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【発明の名称】空調服用防汚作業服 【特許権者】 【識別番号】521031497 【氏名又は名称】衣川 衛 【住所又は居所】兵庫県姫路市保城493-1 クレアトゥールOTSUKA207号 【代理人】 【識別番号】100151208 【弁理士】 【氏名又は名称】植田 吉伸 【発明者】 【氏名】衣川 衛 【住所又は居所】兵庫県姫路市保城493-1 クレアトゥールOTSUKA207号 【要約】 【課題】空調服の効果を最大限に生かしつつ、空調服を汚れから守ることが出来る。 【解決手段】空調服用防汚作業服10は、送風部34の回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服30の上に装着し、上衣部12と下衣部14とが一体となったつなぎ服部13を有する空調服用防汚作業服10であって、つなぎ部13は、前記空気を出し入れするための開口部16を有し、開口部16は、空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な開口調整機構を有する。 【選択図】図1 【特許請求の範囲】 【請求項1】 小型ファンの回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服の上に装着し、上衣部と下衣部とが一体となり、手首に相当する部分である袖口部及び足首に相当する部分である裾部が絞り込まれて身体に密着するつなぎ服部を有する空調服用防汚作業服であって、 前記つなぎ服部は、前記空気を出し入れするための開口部を有し、 前記開口部は、 前記下衣部のうち、内腿に対応する位置に設けられるスリット状の内腿用開口と、 該内腿用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な内腿用ファスナーと、 前記上衣部のうち、頸に対応する位置に設けられるスリット状の頸用開口と、 該頸用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な頸用ファスナーと、 前記上衣部のうち、脇に対応する位置に設けられるスリット状の脇用開口と、 該脇用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な脇用ファスナーと、 を有することを特徴とする空調服用防汚作業服。 【請求項2】 小型ファンの回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服の上に 装着し、上衣部と下衣部とが一体となり、手首に相当する部分である袖口部及び足首に相当する部分である裾部が絞り込まれて身体に密着するつなぎ服部を有する空調服用防汚作業服であって、 前記つなぎ服部は、前記空気を出し入れするための開口部を有し、 前記開口部は、 前記下衣部のうち、内腿に対応する位置に設けられるスリット状の内腿用開口と、 該内腿用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な内腿用ファスナーと、 前記上衣部のうち、頸に対応する位置に設けられるスリット状の頸用開口と、 該頸用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な頸用ファスナーと、 前記上衣部のうち、脇に対応する位置に設けられるスリット状の脇用開口と、 該脇用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な脇用ファスナーと、 を有する空調服用防汚作業服を用いて温度調整を行う方法であって、 前記内腿用ファスナー、前記頸用ファスナー、及び、前記脇用ファスナーの各ファスナーを用いて開口量を調整することで冷却を優先すべき部位を変更することを特徴とする方法。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、空調服用防汚作業服に関する。 【背景技術】 【0002】 夏場の建設現場では炎天下の中で作業することが多いため、近年、小型ファンの回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服等が開発されている。 【0003】 本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、着用者の胴を覆う胴部と、胴部に配され空調服の内部に空気を供給する送風部と、着用者の腕を覆う袖部とを有する空調服であり、袖部は、伸縮性の生地で構成され、着用者の腕を締めることによって、袖口からの空気の漏出を防止する空調服が開示されている。 【0004】 また、特許文献2には、服地部と、前記服地部の裏面の所定部位に取り付けられた一又は複数のスぺーサにより形成された、前記服地部と体又は下着との間に空気を流通させるための流通路と、前記服地部と体又は下着との間の空間を上下二つに仕切るための仕切手段と、前記仕切手段に設けられた、前記流通路内に空気の流れを強制的に生じさせるための送風手段と、前記送風手段に電力を供給するための電源手段と、前記服地部の上部及び下部に設けられた、外部の空気を前記流通路内に取り入れるため又は前記流通路内の空気を外部に取り出すための空気流通部と、を備える空調服ユニットが形成されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】 特開2018−178334号公報 【特許文献2】 国際公開2004/017773号 公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 空調服は、単なる被服の生地だけでなく小型ファンやモータなどの機器が服に装着されており高価な商品が多い。また、空調服を洗濯する場合には、小型ファンなどの機器を取り外す必要があり、メンテナンスに時間を要する。 【0007】 また、空調服を着て建設現場で作業をすると、作業中に空調服が汚れてしまうことがあるが、上記のように洗濯するのには手間がかかり、また、洗濯では落ちない汚れが付着した場合には空調服を新たに購入する必要があり、不要なコストが発生するという課題がある。 【0008】 本発明の目的は、空調服の効果を最大限に生かしつつ、空調服を汚れから守ることを可能とする空調服用防汚作業服を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明に係る空調服用防汚作業服は、小型ファンの回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服の上に装着し、上衣部と下衣部とが一体となり、手首に相当する部分である袖口部及び足首に相当する部分である裾部が絞り込まれて身体に密着するつなぎ服部を有する空調服用防汚作業服であって、前記つなぎ服部は、前記空気を出し入れするための開口部を有し、前記開口部は、前記下衣部のうち、内腿に対応する位置に設けられるスリット状の内腿用開口と、該内腿用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な内腿用ファスナーと、前記上衣部のうち、頸に対応する位置に設けられるスリット状の頸用開口と、該頸用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な頸用ファスナーと、前記上衣部のうち、脇に対応する位置に設けられるスリット状の脇用開口と、該脇用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な脇用ファスナーと、を有することを特徴とする。 【0010】 本発明に係る方法は、小型ファンの回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服の上に装着し、上衣部と下衣部とが一体となり、手首に相当する部分である袖口部及び足首に相当する部分である裾部が絞り込まれて身体に密着するつなぎ服部を有する空調服用防汚作業服であって、前記つなぎ服部は、前記空気を出し入れするための開口部を有し、前記開口部は、前記下衣部のうち、内腿に対応する位置に設けられるスリット状の内腿用開口と、該内腿用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な内腿用ファスナーと、前記上衣部のうち、頸に対応する位置に設けられるスリット状の頸用開口と、該頸用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な頸用ファスナーと、前記上衣部のうち、脇に対応する位置に設けられるスリット状の脇用開口と、該脇用開口から前記空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な脇用ファスナーと、を有する空調服用防汚作業服を用いて温度調整を行う方法であって、前記内腿用ファスナー、前記頸用ファスナー、及び、前記脇用ファスナーの各ファスナーを用いて開口量を調整することで冷却を優先すべき部位を変更することを特徴とする。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、空調服の効果を最大限に生かしつつ、空調服を汚れから守ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0015】 【図1】本発明に係る実施形態の空調服用防汚作業服を示す図である。 【図2】本発明に係る実施形態の空調服用防汚作業服により汚れを守る対象である空調服を示す図である。 【発明を実施するための形態】 【0016】 以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。 【0017】 図1は、本発明に係る実施形態の空調服用防汚作業服10を示す図である。図1(a)は、空調服用防汚作業服10を着た作業者を正面から見た様子を示す図であり、図1(b)は、空調服用防汚作業服10を着た作業者を背面から見た様子を示す図である。 【0018】 図1(c)は、空調服用防汚作業服10の開口部16が開いている様子を示す図であり、図1(d)は、空調服用防汚作業服10の開口部16が閉じている様子を示す図である。 【0019】 図2は、本発明に係る実施形態の空調服用防汚作業服10により汚れを守る対象である空調服30を示す図である。図2(a)は、空調服30を正面から見た様子を示す図であり、図2(b)は、空調服30を背面から見た様子を示す図である。 【0020】 空調服用防汚作業服10は、空調服30を装着して作業を行う作業者が着用する。作業者とは、ここでは、建築現場や建設現場で作業を行う者として説明するが、もちろん、その他の現場で作業する人でもよく、例えば、農作業や車のメンテナンス作業や建物などの清掃作業をする人であってもよい。 【0021】 空調服30は、着用者である作業者の胴を覆う胴部32と、胴部32に設けられ胴部32の内部に空気を供給する送風部34と、着用者の腕を覆う袖部33とを有する。空調服30は、様々な素材で構成することができるが、例えば、綿、ポリエステル、混紡などで構成することが出来る。 【0022】 袖部33は、伸縮性を有する生地で構成されているため、伸縮性を有する生地で着用者の腕を締めることによって、袖口からの吸気の漏出を防止することができる。袖部33の長さは、図2には長袖であるものとして記載しているが、長さは適宜変更することができ、例えば、七分袖や半袖であってもよい。また、胴部32の袖を延伸させてもよい。 【0023】 また、胴部32のうち腰部は作業者の身体に密着するように絞り込まれている。また、胴部32のうち頸部については隙間が形成されている。また、胴部32の所定部位、具体的には腰に相当する部分であって左右の側部にはそれぞれ、開口孔が形成されている。 【0024】 この開口孔には、図2(b)に示されるように、2つの送風部34が設けられている。開口孔の周囲における胴部32の部分はファン取付部となっている。送風部34は、空気を外部から取り込んで、胴部32と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるものである。送風部34は、胴部32のファン取付部に取り付けられる。 【0025】 送風部34から空調服30の内部に供給された空気は、空調服30の頸部を介して外に排出されるようになる。このとき着用者の頸を空気が通り抜けるため、着用者の身体が効率的に冷却される。 【0026】 空調服用防汚作業服10は、小型のファンである送風部34の回転により外部から取り入れた空気を流通させて空調を行う空調服30の上に装着し、上衣部12と下衣部14とが一体となった、つなぎ服部13を有する。 【0027】 空調服用防汚作業服10は、通気性の小さいシート状素材で作製され、ここでは、そのシート状素材として不織布を用いている。ここでは、シート状素材として不織布であるものとして説明するが、もちろん、その他の材質であってもよく、例えば、ナイロンなどで構成してもよい。また、空調服用防汚作業服10は適宜撥水加工などを施してもよい。 【0028】 空調服用防汚作業服10は、上衣部12により上半身を覆い、下衣部14により下半身を覆いつつフードによって頭部を覆うことが出来る。 【0029】 空調服用防汚作業服10の上衣部12の前部には、ファスナー(開閉手段)が設けられている。このファスナーは、空調服用防汚作業服10を着用する際にその前部を開閉するためのものである。 【0030】 空調服用防汚作業服10のうち、手首に相当する部分(袖口部)及び足首に相当する部分(裾部)には、例えばゴム等の伸縮性のある部材が設けられている。これにより、空調服用防汚作業服10の袖口部及び裾部は絞り込まれて身体に密着するようになるので、袖口部及び裾部から外部の空気が空調服用防汚作業服10内に入り込まないようにすることができる。 【0031】 つなぎ服部13は、空気を出し入れするための開口部16を有してる。また、開口部16は、空気の量を調整するように開口の大きさを変更可能な開口調整機構を有する。 【0032】 開口部16は、図1(c)に示されるようにスリット状に形成された開口15を有している。開口調整機構は、図1(c)及び図1(d)に示されるように、開口15を開閉するように移動可能なファスナーを含む。ファスナーは、線上に並んだ務歯が噛み合うことで両側を固定する、所謂、線ファスナーである。 【0033】 開口部16は、上衣部12に設けられる1つの開口部16a及び2つの開口部16bと、下衣部14に設けられる2つの開口部16cとを備えて構成されている。 【0034】 2つの開口部16cは、下衣部14のうち、内腿に対応する位置に設けられる。より具体的には、内腿のうち脚の付け根から足の裏に向かって設けられる。開口部16aの長さは、適宜設定することができるが、ここでは、約20cmに設定される。 【0035】 開口15を構成する両端部には、線上に並んだ務歯が設けられ、この務歯が歯合することで開口15を閉じることが出来る。また、2つの開口部16cが設けられる位置において、つなぎ服部13には、メッシュが装着されている。 【0036】 開口部16aは、上衣部12のうち、頸に対応する位置に設けられる。より具体的には頸部(首部)のうち首の付け根部分において、左右の肩のラインと略直線状になるように取り付けられている。 【0037】 開口部16bの長さは、開口部16aの長さと同様に適宜設定することができるが、ここでは、約20cmに設定される。また、開口部16bの開口両端には線上に並んだ務歯を歯合させるための線ファスナーがもうけられている。さらに、開口部16bが設けられる位置において、つなぎ服部13には、メッシュが装着されている。 【0038】 2つの開口部16bは、上衣部12のうち、脇に対応する位置に設けられる。より具体的には脇において、腕の周方向に沿った位置に直線状になるように取り付けられている。 【0039】 開口部16cの長さは、開口部16a,16bの長さと同様に適宜設定することができるが、ここでは、約20cmに設定される。また、開口部16cの開口両端には線上に並んだ務歯を歯合させるための線ファスナーが設けられている。さらに、開口部16cが設けられる位置において、つなぎ服部13には、メッシュが装着されている。 【0040】 また、つなぎ服部13の上衣部12の背中には、図1(b)に示されるように、空調服 30の送風部34が設けられる位置に対応する位置に外部からの空気を取り込むためにメッシュで構成される2つの空気取込口19が形成されている。 【0041】 続いて、上記構成の空調服用防汚作業服10について説明する。近年、夏場の建設現場などで快適に作業するために空調服30などが開発されている。空調服30は、モータなどの機器を備える送風部34が設けられているため、一般的な被服などに比べて高価である。 【0042】 このため、作業現場において、埃などで汚れてしまい、場合よってはペンキなどが付着する可能性があるが、上記のように高価な商品であるため、汚れた際に捨ててしまうような使い捨てとして利用することが難しい。 【0043】 そこで、洗濯機によって洗濯する手段が考えられるが、空調服30をそのまま水洗いすると電気機械部分の送風部34が故障してしまう虞がある。そこで、洗濯機によって洗濯する際には、予め送風部34をファン取付部から取り外すが必要があるが、電力源からのケーブルなども存在するため、取り外しに時間がかかる。 【0044】 送風部34を取り外した空調服30を洗濯して乾燥させた後、再び、送風部34をファン取付部に取り付けなおす必要があり、これらの一連の作業を行うと時間を要する。このような課題に対し、本発明に係る実施形態の空調服用防汚作業服10は顕著な効果を発揮する。 【0045】 最初に、作業者は、上半身に空調服30を着用する。作業者が空調服30を着用した上において、図1に示されるように空調服用防汚作業服10を着用する。 【0046】 その後、空調服用防汚作業服10の開口部16a,16b,16cを夫々開き、この後、空調服30を作動させると、送風部34のファンが回転し、空調服用防汚作業服10の空気取込口19から外部の空気が空調服30内に取り込まれる。 【0047】 また、空調服30内を循環する空気が作業者の身体と空調服30との間に流れることで、汗が蒸発する際の気化熱で体を冷やし、涼しく快適な環境を作ることが出来る。 【0048】 空調服30の頸部から排出される空気は、空調服用防汚作業服10を流れることになるが、この空気は開口部16a,16b,16cから排出される。このとき、開口部16aは、空調服30の頸部に一番近いため、開口部16aから排出される量が一番多く、開口部16b,16cの順番で排出される量が少なくなっていく。 【0049】 このように、空調服用防汚作業服10内も空気が循環するため、気化熱で体を冷やし快適な環境で作業することが出来る。ここで、空気の量が大きいほど体を冷却するのに貢献するため、開口部16a,16b,16cの各ファスナーを移動させることにより、開口部16a,16b,16cの開口量を調整してもよい。 【0050】 例えば、空調服30の頸部から排出される空気は、最も開口部16aから排出されやすいため、開口部16aを閉じることや開口を小さくすることで、開口部16b,16c側へ空気を導くことも可能である。 【0051】 このように、空調服用防汚作業服10によれば、作業者の身体のうち、暑さを感じやすく汗をかきやすい部位である頸、脇、内腿に向けて空気を流通させることができるため、作業者は快適に作業することができる。また、開口部16a,16b,16cを開口の大きさを変えることで作業者自身が特に冷やしたい部位を優先的に冷やすようにすることが 出来る。 【0052】 なお、ここでは空調服30は頸から空気が排出されるものとして説明したが、もちろん、その他の部分から排出するようにしてもよく、例えば、腰部から排出できるような空調服30であっても調服用防汚作業服10は同様の効果を発揮する。 【0053】 以上のように、空調服用防汚作業服10によれば、空調服30の本来の機能である冷却機能を最大限に生かしつつ、空調服30を汚れから守ることができるという顕著な効果を発揮する。 【0054】 上記空調服用防汚作業服10によれば、開口部16a,16b,16cは、線ファスナーを用いて開閉するものとして説明したが、もちろん、その他の開閉機構を用いてもよく、例えば、ジップロック(登録商標)やボタンなどで開閉してもよい。 【符号の説明】 【0055】 10 空調服用防汚作業服、12 上衣部、13 つなぎ服部、14 下衣部、15 開口、16,16a,16b,16c 開口部、19 空気取込口、30 空調服、32 胴部、33 袖部、34 送風部。 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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本発明品、空調服用防汚作業服は、発明者本人及び現場で働く作業者が快適に作業するために試行錯誤を重ねた結果、生まれたモノです。 近年、空調服は性能が急速に進歩し一般社会にも大きな広がりをみせていますが、性能があがると同時に高価なモノにもなっており、現場作業者にはコストネックになりつつあります。 一方、防汚服は不織布で通気性があるものでも発汗により通気性を失い、股ズレや熱中症になることが懸念され、作業者として夏場の使用は敬遠されることが多い。 そこで、現場作業者にスポットを当て、本発明によるメリットをご紹介させていただきます。 1, 空調服の長寿命化(買い替え費用の削減) 高価な空調服の上から、安価な防汚服を着ることで、洗濯では落としきれない油や汚泥、引っ掛け破れから空調服を守る。 2, 防汚服内の通気により冷却部位の選択が可能 作業者により、『暑さ』や『蒸れ』を感じる部位は異なるため、人体の冷却効果が高い3か所(首・脇・股)の開口率を変えることで冷却部位を選択し通気させることができる。 本発明品により、現場作業者の作業環境の改善・熱中症対策につながり、今後の現場作業改善が加速的に進捗していくことを願います。 |
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