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【考案の名称】多機能加湿器 【実用新案権者】 【識別番号】592127714 【氏名又は名称】鎗柄 広宜 【住所又は居所】兵庫県西脇市西脇577番地 【代理人】 【識別番号】100082429 【弁理士】 【氏名又は名称】森 義明 【代理人】 【識別番号】110002295 【氏名又は名称】弁理士法人M&Partners 【考案者】 【氏名】鎗柄 広宜 【住所又は居所】兵庫県西脇市西脇577番地 【要約】 (修正有) 【課題】空間の加湿機能のみならず、加湿器が発する水蒸気の熱を効率的に活用できる多機能加湿器を提供する。 【解決手段】本考案の多機能加湿器10は、水を加熱蒸発させて得た水蒸気をスチーム吹出口16より吹出して室内を加湿するスチーム式の加湿器であって、前記スチーム吹出口16に五徳18を取着した。 【選択図】図1 ![]() ![]() 1、 付加価値のついた分だけ商品単価を上げられる。 2、 包装に特徴を印刷することで商品を手に取りやすくする。 3、 ロイヤリティーは工場出荷の2%でお客様単価の1%になるよう希望したい。 1. The unit price of the product can be increased by the amount of added value. 2. Printing features on the packaging makes the product easier to pick up. 3. We would like royalties to be 2% of the factory shipment price and 1% of the customer's unit price. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 水を加熱蒸発させて得た水蒸気をスチーム吹出口より吹出して室内を加湿するスチーム式の加湿器であって、 前記スチーム吹出口に五徳を取着した、ことを特徴とする多機能加湿器。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、スチーム加湿器の多機能化に関するものである。 【背景技術】 【0002】 この種の多機能加湿器には、従来では、下記の特許文献1(日本国・特開2001−50563号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。 すなわち、加湿手段を備えた加湿部と、前記加湿部に水を供給する給水用タンクを備えた給水部と、前記加湿部を加熱する蒸気発生装置とから構成される。前記蒸気発生装置をコントロールし、運転モードを切り換えることができる制御部を設ける。前記給水用タンクは本体内の給水部に設置され、前記給水用タンクの近傍にパイロットランプを設ける。そして、前記給水用タンクの近傍に位置する本体にその外部に光を透過する露出部を設け、前記パイロットランプが点灯したときにパイロットランプの光が前記給水用タンク及び前記露出部を透過し、本体外部を照射することを特徴とする。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】 特開2001−50563号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0004】 上記の従来技術には次の問題がある。 すなわち、加湿器に室内の加湿以外にイルミネーションとしての効果を付加しているため、多機能加湿器と言うことができる。しかしながら、水を加熱して得た水蒸気の熱を余すことなく有効に活用できるものではなく、技術的に意義のある機能が付加されているとは言い難い。 それゆえに、本考案の目的は、空間の加湿機能のみならず、加湿器が発する水蒸気の熱を効率的に活用できる多機能加湿器を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記の目的を達成するため、本考案は、例えば図1に示すように、多機能加湿器10を次のように構成した。 水を加熱蒸発させて得た水蒸気をスチーム吹出口16より吹出して室内を加湿するスチーム式の加湿器であって、前記スチーム吹出口16に五徳18を取着したことを特徴とする。 この考案では、五徳18の上にヤカンや鍋を置くことによって、スチーム吹出口16より吹出して来る水蒸気の熱で、ヤカンや鍋の中身をゆっくりと加熱及び調理することができる。 【考案の効果】 【0006】 本考案によれば、空間の加湿機能のみならず、加湿器が発する水蒸気の熱を効率的に活用できる多機能加湿器を提供することができる。 【図面の簡単な説明】 【0007】 【図1】本考案における多機能加湿器の一実施形態を示す斜視図である。 【考案を実施するための形態】 【0008】 以下、本考案の一実施形態を図1によって説明する。まず、図1は本考案における一実施形態の多機能加湿器10を示す斜視図である。この図が示すように、本実施形態の多機能加湿器10は、電熱ヒーターで水を温めて発生させた水蒸気を用いて室内を加湿するスチーム式の加湿器であって、高さの異なる2つの部材、すなわち、背の高い円筒状部材12aと背の低い楕円筒状部材12bとが、A矢視形状が略L字状となるように連結された本体12を有する。 【0009】 この本体12を形成する楕円筒状部材12bの上部には、本体12内へ水を供給するための給水タンク14が着脱自在に取付けられる。この給水タンク14から本体12内へと供給された水は、図示しないが円筒状部材12a内の底部に設けられた蒸発皿などからなる加湿部へと送られる。この加湿部では蒸発皿に供給された水が電熱ヒーターによって温められ水蒸気が生成される。 【0010】 そして、加湿部で発生した水蒸気は、円筒状部材12aの内部に形成されたスチーム配管(図示せず)を通って、円筒状部材12aの天井面に開設されたスチーム吹出口16から室内へと供給される。 【0011】 なお、本体12内には、上述した各部材の他に、図示しないが電熱ヒーターの作動を制御する制御部などが設けられており、本体12の外側には、運転スイッチ20や各部を作動させるための電力を供給する電源コード22などが取り付けられている。 【0012】 そして、本考案の多機能加湿器10では、スチーム吹出口16に五徳18が取着される。図示実施形態では、A矢視でスチーム吹出口16の直径よりも広幅の略M字形状に形成された一対の金属線材18a及び18bを、スチーム吹出口16上で水平方向(A矢視での前後方向)に離間配置させて五徳18が形成されている。 【0013】 以上のように構成された多機能加湿器10を使用する際には、先ず始めに、給水タンク14に所定量の水を入れて本体12にセットする。続いて、電源コード22の先のプラグ22aを図示しないコンセントに挿して本体12を電源に接続する。そして、本体12の運転スイッチ20をオンにして電力を供給すると、図示しない加湿部が作動し、本体12内で水が加熱されて水蒸気が発生し、その水蒸気がスチーム吹出口16を介して室内へと供給される。その際、五徳18の上に水を入れたヤカンや鍋などを載置すると、ヤカンや鍋などに入れた水が上記の水蒸気によって徐々に加熱されて熱湯を得ることができるようになる。 【0014】 本実施形態の多機能加湿器10によれば、電力を使って水蒸気を発生させ、その水蒸気の熱を加湿のみならず湯沸かしなどに再活用しているため、ガスを燃焼させた火力でお湯を沸かすコンロなどに比べて安全である。また、使用中に二酸化炭素などの発生もないため、車中泊を行なう自動車内のような狭い空間でも安全に加湿と湯沸かしを行なうことができる。 【0015】 また、五徳18を、図1におけるA矢視で略M字形状に形成された一対の金属線材18a及び18bをスチーム吹出口16上で前後方向にて離間配置させて形成しているので、五徳18に載置したヤカンや鍋の底面に当たった水蒸気が当初結露した場合、その結露水が金属線材18a及び18bを伝ってスチーム吹出口16内へと滴下して本体12内へと戻されるようになる。このため、スチーム吹出口16の周囲が結露水で濡らされるのを防止することができる。 【0016】 なお、上述の実施形態では、高さが異なる2つの部材を図1におけるA矢視形状が略L字状となるように連結して本体12を構成する場合を示しているが、この本体12の形状は、これに限定されるものではなく、スチーム吹出口16上に五徳18を設置できる形状であれば如何なるものであってもよい。 【0017】 また、上述の実施形態では、五徳18を、図1におけるA矢視で略M字形状に形成された一対の金属線材18a及び18bをスチーム吹出口16上で前後方向にて離間配置させて形成する場合を示しているが、この五徳18の形状は、これに限定されるものではなく、スチーム吹出口16を塞ぐことなくヤカンや鍋を載置できる形状であれば如何なるものであってもよい。 その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。 【符号の説明】 【0018】 10:多機能加湿器,12:本体,12a:円筒状部材,12b:楕円筒状部材,14:給水タンク,16:スチーム吹出口,18:五徳,18a:金属線材,18b:金属線材,20:運転スイッチ,22:電源コード,22a:プラグ. |
【図1】![]() |
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