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家庭用品U
 
【発明の名称】デザイン傘
【出願人】
【識別番号】591095306
【氏名又は名称】黒瀬 吉夫
【住所又は居所】兵庫県尼崎市南塚口町一丁目4−17
【発明者】
【氏名】黒瀬 吉夫
【住所又は居所】兵庫県尼崎市南塚口町一丁目4−17
【要約】(修正有)
【課題】
風に強度が強く、雨水で背中や足の後ろが濡れることがなく、日傘としても外形デザイン性豊かな傘を提供する。
【解決手段】
上ろくろと上はじき間に新たに中ろくろを追加した。受け骨中心部分長さ方向に強化受け骨がスライド移動できる開口部分を施した。開口部分に傘の外形デザインに基づき1本1本長さが異なっていてもよい強化受け骨を通し、中ろくろと親骨露先との2ヶ所でだぼした。玉留めは傘の色々と異なった外形デザインに合った玉留めにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上ろくろ、上はじき、下ろくろ、下はじき、玉留め、手元が設けられた傘において、上ろくろと上はじき間に新たに中ろくろを追加組み入れした。追加組み入れした位置が特に重要である。
【請求項2】
外形デザインに基づき1本1本長さが異なっていてもよい複数本の強化受け骨、両端の一方端を新たに追加組み入れした中ろくろにだぼして、残りの一方端を親骨露先にだぼする。
【請求項3】
受け骨中心長さ方向に開口部分を施した。この開口部分は、傘を開閉する時、強化受け骨がスイライド移動するために必要な空間である。
【請求項4】
外形デザインに基づき傘を閉じた時、親骨がバラバラにならないためにデザイン玉留めを装着する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
上ろくろ、上はじき、下ろくろ、下はじき、玉留め、手元が設けられた傘において、風、雨、おしゃれな外形デザイン日傘等全ての面で構造的に強度を増すためと、傘からの雨水に濡れないためと、おしゃれなデザイン傘にするために、上ろくろと上はじき間に新たに中ろくろを追加した。傘を閉じた時、下ろくろは、下はじきに確保されて、中ろくろは上ろくろ方向に逆移動する構造である。
次に受け骨中心長さ方向に開口部分を施した。この開口部分は、傘開閉時に、強化受け骨がスイライド移動するために必要な空間である。この開口部分に、外形デザインに基づき1本1本長さが異なっていてもよい複数本の強化受け骨を、受け骨1本に強化受け骨1本を通して、新たに追加した中ろくろと、親骨露先との2ヶ所でだぼしている。傘を閉じる時、強化受け骨は、親骨方向にスライド移動して閉じられる構造である。
外形デザインに基づき強化受け骨の長さが1本1本異なっていてもよい。
外形デザイン基づき親骨露先がバラバラにならないようにデザイン玉留めで留める構造にしたデザイン傘に関する。
〔背景技術〕
〔特許文献1〕 特開 2002−306219
上ろくろ、上はじき、下ろくろ、下はじき、玉留め、手元が設けられた傘で、風に対して強度を増すために受け骨と強化受け骨が使用されており、受け骨と強化受け骨は共に一端を下ろくろにだぼしている。受け骨の残りの一端は親骨の長さの約半分の位置でだぼされており、強化受け骨の残りの一端は親骨露先に傘の開閉時、受け骨がスライド移動できるような支持具によって支持されている。
〔非特許文献1〕
上ろくろ、下ろくろ、上はじき、下はじき、玉留め、手元が設けられた傘で、受け骨と親骨は親骨長さの約半分の位置でだぼされている。
発行社名 INAX出版
出版本名 イナックスブックレットシリーズ傘3ページ
発行日 1995年09月05日
出版社住所 東京都中央区京橋3−6−18
TEL 03−5250−6556
特許文献1の傘に関して
風に対して、強度を増すために下ろくろに受け骨の一端と強化受け骨の一端がだぼされている。受け骨の残りの一端は親骨の長さの約半分の位置でだぼされており、強化受け骨は、親骨露先で支持されております。支持の方法はだぼすると傘が閉じられないから受け骨がスライド移動するように工夫された部品によって支持されております。しかしながら、この構造で傘を閉じた時、下ろくろは下はじきに確保されますが、強化受け骨の一端は下ろくろから下方に手元を通り越して下ろくろから強化受け骨の長さ分だけ下の位置にくるから、傘全体の長さが長くなる欠点を生じている。又この位置まで中棒を長くして玉留めした場合、今度は傘を開いて使用する時手元を持って傘をさすと、傘の位置が高すぎて傘の役目を果たさない欠点が生じる。
雨に対して、傘をさす時は手で持つ、または自転車のハンドルに固定して使用するため身体の中心より傘の中心が約30センチメートル前方になる。そのため傘から落ちてくる雨水で背中や足の後ろが濡れる欠点を有しておる。
日傘として、傘のデザインが貧弱である。
非特許文献の傘に関して
風に対して、強風にあおられ受け骨と親骨をだぼした部分で親骨が折れ曲がったり逆傘に変形する欠点がある。
雨に対して、傘をさす時は手で持つ、または自転車のハンドルに固定して使用するため身体の中心より傘の中心が約30センチメートル前方になる。そのため傘から落ちてくる雨水で背中や足の後ろが濡れる欠点がある。
日傘として、傘のデザインが貧弱である。
〔課題を解決するための手段〕
楕円形傘の図をもって説明する。傘の強度を増すために新たに中ろくろ図1のbを追加組み入れした。組み入れする位置が特に重要で、その位置は、上ろくろ図1のaと上はじき図1のm間でなければならない。
受け骨中心部分長さ方向図1の矢印方向に開口部分を施した。下ろくろ図1のcと親骨図1の17fとの2ヶ所でだぼした。
強化受け骨図1の1は、傘の外形デザインに基づき1本1本の長さが異なっていてもよい複数本1組を追加した。中ろくろ図1のbと親骨露先図1の1eと2ヶ所でだぼした。
玉留め図1のkの形状は、傘を閉じた時、傘の外形デザインに基づき親骨露先1本1本図3の1eから8eが中棒に接した時くる位置によって形状を決定する。
中棒図1のdの長さは親骨の一番長い長さ図4の1eの露先で決定する。
受け骨図1の17は下ろくろ図1のcと親骨図1の17fとの2ヶ所でだぼしている。強化受け骨図1の1を受け骨図2の斜線部分である開口部分に通して、強化受け骨図1の1と受け骨図1の17を図1のように組み、強化受け骨一方端を図1のb追加組み入れした中ろくろにだぼして、残りの一方端を親骨露先図1のeにだぼする。更に強化受け骨図1の1は受け骨図2の斜線部分である開口部分を図1の矢印方向に傘を開くときは、中棒側にスライド移動して、閉めるときは、親骨側にスライド移動する。この時、下ろくろと中ろくろは逆方向に移動して、下ろくろは下はじきに確保され中ろくろは上ろくろ方向に移動する。閉めたときの玉留め形状は傘の外形デザインに基づき親骨露先1本1本の位置によって異なった形状になる。中棒の長さは、親骨の長さの一番長い露先の位置、傘を閉めた時図1の1eが中棒図1のdと接触した位置で決定する。この新構造が本発明の傘である。
〔実施例〕
簡易実施例として、2本の同じ傘を用意して1本を解体した。解体しないほうの傘の中ろくろを組み入れ強化受け骨の一方端を針金でだぼした。残りの一方端を親骨露先に糸で頑丈にだぼした。傘を開けて触ってみると著しく強度が増している。
〔産業上の利用可能性〕
風雨の強い日は強度の強い傘として、降水量の多い日は背中や足の後ろが濡れない楕円形の傘を使用して、晴れた日はファッション日傘として、いろいろな異形のおしゃれなデザイン傘が楽しめて、利用方法が増す。
〔発明の効果〕
風に対して、受け骨強化受け骨共に全ての受け骨両端がだぼされているから強度が強い。
雨に対して、強度は満たされている楕円形傘を使用すれば傘から落ちてくる雨水で背中や足の後ろが濡れにくくなる。
日傘として、強度が強く色々と形が変わった異形のデザイン傘が楽しめる。
傘の利用度が増す。
施工方法、施工技術については現在までの知識で十分補える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一部拡大図
【図2】図1、中心部分長さ方向に開口部分を施した本発明受け骨A−A断面図
【図3】本発明強化受け骨を使用した楕円形傘正面図
【図4】本発明強化受け骨を使用した楕円形傘平面図
【符号の説明】
9、10、11、12、13、14、15、16 親骨
a 親骨をだぼしている上ろくろ
1、2、3、4、5、6、7、8 本発明強化受け骨
b 新たに組み入れた本発明中ろくろと本発明強化受け骨一端をだぼした部分
1e,2e,3e,4e,5e,6e,7e,8e 親骨露先と本発明強化受け骨残り一端をだぼした部分
17、18、19、20、21、22、23、24 中心部分長さ方向に開口部分を施した本発明受け骨
c 下ろくろと本発明開口部分を施した受け骨をだぼした部分
g 親骨と本発明開口部分を施した受け骨がだぼされる位置を示す円線
17f、18f、19f、20f、21f、22f、23f、24f 親骨と本発明開口部分を施した受け骨をだぼした部分
斜線部分 本発明開口部分を施した受け骨図1、A−A断面図の開口部分
d 中棒
m 上はじき
h 下はじき
k デザイン玉留
n 傘手元
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
連絡先
TEL  06−6426−9960
携帯 090−6372−0874
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