機械器具
【考案の名称】暖房補助具
【実用新案権者】
【識別番号】308009495
【氏名又は名称】島 義夫
【住所又は居所】福島県南相馬市小高区福岡字上岩崎29
【代理人】
【識別番号】100095359
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 篤
【代理人】
【識別番号】100143834
【弁理士】
【氏名又は名称】楠 修二
【考案者】
【氏名】島 義夫
【住所又は居所】福島県南相馬市小高区福岡字上岩崎29
【要約】 (修正有)
【課題】ファンヒーターの位置にかかわらず、室内全体を暖め、暖房効率の向上を図ることができる暖房補助具を提供する。
【解決手段】ファンヒーター2の温風吹出口2aの前に温風吹出口2aより低い位置で設置して使用される。ケース10と複数の金属製の円筒20とを有する。ケース10は側面部11と底面部とを有し、側面部11に温風取入口11cを有する。底面部の下部に温風取入口11cから離れた側を設置面から離す脚部12aを有する。各円筒20は各側面を温風取入口11cに向けてそれぞれ隣接させ、両端を側面部11に挟まれて底面部の上に配置されている。
【選択図】図1

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
ファンヒーターの温風吹出口の前に前記温風吹出口より低い位置で設置される暖房補助具であって、
ケースと複数の金属製の円筒とを有し、
前記ケースは側面部と底面部とを有し、前記側面部に温風取入口を有し、前記底面部の下部に前記温風取入口から離れた側を設置面から離す脚部を有し、
各円筒は各側面を前記温風取入口に向けてそれぞれ隣接させ、両端を前記側面部に挟まれて前記底面部の上に配置されていることを、
特徴とする暖房補助具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、ファンヒーターの熱を効率的に利用可能な暖房補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、暖房効率の向上を目的とし、ファンヒーターの噴出口からの温風をケース体の前面側へと導くための風洞部を備えたファンヒーター用温風ガイド付ユニットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−194393号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の暖房補助具は、ファンヒーターからの温風をガイドして、ファンヒーターから離れた場所を温風により暖めることができるが、ファンヒーターの周囲は逆に暖めにくいという課題があった。
【0005】
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、ファンヒーターの位置にかかわらず、室内全体を暖め、暖房効率の向上を図ることができる暖房補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本考案に係る暖房補助具は、ファンヒーターの温風吹出口の前に前記温風吹出口より低い位置で設置される暖房補助具であって、ケースと複数の金属製の円筒とを有し、前記ケースは側面部と底面部とを有し、前記側面部に温風取入口を有し、前記底面部の下部に前記温風取入口から離れた側を設置面から離す脚部を有し、各円筒は各側面を前記温風取入口に向けてそれぞれ隣接させ、両端を前記側面部に挟まれて前記底面部の上に配置されていることを、特徴とする。
【0007】
ファンヒーターは、灯油式のヒーターのほか、電気式のヒーターでもよい。円筒は、スチールから成ることが好ましいが、アルミニウム、銅などから成ってもよい。円筒は、4〜10本から成ることが好ましい。ケースは、木製が好ましい。
【0008】
本考案に係る暖房補助具は、温風取入口をファンヒーターの温風吹出口に向け、温風吹出口の前に温風吹出口より低い位置で設置して使用する。温風吹出口から吹き出す温風は、複数の金属製の円筒の上を流れ、温風吹出口から離れた位置まで運ばれる。金属製の円筒の上面に当たった温風は、円筒の凹凸により反射して拡散する。金属製の円筒は、温風吹出口から吹き出す温風により暖められ、輻射熱を放射する。その輻射熱により周囲を暖めることができる。こうして、ファンヒーターの位置にかかわらず、室内全体を暖め、暖房効率の向上を図ることができる。
本考案に係る暖房補助具は、金属製の円筒の上にタオルを乗せて、足温器やあんかとして利用してもよい。複数の金属製の円筒の一部を抜き出して、腰や腹などに当てて暖めてもよい。
【考案の効果】
【0009】
本考案によれば、ファンヒーターの位置にかかわらず、室内全体を暖め、暖房効率の向上を図ることができる暖房補助具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案の実施の形態の暖房補助具を示す斜視図である。
【図2】図1の暖房補助具を示す縦断面図である。
【考案を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本考案の実施の形態を示している。
図1に示すように、本考案の実施の形態の暖房補助具1は、ケース10と複数の金属製の円筒20とを有している。ケース10は、木製で、側面部11と底面部12とを有している。暖房補助具1は、市販の灯油式ファンヒーター2とともに使用される。ファンヒーター2は、家庭用電源に接続され、ファンにより温風吹出口2aから温風を吹き出すようになっている。
【0012】
側面部11は、正面材11aと2つの側面材11bとから成っている。正面材11aは、直方体状の細長い板材から成る。正面材11aは、温風吹出口2aとほぼ同じ長さを有している。2つの側面材11bは、互いに同一形状を有している。各側面材11bは、正面材11aと幅と厚さが同じで、正面材11aより長い板材から成る。各側面材11bはそれぞれ一端が正面材11aの一端に垂直に固定され、側面部11はコの字状の平面形状を有している。側面部11は、正面材11aと対向する位置に温風取入口11cを有している。
【0013】
底面部12は、長方形の板材から成り、側面部11の内側を覆うよう側面部11の底部に固定されている。底面部12は、正面材11aの下部に突出する脚部12aを有している。脚部12aにより、温風取入口11cから離れた側が設置面から浮いた状態に離される。脚部12aにより、底面部12の熱が設置面に伝わりにくくなっている。ケース10は、ファンヒーター2の温風吹出口2aより低い高さを有している。
【0014】
各円筒20は、それぞれ長さ、太さおよび厚さが同一のスチール製で、2つの側面材11bの間隔とほぼ同じ長さを有している。円筒20は、6本の例を示しているが、2本以上であれば何本でもよい。各円筒20は、50mm径、厚さ1mm程度のものが好ましいが、限定されるものではない。各円筒20は、各側面を温風取入口11cに向けてそれぞれ隣接させ、両端を各側面材11bに挟まれて底面部12の上に配置されている。各円筒20は、ケース10の内部に配置されて、各側面材11bの底面部12より上の高さとほぼ同じ高さを有している。
【0015】
次に、作用について説明する。
暖房補助具1は、温風取入口11cをファンヒーター2の温風吹出口2aに向け、温風吹出口2aの前に温風吹出口2aより低い位置で設置して使用する。温風吹出口2aから吹き出す温風は、複数の金属製の円筒20の上を流れ、温風吹出口2aから離れた位置まで運ばれる。金属製の円筒20の上面に当たった温風は、円筒20の凹凸により反射して拡散する。金属製の円筒20は、温風吹出口2aから吹き出す温風により暖められ、輻射熱を放射する。その輻射熱により周囲を暖めることができる。こうして、ファンヒーターの位置にかかわらず、室内全体を暖め、暖房効率の向上を図ることができる。
【0016】
暖房補助具1は、金属製の円筒20の上にタオルを乗せて、足温器やあんかとして利用してもよい。複数の金属製の円筒20の一部を抜き出して、腰や腹などに当てて暖めてもよい。
【符号の説明】
【0017】
1 暖房補助具
2 ファンヒーター
2a 温風吹出口
10 ケース
11 側面部
11a 正面材
11b 側面材
11c 温風取入口
12 底面部
12a 脚部
20 円筒
【図1】
【図2】