機械器具
【発明の名称】フランジ養生プレート
【出願人】
【識別番号】514129992
【氏名又は名称】古味 静夫
【住所又は居所】千葉県市原市南国分寺台1−7−23
【発明者】
【氏名】古味 静夫
【住所又は居所】千葉県市原市南国分寺台1−7−23
【要約】   (修正有)
【課題】石油化学コンビナートの工場の定期検査工事に於いて、機器、配管を養生したテープの取外し忘れやガスケットの選定ミスを防止するフランジ養生プレートを提供する。
【解決手段】透明プラスティックシートをフランジ規格に合せて製作し、規格と寸法を併記したフランジ養生プレート1は、ボルト穴を2箇所以上は必ずボルトが入らない構造として、フランジ養生プレートを取外さないと工事が出来ない構造とする。ガスケットの選定ミスを防止するために、寸法と規格を併記する。機器廻りにあるJIS規格とJPI規格の違いを目視で確認するため、養生プレートを色分けする。フランジ養生プレート1を透明にすることにより、フランジ養生プレート1を取外ししなくとも、フランジシート面及び内部の確認が出来る構成とした。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工場での工事作業を正確、確実に行うために、フランジに取り付けてフランジ及び配管内部を養生するために使用する。フランジ規格(外径、ボルト穴径、穴数)が一致することを確認できる構造とするとともに製作した規格および寸法を表示した構造とするフランジ養生プレート(1)
【請求項2】
透明のプラスティックを使用し取り付け後フランジ面及び菅内が確認できる構造とするフランジ養生プレート(1)
【請求項3】
ガスケットと確実に区別するため、ボルト穴径は対角の2箇所は規格寸法として、他はボルトが入らない穴径とする構造を持つフランジ養生プレート(1)
【請求項4】
規格の違いがひとめでわかるように色分けしているフランジ養生プレート(1)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、工事作業に於ける機器、配管のフランジ養生方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現状の工事作業では、フランジを取り外した時、下記のような方法でフランジ養生を行っている。
(1)フランジのシート面(16)又はシート面を含む全面(17)にガムテープ、パイオランテープ等を貼り、フランジのシート面の保護と配管内部に異物が入るのを防止している。
(2)プラスティックの押込み型(14)養生板があるが、配管内部に押し込み固定する構造(12)のため、固定部分が邪魔して、保管時場所を取るため、整理しづらい。
(3)フランジにビニール袋(19)を被せ、ビニールテープ(20)を巻いて保護している。
(4)マンホール等の大口径フランジは、防水シート(21)でフランジごと包み、紐(22)を巻いて縛り保護している。
(5)新品の機器ではプラスティックの凸型(12)を内部に押込みフランジ面の保護(13)をしている場合がある。
(6)新品の機器ではシート面を含めてガムテープ(17)で貼り保護している場合がある。
(7)新品の機器ではベニヤ板(11)をフランジ形状に製作しフランジ面に取り付けフランジ面を養生している場合がある。
【発明の概要】
【0003】
透明プラスティックシートをフランジ規格(照合に必要な寸法)に合せて製作し、フランジ養生プレート(1)を作る。取外したフランジ(7)とフランジ養生プレート(1)を照合後、インシュロック(10)又は紐でボルト穴を利用してフランジに固定する。工事前にフランジの規格を調べ必要枚数準備し、工事箇所にあったフランジ養生プレート(1)を工事作業時、持参してフランジを開放し、解放直後にフランジ養生すれば、養生時間の短縮及びフランジ規格の再確認が出来る。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現状行われているフランジ養生方法で、ガムテープ、パイオランテープを貼り付ける方法(16.17)は、復旧時に取外し忘れや、保護期間中にフランジの手入れ不足により剥がれることがある。
【0005】
現状行われているフランジ養生方法で、プラスティックの押込み型養生板(13.14)はあるが、配管内部に押し込み固定する部分(12)が保管時邪魔になる。又シート面のみ保護する方法(13)は復旧時取り外し忘れを起こすことがある。
【0006】
現状行われているフランジ養生方法で、ビニール袋(19)は強度がなく破ける。ビニールテープ(20)は一度外すと接着性が失われて外れやすくなる。防水シート(21)は必要最小限に切って使わないと嵩張る。又工事が終了するとゴミになる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
透明プラスティックシートをフランジ規格(照合に必要な寸法)で製作しフランジ養生プレート(1)を作る。フランジ養生プレート(1)は、規格及び、呼び圧力、呼び径ごとに製作するため、種類は多くなるが規格ごとに製作する。
【0008】
フランジ養生プレート(1)のボルト穴は対角に2箇所規格どおりの穴を開け、他は、ボルトが入らない寸法とする。(絶対に組込出来ない構造)
【0009】
フランジ養生プレート(1)は一見して規格がわかるようにする。例として書けば、JIS規格はブルー系、JPI規格はピンク系の透明シートとして色分けする。
【0010】
【表1】

【発明の効果】
【0011】
化学工場の定期補修工事でこのフランジ養生プレート(1)を多用した場合下記の効果が期待できる。
(1)養生作業時間が短縮できる。フランジ面が汚れていてもボルト穴を利用してフランジ養生プレート(1)をインシュロック(10)またはバインド線で固定する為、フランジ面を清掃しなくともフランジの養生ができる
(2)フランジ養生プレート(1)の取り付け後は、透明プレートで養生面が見える為、取り外ししなくともシート面及び内部が確認できる。
(3)図面で確認した規格のフランジ養生プレート(1)を工事予定箇所に持参して工事すれば取外し直後に養生できる。間違いがあれば早く気付く。
(4)規格(JIS、JPI)ごとに、薄く色分けしたフランジ養生プレート(1)にして、見た目で規格がわかるようにする。
(5)マンホールのフランジ養生プレート(1)は、取外し、取り付けの頻度が高い。取外し、取り付けが容易で内部が確認できるフランジ養生シート(1)は当部では特に有効利用できる。
(6)安全弁、調節弁等の機器は工場外に持ち出して補修することがあるがフランジ養生プレート(1)を固定する時、インシュロック(10)を使えば確実な養生ができる。
(7)フランジ養生プレート(1)は規格のボルト穴を対角に2箇所開け他の穴は固定用としてボルトが入らない寸法とする。これによりフランジ養生プレートを取外さないと復旧出来ない構造とする。
(8)フランジ養生プレート(1)は再使用できる。保管時は形状がシンプルであり場所を取らない。例)外径φ500×と1000枚×2mm厚みとすると0.5m×2mのスペースで済む
(9)フランジ養生プレート(1)を立てて保管しサイズ順に並べておけば、必要サイズを簡単に探すことが出来る。本棚のイメージ
(10) 余分なシート養生がなくなり、現場がすっきりする。
(11) 新ガスケットをフランジ養生プレート(1)とフランジ間に入れて取り付けておけば、復旧時にガスケットを準備する手間がなくなるとともに現場に仮置きする新ガスケットの保護を兼ねることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 設計したフランジ養生プレート(1)で、外径(2)と規格どおりのボルト穴(4)と使用ボルト径より小さい固定用穴(5)を持つ構造でかつ規格と寸法を表記したものとする。
【図2】 フランジ養生プレート(1)をフランジのボルト穴(8)を利用して、インシュロック又はヒモ(10)で取り付けしたイメージ図。
【図3】 新しい機器のフランジ養生の例で、ベニヤ板(11)でフランジのボルト穴にインシュロックまたはヒモで固定する。プラスティック製固定部(12)を持ち配管内部(パイプ内)に押込む型。13と14の違いはフランジシート面までの養生(13)かフランジ外径の寸法としてボルトが入らない工夫をした(14)かの違いである。
【図4】 ガムテープ又はパイオランテープの養生範囲をイメージした図で、フランジシート面(16)のみ養生、シート面と配管内部まで(17)、フランジ全面(18)養生を表す。
【図5】 ビニールシート(19)養生、防水シート(21)養生のイメージ図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
フランジ規格に順じた養生プレートで、外径、ボルトピッチダイヤ、ボルト穴径、穴数を、開放したフランジと照合できる構造を持つフランジ養生プレート(1)
【0014】
上記で不一致が発生した場合、当該フランジ規格を探す一助とする為の表記(表1)を持つフランジ養生プレート(1)
【0015】
透明のプラスティックを使用して製作し、フランジに取り付け後、フランジシート面及び内部が確認できる材料としたフランジ養生プレート(1)
【0016】
フランジを復旧した時、ガスケットと間違えないように、養生シートのボルト穴は対角に2箇所のみ規格のボルト穴を開け、他の穴はボルトが貫通しない径としたフランジ養生プレート(1)
【0017】
規格がひとめで判るように色分けしたフランジ養生プレート(1)例(JIS規格はブルー系、JPI規格はピンク系)等
【産業上の利用可能性】
【0018】
化学工場の定期補修で、フランジ養生プレート(1)使用を考えたが、規格フランジを持つ機器製作後のフランジ養生に利用できる。この場合は、インシュロックを使えば、しっかり個縛できる。
ゲート弁、グローブ弁、ボール弁、安全弁、調整弁、ポンプ、ファン、コンプレッサー等の規格フランジを使用している機器に利用できる。取外し後の、フランジ養生プレート(1)はゴミとならずフランジ養生プレート(1)として再使用できる。
上記
【符号の説明】
【0019】
1 フランジ養生プレート
2 規格外径
3 規格ボルトピッチ径
4 規格ボルト穴径
5 固定用穴 ボルトが貫通しない小径とする。
6 規格、寸法表示
7 フランジ
8 ボルト穴
9 配管
10 インシュロック、バインド線、ヒモ
11 ベニヤ板
12 プラスティック製配管内に押込み固定する部位
13 鍔がフランジシート面までのもの
14 鍔がフランジ外径面までのもの
15 配管内径
16 斜線部が養生範囲を示すもの(シート面のみ)
17 斜線部が養生範囲を示すもの(シート面と配管内部)
18 斜線部が養生範囲を示すもの(全面)
19 ビニール袋
20 ビニールテープ
21 防水シート
22 ヒモ
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】