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事務用品
 
【発明の名称】数学、幾何学の教習目的の為の正多面体セット
【出願人】
【識別番号】503416984
【氏名又は名称】藤沢 章
【住所又は居所】新潟県新潟市河渡一丁目五番五号
【発明者】
【氏名】藤沢 章
【住所又は居所】新潟県新潟市河渡一丁目五番五号
【要約】
【課題】
従来、正多面体は個別に説明され相関関係について触れられることは少なかった。この関係をわかりやすくするための模型が本発明である。
【解決手段】
透明なプラスチックの正多面体を正二十面体(小)、正八面体、正四面体、正六面体、正十二面体、正二十面体(大)の順に組み合わせ、その稜の長さ等の資料を表として添付する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正多面体の包含関係をわかりやすく説明することが出来る模型。
【請求項2】
正多面体の稜の長さ、距離、対頂点の距離、対面の距離、表面積、体積等の計算を通して数学の学力の向上をはかるための模型及び計算例。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
この発明は透明なプラスチックの正多面体を組み合わせ、従来個別に説明されていた正多面体の性質を総合的に視覚的にわかりやすく説明するための模型に関するものである。
【背景技術】
従来の正多面体セットは正二十面体と正十二面体、正十二面体と正六面体、正六面体と正四面体、正四面体と正八面体に関する包含関係については触れられているが、正八面体と正二十面体の関係について触れている模型はない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
正八面体と正二十面体の包含関係を示す模型を開発することによって、正二十面体から正十二面体、正六面体、正四面体、正八面体、そして再び正二十面体に戻るという循環関係を視覚的に簡単に理解できるようにするものであり、かつ各々の正多面体の相関関係を明らかにするものである。
【課題を解決するための手段】
まず、各々の正多面体の稜の比が必要である。これは計算すると以下のようになる。詳細は表に示す。
正二十面体(大) 100.0
正十二面体 53.9
正六面体 87.3
正四面体 123.4
正八面体 61.7
正二十面体(小) 33.3
次に組み立て方を以下のように示す。詳細は図面に示す。
・正二十面体(小)の頂点を、正八面体の稜を黄金分割した点に合わせる。
・正八面体の頂点を、正四面体の稜の中点に合わせる。
・正四面体の稜を正六面体の面の対角線に合わせる。
・正六面体の稜を正十二面体の面の対角線に合わせる。
・正十二面体の頂点を正二十面体の面の中心に合わせる。
【表】
【0005】
【表1】
本発明の稜の長さ、対頂点の距離、対面の距離、対稜の距離、面の角度、面の面積、表面積、体積の比、及び実寸(単位mm)。
式と上段の数値は比、下段の数値は実寸を表す。
【発明の効果】
この模型を中学生、高校生にみせると非常に興味を示してくれ、さらに表をみせると正多面体の相互関係が簡単に理解でき、計算練習に最適との感想だった。
【発明を実施するための最良の形態】
以上のようにしてできた模型は、正二十面体(大)→正十二面体→正六面体→正四面体→正八面体→正二十面体(小)というふうに循環し、正二十面体の(大)と(小)との大きさの比は3:1である。
【発明の詳細な説明】
【図1】 本発明の正面図
【図2】 本発明の右側面図
【図3】 本発明の平面図、
【図2】と同じ。
【符号の説明】
1 正二十面体(大)
2 正十二面体
3 正六面体
4 正四面体
5 正八面体
6 正二十面体(小)
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
試作品説明
試作写真
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