040】
このように上記左右一対の係止突起13、13(係止部)は、上記ヘアバンド部1の左方の表面及び右方の表面から突出された左右一対の突出部となる。また、上記左の取り付け突起4(取り付け部)は上記左の係止突起13(係止部)と兼用され、上記右の取り付け突起4(取り付け部)は上記右の係止突起13(係止部)と兼用される。
【0041】
上記ヘアバンド部1、係止取り付け部2、2、板部3、3、取り付け突起4、4、連結環5、5、鎖6、6、耳飾り部7、7、防止部8、8、紐部12、12、係止突起13、13の色は髪の毛の色に近い色、例えば、黒、茶、金、銀、銅、灰、白など、ヘアバンド部1が目立たない色のほか、肌色、赤、青、緑、黄、目立つ色、複数色で模様のある色など、どのような色でもよい。
【0042】
上記ヘアバンド部1などにこれらの色で直接着色されたり、これらの色のカバーで覆われたりされる。係止取り付け部2、2の上部は髪の毛と同じ色、係止取り付け部2、2の下部は肌色と同じ色でもよい。
【0043】
女性など、髪の毛が首付近より下まで伸びている場合には、ヘアバンド部1の末端まで髪の毛に隠れ、耳飾り部7、7、鎖6、6などのみが目立ち、係止取り付け部2、2を移動させるだけで、耳飾り部7、7が耳たぶ付近から垂下しているように見え、耳飾り部7、7などを耳に取り付けているようにみえる。したがって、耳たぶなど耳に穴をあける必要がなく、また耳飾り部7、7を耳に取り付ける手間も要しない。
【0044】
耳飾り部7、7などは髪の毛の色の補色など、髪の毛の色に対して目立つ色にされる。これにより、ヘアバンド部1などが目立たず、耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5などのみを目立たたせることができ、耳飾り部7、7をヘアバンド部1に取り付けていても、耳Eに取り付けているように見せることができる。
【0045】
上記左右一対の耳飾り部7、7、鎖6、6及び連結環5、5(耳飾り部)は、ヘアバンド部1の左右一対の係止取り付け部2、2(取り付け部)から取り外すことができ、取り外して、マスク本体11の左右一対の紐部12、12に取り付けることができ、またヘアバンド部1に戻すこともできる。この紐部12、12の所定位置、例えば両耳Eの耳たぶ付近には、固定部(図示せず)が設けられ、上記連結環5、5の取り付け位置が固定され、耳飾り部7、7が紐部12、12に沿って不用意に動かない。
【0046】
この固定部は、紐部12、12の結び目、紐部12、12の途中に取り付けられたリング、突起、磁石、フック、ホック、縫合、係止取り付け部2、2と同様のチューブ、ボルト及びナット、ねじ、面ファスナー、線ファスナー、縫合、接着剤、接着テープ、ホッチキス、ボタンとボタンホール、結んだり解いたりする紐などなんでもよいし、無くてもよい。
【0047】
上記マスク本体11の左右一対の紐部12、12は、上記左右一対の係止突起13、13(係止部)から外され、上記左右両耳E付近の上記ヘアバンド部1をほぼ周回して当該ヘアバンド部1に係止することもできる。この場合、例えば、ヘアバンド部1の紐部12、12の係止箇所は凹部となって、紐部12、12が移動しないように固定され、この凹部が「係止部」となる。
【0048】
また、係止突起13、13は、ヘアバンド部1の側方から耳E/耳溝Gの上部に向かって前方へ突出したり、眼鏡のフレームを耳に掛けるようにして、この突出部分がさらに耳E/耳溝Gに掛けたりするものとすることもできる。さらに、係止突起13、13は、ヘアバンド部1の側方から耳Eと反対方向に向かって後方へ突出して、この突出部分に紐部12、12を係止してもよい。この場合でも、上記マスク本体11の左右一対の紐部12、12は、当該突出部分に巻き付けられて当該ヘアバンド部1に係止することもできる。
【0049】
上記左右一対の耳飾り部7、7の一方または両方は、上記ヘアバンド部1から取り外され、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイル、パソコン、かばん、リュックサック、帽子、小物入れ、ポーチ、ポシェット、化粧入れ、時計、電卓、巻き尺、文房具、事務用品、ベルト、ネクタイ、被服、靴、眼鏡、補聴器、電子機器、その他の身の回り品に、ストラップ、飾りとして取り付けることもできる。
【0050】
上記左右一対の係止突起13、13(係止部)は、左右でそれぞれ1つであり、上記左右一対の紐部12、12がそれぞれ一箇所で係止される。これにより、ヘアバンド部1及びマスクの構造が簡単となり、複数個所で紐部12、12を係止しなくとも済み、マスク本体11の紐部12、12の取り付け/取り外しが容易となる。
【0051】
上記左右一対の取り付け突起4、4(取り付け部)と左右一対の係止突起13、13(係止部)との間隔は、それぞれの耳Eの上縁/上後(耳溝Gの上)と耳たぶの中央/下/上(耳溝Gの下)との間隔にほぼ等しい。これにより、係止取り付け部2、2及び板部3、3をヘアバンド部1に対してスライドするだけで、耳飾り部7、7の連結環5、5の取り付け位置とマスク本体11の紐部12、12の係止位置とを連動して最適位置に同時にスライドできる。
【0052】
(3)第二実施形態
図4は、第二実施形態のヘアバンドの全体の側面図を示す。ヘアバンド部1の左右両末端/左右両先端には、末端留め部21、21が取り付けられている。末端留め部21、21は金属製、樹脂製などの板状であり、裏表で折り返されて、ヘアバンド部1の左右両末端/左右両先端を上表から挟持して、ヘアバンド部1に固定されている。
【0053】
ヘアバンド部1の左右両末端/左右両先端であって、上記末端留め部21、21の左右両末端/左右両先端の中央の先には、半円環状の金属製または樹脂製の取り付け突起22、22(係止部/取り付け部)が左右一対突設されている。この取り付け突起22、22は、上記取り付け突起4、4と同じ構造で、当該取り付け突起22、22には環状の上記連結環5、5が左右一対着脱自在に連結され、この連結環5、5にはさらに上記鎖6、6が連結され、この鎖6、6にはされに上記耳飾り部7、7が連結されている。他の構造は上記実施形態と同じである。
【0054】
上記、下記または本各実施形態の一部を他の実施形態の一部に取り込んだり置き換えたり入れ替えたりしてもよいし、上述、後述または本各実施形態の各部分の構成・構造は、上述または本実施形態の各部分の構成・構造にも、転用可能であるし、上述、後述または本実施形態の構成、作用、効果は、上述、後述または本実施形態の構成、作用、効果としても、記載されているものとする。さらに、上述、後述または本実施形態で記載されていないことは、上述、後述または本実施形態が参照される。
【0055】
本実施形態では、ヘアバンド部1の末端に耳飾り部7、7が取り付けられているから、耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5などがヘアバンド部1などにぶつかりにくく、ぶつかる音が出ず破損しにくく劣化しにくいし、耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5のヘアバンド部1への取り付け/取り外しでヘアバンド部1が邪魔になることがない。
【0056】
(4)他の実施の形態
本発明は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、上記ヘアバンド部1は、左右側方からみて直線状であったが、また左右一対の取り付け突起4、4、係止突起13、13は突起状であったが、カーブしていたり、分岐していたりなど、種々の形状でもよく、例えば、両耳Eの上部から両耳Eの後部に沿ってカーブしているカーブ部であってもよいし、ヘアバンド部1/頭部Hに複数装着されてもよい。
【0057】
この場合でも、係止取り付け部2、2、板部3、3、取り付け突起4、4、係止突起13、13は、ヘアバンド部1に沿ってスライドする。また、マスク本体11の紐部12、12が、上記カーブ部で、ヘアバンド部1にらせん状に巻き付けられたり、ヘアバンド部1のカーブ部で周回して当該カーブ部で係止されたりされる。この場合、このカーブ部が「係止部」となり、板部3、3、係止取り付け部2、2は省略可能である。
【0058】
係止突起13、13(係止部)は、板部3、3から垂直に突出する円柱状のほか、板部3、3の面に沿って板部3、3の上縁から側方つまり耳Eの斜め上方に突出する板状であってもよい。係止突起13、13、取り付け突起4、4の設けられる/取り付けられる方向は、ヘアバンド部1/係止取り付け部2、2/板部3、3の上下左右前後、これらの中間方向でもよく、突起だけでなく、ヘアバンド部1表面に形成された切り欠き部/凹みでもよい。
【0059】
係止突起13、13、取り付け突起4、4、取り付け突起22、22の形状は、突起でも凹みでもよく、貫通孔、貫通していない穴、凹部、凸部、直方体状、多面体状、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、鋸歯状、クリップ状、ジグザグ状、波状、円状、楕円状、山状、三角形、多角形、フック状、ホック状、コイル状、ひも状、板状、棒状、ブロック状、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状、これらの組み合わせ形状などでもよいし、無くてもよい。
【0060】
紐部12、12は、弾性的に伸縮しなくてもよく、材質はバンド、皮、鎖などでもよく、胸かけと一体/連結、手術着と一体/連結でもよく、右の紐部12/左の紐部12はそれぞれ結ばれて連結されたり解かれて分離されたり、右の上側の紐部12/左の上側の紐部12はそれぞれ結ばれて連結されたり解かれて分離されたり、右の下側の紐部12/左の下側の紐部12はそれぞれ結ばれて連結されたり解かれて分離されたりしてもよいし、無くてもよい。
【0061】
図3において、左または右の紐部12と紐部12の間に布が張られてもよく、これによりマスク本体11の左右縁が両耳付近まで延出される。この紐部12と紐部12の間の布は耳まで延長されて耳を覆ってもよい。また、マスク本体11の下縁は首、胸などまで延出されてもよいし、マスク本体11の上縁は目、頭部などまで延出されてもよい。
【0062】
係止取り付け部2、2、板部3、3、末端留め部21、21は、ヘアバンド状で、ヘアバンド部1の両先端からスライドして伸縮可能/出没可能となっていてもよい。この場合、係止取り付け部2、2、板部3、3、末端留め部21、21はヘアバンド部1より太くても細くてもよく同じ太さでもよい。
【0063】
同じ太さの時は、ヘアバンド部1の両先端にリングが側方に固定され、このリングの中を係止取り付け部2、2がスライド可能となり、また係止取り付け部2、2の先端にリングが側方に固定され、このリングの中をヘアバンド部1がスライド可能となる。この場合でも、係止取り付け部2、2はヘアバンド部1に対してスライド可能となる。上記リングどうしが当接すると、係止取り付け部2、2などがヘアバンド部1から取り外されるのを防止され、これが防止部8、8(防止部)となっている。
【0064】
係止取り付け部2、2、板部3、3は、ヘアバンド部1に着脱自在の、磁石、フック、ホック、縫合、ボルト及びナット、ねじ、面ファスナー、線ファスナー、縫合、接着剤、接着テープ、ホッチキス、ボタンとボタンホール、結んだり解いたりする紐などなんでもよいし、無くてもよい。
【0065】
係止取り付け部2、2、板部3、3は、ヘアバンド部1に設けた凹状アリ溝とこれにスライド可能に嵌め込まれる凸部でもよい。この場合、凹状アリ溝はヘアバンド部1の両末端で設けられず、係止取り付け部2、2などがヘアバンド部1から取り外されるのを防止する防止部8、8(防止部)となっている。
【0066】
上記係止取り付け部2、2、板部3、3、末端留め部21、21は、他に、筒状のほか、直方体状、多面体状、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、鋸歯状、クリップ状、フック状、コイル状、ひも状、板状、棒状、ブロック状、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状、これらの組み合わせ形状などでもよい。
【0067】
上記係止取り付け部2、2、板部3、3、末端留め部21、21などは省略され、耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5は直接ヘアバンド部1に取り付けられてもよい。上記耳飾り部7、7の鎖6、6は複数/複数対でも省略されてもよく、連結環5、5に耳飾り部7、7が連結されてもよい。防止部8、8は複数/複数対でも省略されてもよい。さらに、連結環5、5は複数/複数対でも省略されてもよく、耳飾り部7、7が直接取り付け突起4、4に取り付けられてもよい。
【0068】
また、取り付け突起4、4、取り付け突起22、22は複数/複数対でも省略されてもよく、耳飾り部7、7が直接板部3、3、末端留め部21、21に取り付けられてもよい。さらに、板部3、3、末端留め部21、21は複数/複数対でも省略されて、耳飾り部7、7が直接係止取り付け部2、2、末端留め部21、21に取り付けられてもよい。板部3、3、末端留め部21、21は複数/複数対にされまたは分離され、例えば、上端と下端のみにされてもよい。
【0069】
耳飾り部7、7の取り付け位置/連結環5、5、取り付け突起4、4の位置は、ヘアバンド部1(係止取り付け部2、2、板部3、3)または耳E/耳溝Gの下部、上部、後部、下部、前部、中央部、末端、上端、下端、中途部分、これらの中間位置などどこでもよい。係止突起13、13の位置、紐部12、12の係止位置は、ヘアバンド部1(係止取り付け部2、2、板部3、3)または耳Eの下部、上部、後部、下部、前部、中央部、末端、上端、下端、中途部分、これらの中間位置などどこでもよい。
【0070】
連結環5、5、場合によって鎖6、6、連結環5、5、取り付け突起4、4、板部3、3、防止部8、8、取り付け突起22、22は、磁石、フック、ホック、縫合、ボルト及びナット、ねじ、面ファスナー、線ファスナー、縫合、接着剤、接着テープ、ホッチキス、ボタンとボタンホール、結んだり解いたりする紐などなんでもよいし、無くてもよい。マスク本体11、紐部12、12は複数でも省略されてもよい。紐部12、12、係止突起13、13、防止部8、8、耳飾り部7、7、係止取り付け部2、2、ヘアバンド部1は複数/複数対でも省略されてもよい。
【0071】
ヘアバンド部1は、頭部Hに掛けられるが、頭部Hの頂部から両耳Eの後部にかけてのほか、両耳Eの下部、後頭部、前頭部、首部、これらの中間、両耳Eを繋ぐような方向のほか、これに直交する方向、これらの中間の方向など、どのような方向でもよい。ヘアバンド部1は、ヘアバンド、カチューシャ、ターバン、ヘアカバー等でもよく、細長い棒状、板状のほか、バンド状、帽子状、網状、かつら状、ヘッドフォン状、髪飾り状、眼鏡状、ヘルメット状、網状など、頭部Hに装着できれば、形状、機能は問わない。耳飾り部7、7は、補聴器状、イヤホン状、多面体状、円柱状、球状、卵状、半球状、ひょうたん形状、板状、棒状、ブロック状、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよい。
【0072】
防止部8、8の突出方向は、前後方向のほか、左右方向、ヘアバンド部1の末端の全周囲、凸部のほか、凹部でもよい。上記左右一対の係止突起13、13(係止部)は、左右でそれぞれ複数でもよく、左右一対の紐部12、12がそれぞれ複数箇所で掛けられて/係止される。係止取り付け部2、2、板部3、3、取り付け突起4、4、係止突起13、13、取り付け突起22、22は、ヘアバンド部1に対してスライドせず固定されていてもよい。
【0073】
上記左右一対の取り付け突起4、4(取り付け部)と左右一対の係止突起13、13(係止部)との間隔は、それぞれの耳E(耳溝G)の上縁/上後と耳たぶの中央/下/上との間隔より、長くても、短くてもよい。この場合、筒状の布製などの係止取り付け部2、2の長さが上記間隔より長くされたり、中途部で折り返されて重ねられて短くされたりされる。この場合、板部3、3は、幅方向の折り目が複数形成され折り畳まれる。
【0074】
上記ヘアバンド本体1、係止取り付け部2、2、板部3、3、取り付け突起4、4、連結環5、5、鎖6、6、耳飾り部7、7、防止部8、8、マスク本体11、紐部12、12、係止突起13、13、末端留め部21、21、取り付け突起22、22は、単数でも複数でも3つ以上でもよいし、これらそれぞれの構成、動作、作用、工程または機能の一部または全体は省略されてもよいし、分割分離されてその数が増えても減ってもよいし、左右対称でなくともよく、その形状は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよいし、向きは図示のもののほか、90度、0度乃至180度、上下、左右、前後、表裏、手前、奥に傾斜/向きを変えて/反転されて使用されてもよく、それぞれの寸法の相対的大小は切り換えられてもよいし同じでもよく、一部または全部省略されてもよいし、形状は平坦、カーブしていてもよいし、穴が開いていてもよいし、凹凸があってもよいし、方形、長方形、正方形、三角形、円板、楕円板、多角形板、台形板、半楕円形、平行四辺形、菱形、多角形、三角形、台形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状、十字形、L字形、H字形、I字形、U字形、T字形、C字形、O字形、N字形、M字形、X字形、J字形、Y字形、E字形、F字形、S字形、V字形、その他の平面形状、曲面、角張った形状、直方体状、多面体状、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、鋸歯状、クリップ状、フック状、コイル状、ひも状、板状、棒状、ブロック状、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状、これらの組み合わせ形状、段差状、網状、枠状、シート状、メッシュ状、ブラインド状、スリット状、多数の穴があいたもの、これらの中央等に穴があいたもの、これらの組み合わせ複合形などでもよいし、一部または全部省略されてもよいし、材質は金属製、木製、竹製、硬質ウレタン製、軟質ウレタン製、軟質樹脂製、硬質樹脂製、発泡樹脂製、樹脂製、金属製、ガラス製、綿製、布製、糸製、繊維製、ゴム製、紙製、セラミック製、カーボン製、粘土製、液体または気体を密封した物、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製でもよいし、網状、透明でも、半透明でもよいし、省略されてもよい。
【0075】
(5)他の発明の効果
[1]棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、 このヘアバンド部の左右両末端に取り付けられ、上記両耳付近に取り付けられる左右一対の取り付け部と、 この左右一対の取り付け部にそれぞれ着脱自在に取り付けられる左右一対の耳飾り部とを備えたことを特徴とするヘアバンド。
【0076】
[2]棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、 上記頭部の口に密着して、当該口全体をほぼ隙間なく覆うマスク本体と、 このマスク本体の上記口に対してほぼ左右対称の位置に一端がそれぞれ取り付けられた弾性的に伸縮する左右一対の紐部と、 この左右一対の紐部は、それぞれ、上記マスク本体から伸び、上記頭部の両耳のつけ根の溝の上部から後部を経て下部を周回するとともに、上記ヘアバンド部に設けられた左右一対の係止部に係止されて、両耳の溝の上部、後部及び下部に強く当接せず、緩やかに触れる及び離間するのみで、耳の溝の下部を経て、上記マスク本体に他端がそれぞれ取り付けられ、この他端の取り付け位置は上記口に対してほぼ左右対称の位置に取り付けられ、この左側の紐部の他端のマスク本体への取り付け位置と上記左側の一端のマスク本体への取り付け位置とは所定距離離間されており、上記右側の紐部の他端のマスク本体への取り付け位置と上記右側の一端のマスク本体への取り付け位置とは所定距離離間されていることを特徴とするヘアバンド。
【0077】
[3]棒状で、装着される頭部より小さくなるようにカーブしており、弾力性があり、当該カーブを弾性的に広げて当該頭部に弾性的に装着され、頭部から両耳の後部にかけて着脱自在に装着され、当該左右両耳下部付近から左右の顎部付近で、上記棒状の左右両末端となっているヘアバンド部と、 このヘアバンド部に対してスライド可能に取り付けられ、上記両耳付近に取り付けられる左右一対の取り付け部と、 この左右一対の取り付け部にそれぞれ着脱自在に取り付けられる左右一対の耳飾り部とを備えたことを特徴とする請求項2記載のヘアバンド。 これにより、ヘアバンド部に対して耳飾り部の取り付け位置をスライドして調整でき、耳飾り部の取り付け位置を両耳の耳たぶ付近、その他の最適な位置にスライドできる。
【0078】
[4] 上記左右一対の取り付け部と上記左右一対の係止部との間隔は、上記頭部の左右それぞれの耳の溝の上縁と耳たぶとの間隔にほぼ等しいことを特徴とする請求項3記載のヘアバンド。 これにより、取り付け部を上記ヘアバンド部に対してスライドするだけで、耳飾り部の取り付け位置とマスク本体の紐部の係止位置とを連動して最適位置に同時にスライドできる。
【0079】
[5]上記左右一対の取り付け部が上記ヘアバンド部から取り外されるのを防止する防止部が、上記ヘアバンド部または当該取り付け部に左右一対取り付けられていることを特徴とする請求項4記載のヘアバンド。 これにより、上記スライド可能な取り付け部が、ヘアバンド部から抜け落ちてしまい、取り付け部、耳飾り部などを紛失してしまったり、取り付け部をヘアバンド部に付け直したりする手間が不要になる。
【0080】
[6]上記左右一対の係止部は、左右でそれぞれ1つであり、上記左右一対の紐部がそれぞれ一箇所で係止されることを特徴とする請求項5記載のヘアバンド。 これにより、ヘアバンド部及びマスクの構造が簡単となり、複数個所で紐部を係止しなくとも済み、マスク本体の紐部の取り付け/取り外しが容易となる。
【0081】
[7]上記左右一対の係止部は、上記左右一対の取り付け部に対して、別体で分離されていることを特徴とする請求項6記載のヘアバンド。 これにより、マスクの紐部が係止されている係止部が、耳飾り部が取り付けられている取り付け部と別体のため、マスクをはずすとき、マスクの紐部が耳飾り部などに、引っかかることがなくなり、容易にマスクを外すことができる。
【0082】
[8]上記左の取り付け部は上記左の係止部と兼用され、上記右の取り付け部は上記右の係止部と兼用されていることを特徴とする請求項6記載のヘアバンド。 これにより、取り付け部または係止部は、いずれか一方のみにすることができ、ヘアバンド部及びマスクの構造が簡単となる。
【0083】
[9]上記左右一対の耳飾り部は上記左右一対の取り付け部から取り外され、上記マスク本体の両耳付近の左右一対の紐部に取り付けられ、当該耳飾り部は当該紐部に対して移動しないように当該取り付け位置を固定する固定部が上記紐部に設けられていることを特徴とする請求項7または8記載のヘアバンド。 これにより、マスクの着脱で耳飾り部7、7、鎖6、6、連結環5、5などが引っかかることがなくなり、容易にマスクを外すことができる。
【0084】
[10]上記ヘアバンド部の左右一対の係止部は、上記ヘアバンド部の左方の表面及び右方の表面から突出された左右一対の突出部であることを特徴とする請求項9記載のヘアバンド。 これにより、マスク本体の紐部を容易に係止したりはずしたりできる。
【0085】
[11]上記マスク本体の左右一対の紐部は、上記左右一対の係止部から外され、上記左右両耳/両耳溝付近の上記ヘアバンド部をほぼ周回して当該ヘアバンド部に係止されることを特徴とする請求項10記載のヘアバンド。 これにより、マスクの紐部はヘアバンド部に沿って自由に動くことができ、係止部を省略でき、係止部の位置の調整も不要となる。
【0086】
[12]上記左右一対の耳飾り部の一方または両方は、上記ヘアバンドから取り外され、スマートフォン、携帯電話に取り付けられることを特徴とする請求項11記載のヘアバンド。 これにより、耳飾り部をスマートフォン、携帯電話のアクセサリーとすることもできる。
【0087】
[13]上記ヘアバンド部は、上記両耳/両耳溝の上部から両耳の後部に沿ってカーブしているカーブ部を左右に備えていることを特徴とする請求項12記載のヘアバンド。 これにより、当該カーブを利用してこのカーブ部分に耳飾り部を取り付けでき、取り付け部が簡易になり、耳飾り部の取り付け/取り外しが容易になる。
【0088】
[14]上記左右一対の係止部は上記両耳の上部から両耳/両耳溝の後部に沿ってカーブしていることを特徴とする請求項13記載のヘアバンド。 これにより、当該カーブを利用してこのカーブ部分にマスクの紐部を係止でき、係止部が簡易になり、紐部の係止/取り外しが容易になる。
【産業上の利用可能性】
【0089】
マスクの紐で耳/耳溝の上部/後部/下部が擦れて痛くならない。耳飾り部の取り付け部が、ヘアバンド部に対してスライド可能になっており、耳飾りが最適位置からずれない。マスク本体11の紐部12、12がヘアバンド部1の係止取り付け部2、2及び板部3、3上端の係止突起13、13に掛けられて、両耳E/耳溝Gの上部/後部/下部に強く当接しない。耳飾り部7、7の連結環5、5は係止取り付け部2、2及び板部3、3下端に設けられた取り付け突起4、4に取り付けられる。
【0090】
係止取り付け部2、2及び板部3、3は筒状で伸縮性があり、ヘアバンド部1の任意の箇所に固定でき、ヘアバンド部1に沿って移動もできる。ヘアバンド部1の末端に防止部8、8があり、係止取り付け部2、2はヘアバンド部1を締め付けているので、係止取り付け部2、2がヘアバンド部1から容易に抜けない。1つの耳で紐部12を1つの係止突起13で係止するだけで、耳の上部から後部を経て下部全体として、紐部12が接触する箇所があっても、紐部12の当接が強くなく緩やかとなり擦れて痛くなることがない。
メッセージ

カチューシャイヤリングは、カチューシャの可愛らしさとイヤリングのおしゃれさを合わせたアクセサリーです。耳元を飾りながら一気におしゃれ度をアップさせることができます。デザインや素材も様々なので、自分に合った一つを見つけることができます。特別な場や普段のスタイリングにもぴったりで、ヘアスタイルに合わせてアレンジすることもできます。また、ギフトとしても喜ばれるアイテムです。トレンドとして注目されており、多くの人々に愛されています。ぜひ、自分の魅力を引き立てるために取り入れてみてください!
 
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
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