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衣服・履物
 
【考案の名称】足裏シート
【実用新案権者】
【識別番号】524043145
【氏名又は名称】安槌 良子
【住所又は居所】埼玉県秩父市小柱261-1
【代理人】
【識別番号】100130993
【弁理士】
【氏名又は名称】小原 弘揮
【考案者】
【氏名】安槌 良子
【住所又は居所】埼玉県秩父市小柱261-1
【要約】
【課題】 本考案は、簡易な構成で履物内の湿気を容易に吸収することができる足裏シートを提供することを目的とする。
【解決手段】 足裏の形状に対応するように形成されたシート状部材20と、シート状部材20の足裏接触面側20Aに、シート状部材20より小さい面積を有するように形成され、湿気を吸収するための湿気吸収層30と、シート状部材20の履物接着面側20Bのうち、所望の領域に選択的に形成され、シート状部材20を履物の内底や中敷きに接着するための接着層40A〜40Cとを備える。
【選択図】 図1
選択図
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
足裏の形状に対応するように形成されたシート状部材と、
前記シート状部材の足裏接触面側に、前記シート状部材より小さい面積を有するように形成され、湿気を吸収するための湿気吸収層と、
前記シート状部材の履物接着面側のうち、所望の領域に選択的に形成され、前記シート状部材を履物の内底や中敷きに接着するための接着層と
を備え、
前記シート状部材は、厚さが1mm〜2cmの範囲内になるように構成され、
前記湿気吸収層は、抗菌加工が施され、素材として、綿、竹の繊維、木パルプ、不織布、吸収シートのうち、いずれか1つ、又は2つ以上を組み合わせたものを使用し、抗菌加工を施す際に使用される抗菌剤としては、セチルピリジニウムクロリド、銀、天然カテキン、無機系抗菌剤のうち、いずれか1つ、又は2つ以上を組み合わせたものを使用する
ことを特徴とする足裏シート。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、足裏シートに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、靴などの履物の内底や中敷きに貼り付けられる足裏シートとして、種々のものが提案及び開発されている。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
本考案は、簡易な構成で履物内の湿気を容易に吸収することができる足裏シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本考案の足裏シートは、
足裏の形状に対応するように形成されたシート状部材と、
前記シート状部材の足裏接触面側に、前記シート状部材より小さい面積を有するように形成され、湿気を吸収するための湿気吸収層と、
前記シート状部材の履物接着面側のうち、所望の領域に選択的に形成され、前記シート状部材を履物の内底や中敷きに接着するための接着層と
を備える。
【考案の効果】
【0005】
本考案の足裏シートによれば、簡易な構成で履物内の湿気を容易に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本考案の実施の形態による足裏シートの構成を示す平面図及び底面図である。
【考案を実施するための形態】
【0007】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0008】
図1に、本考案の実施の形態による足裏シート10の構成を示す。このうち、図1(a)は、足裏シート10を上方から視認した場合の平面図を示し、図1(b)は、足裏シート10を下方から視認した場合の底面図を示す。なお、足裏シート10は、例えば右足の足裏に対して使用され、左足の足裏に対して使用される足裏シートと左右対称になるように構成されている。
【0009】
この足裏シート10は、足裏の形状に対応するように形成されたシート状部材20を有し、例えば靴などの履物の内底や中敷きに貼り付けられる。なお、この足裏シート10を適用し得る履物としては、例えば、靴、ブーツ、レインブーツ、サンダル、登山用靴、登山用ブーツ、半長靴など、種々の履物に適用することができる。
【0010】
シート状部材20は、素材として、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリオレフィン、レーヨン、ポリプロピレン、ポリエステル系不織布、コットン、高分子吸収ポリマー、バージンバルプのうち、いずれか1つ、又は2つ以上を組み合わせたものを使用する。
【0011】
因みに、シート状部材20は、例えば、長さ方向における長さが11cm〜30cm、幅が3cm〜15cm、厚さが1mm〜2cmの範囲内になるように構成されている。
【0012】
ところで、シート状部材20の表面側(すなわち、足裏に接触する足裏接触面側)20Aには、履物内の湿気を吸収するための湿気吸収層30が形成されている。この湿気吸収層20は、その大きさがシート状部材20より小さくなるように形成され、例えば、シート状部材20を縮小した形状や長方形状など、他の種々の形状を使用することができる。
【0013】
また、湿気吸収層20は、抗菌加工が施され、素材として、例えば綿、竹の繊維、木パルプ、不織布、吸収シートのうち、いずれか1つ、又は2つ以上を組み合わせたものを使用する。なお、この場合、抗菌加工を施す際に使用される抗菌剤としては、例えばセチルピリジニウムクロリド、銀、天然カテキン、無機系抗菌剤のうち、いずれか1つ、又は2つ以上を組み合わせたものを使用する。
【0014】
一方、シート状部材20の裏面側(すなわち、履物の内底や中敷きに接着する履物接着面側)20Bには、図中の枠線部分や直線部分に沿って、例えば、剥がし易い接着剤や接着液を塗布する処理、又は剥離紙を貼り付ける処理を行うことにより、足裏シート10を履物の内底や中敷きに貼り付けるための接着層40A〜40Cが形成されている。なお、この場合、直線部分のみに接着層40B及び40Cを設けるようにしても良い。
【0015】
なお、脱臭剤として、例えば、活性炭、備長炭、焼成多孔質鉱物、パルプなどをシート状に加工し、シート状部材20に重畳して使用することもできる。
【0016】
従って、この足裏シート10を履物の内底や中敷きに貼り付けた上で、履物を使用すれば、足裏シート10が履物の内部の湿気を吸収することから、足や靴下を湿らせることなく、履物の内部を清潔な状態に維持することができる。
【0017】
また、足裏シート10の使用を1回限りにすれば、履物の内部で雑菌が増殖することを防止することができ、これにより履物の内部を衛生的に保持することができる。
【0018】
このように本実施の形態によれば、足裏シート10を履物の内底や中敷きに貼り付けるだけの簡易な構成で、履物内の湿気を容易に吸収することができる。
【0019】
すなわち、本実施の形態の足裏シート10は、足裏の形状に対応するように形成されたシート状部材20と、シート状部材20の足裏接触面側20Aに、シート状部材20より小さい面積を有するように形成され、湿気を吸収するための湿気吸収層30と、シート状部材20の履物接着面側20Bのうち、所望の領域に選択的に形成され、シート状部材20を履物の内底や中敷きに接着するための接着層40A〜40Cとを備える。
【符号の説明】
【0020】
10 足裏シート
20 シート状部材
30 湿気吸収層
40 接着層
【図1】
図1
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