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【考案の名称】履き物 【実用新案権者】 【識別番号】312016953 【氏名又は名称】上野 久雄 【住所又は居所】埼玉県春日部市西金野井324−33 【代理人】 【識別番号】100066441 【弁理士】 【氏名又は名称】川島 順 【考案者】 【氏名】上野 久雄 【住所又は居所】埼玉県春日部市西金野井324−33 【要約】 (修正有) 【課題】激しいスポーツ等をしても、脱げたり、スリップしない履き物を提供する。 【解決手段】草履10の横緒31,32を底板12に取り付ける主前緒51以外に3個の副前緒52,53,54を設ける。主前緒51は親指81と人指指82の間に取り付ける。副前緒52は親指82の外側に取り付ける。副前緒53は人指指82と中指83の間に取り付ける。副前緒54は中指83と薬指84の間に取り付ける。このように4箇所で足の指を固定しているので、激しい運動をしても脱げることがない。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 2本の横鼻緒が交わる先端に主前緒が取付けられた履き物であって、前記主前緒以外に3本の副前緒を横鼻緒に取り付けたことを特徴とする履き物。 【請求項2】 一方の横鼻緒に1本の副前緒を、他方の横鼻緒に2本の副前緒を間隔を置いて取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の履き物。 【請求項3】 主前緒は親指と人差し指の間に、他の3本の前緒は人差し指と中指の間に、中指と薬指の間に、親指の外側にそれぞれ位置するように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の履き物。 【請求項4】 上記3本の副前緒は横鼻緒にそれぞれ固着せずに若干移動できるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の履き物。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 本考案は、履き物に関し、具体的には鼻緒を有する下駄、草履またはサンダル等の履き物に関する。 【背景技術】 従来の鼻緒を有する履き物は前緒を親指と人差し指の間で挟んで足先を固定している。 その形状では脱げやすいので、前緒を2本も設けたものが特開平9−164005号公報に記載されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【特許文献1】特開平9−164005号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 上記特許文献1の特開平9−164005号公報に記載された履き物は足の親指と人差し指、及び薬指と小指の間の2点に鼻緒部を設けたので、歩行中足と底板との回転やスリップが生じない効果があるが、激しいスポーツ等をした場合、脱げたり、スリップする可能性が有る。 本考案は、激しいスポーツ等をしても、脱げたり、スリップしない鼻緒を有する履き物を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 本考案の履き物は、主前緒以外に3本の副前緒を横鼻緒に取り付けたことを特徴とする。 すなわち、一方の横鼻緒に1本の副前緒を、他方の横鼻緒に2本の副前緒を間隔を置いて取り付けたものである。 主前緒は親指と人差し指の間に、他の3本の前緒は人差し指と中指の間に、中指と薬指の間に、親指の外側にそれぞれ位置するように取り付けられている。 上記3本の副前緒は横鼻緒にそれぞれ固着せずに若干移動できるように取り付けられている。 本考案の履き物を製作するには、下駄の場合は、台板の先端に1つ、一方の横緒の前半分の位置に間隔を置いて2つ、他方の横緒の前半分の位置に1つ計4個のすげ穴を削設する。 また、台板の後ろの方に、横緒の端部を挿入して固定するためのすげ穴を2個削設する。 2つ折りした長い横緒の先端に主前緒を捲回してその2つの自由端部を台板先端のすげ穴に挿入し、台板の下面に突出した2つの自由端部を固結びにより結び目を作って主前緒が抜けないようにする。この場合、台板と結び目の間に抜け止め具を介在されることにより、主前緒を横緒先端部に強固に取り付けることが出来る。 左足用の台板の場合は、右側の横緒の先端に近く1個の副前緒を取り付ける。左側の横緒には先端に近く2個の副前緒を間隔を開けて取り付ける。副前緒の台板への取付方法は主前緒と同様に台板に削設されたすげ穴に副前緒の2つの自由端を通して台板の下に突出した2つの自由端を固結びして結び目を作る。結び目を作る前に2つの自由端を抜け止め用の金具を通して結び目を作れば、強固に副前緒を取り付けることが出来る。右足用の台板の場合は、左足用の台板の副前緒の位置と左右対称になるように副横緒を取り付ければよい。 【考案を実施するための形態】 本考案の最良の実施形態を次の実施例によって説明する。 【実施例1】 この実施例の履き物は下駄の例を示すもので、図1に示すように、下駄1の台板2には前緒用の4つのすげ穴41,42,43,44と鼻緒の自由端を固定するための2つのすげ穴45,46が削設されている。鼻緒は長い鼻緒帯3をV字状に折り曲げ左右の横鼻緒31,32とする。横鼻緒31,32の自由端はそれぞれすげ穴45,46に挿入され、台板下面に突出した2つの先端を抜け止め具6の2つの孔61,62にそれぞれ通してから結んで結び目7を作成する。 鼻緒の先端に架けた主前緒51用の紐の2つの自由端は台板2の一番先端にあるすげ穴41に挿入され、台板2の下面に突出した2つの先端を抜け止め具6の2つの孔61,62に挿入した後結んで結び目7を作る。同様に、右側の副前緒52は右側のすげ穴42に左側の2つの副前緒53,54は左側の2つのすげ穴43,44にそれぞれ挿入され、主前緒と同様に抜け止め具を介して結び目を作り台板2に取り付けられる。 副前緒52,53,54の紐は横緒31,32に引架けただけで特に糸や接着剤等で固定されていないので、副前緒52,53,54は横緒31,32に対してそれぞれ多少横に滑動できる用に取り付けられている。従って、足の大小や形が多少異なってもよく足指にヒットするようにして履くことが出来る。なお、81は前歯、82は後歯である。 【実施例2】 実施例2は草履を対象として、4本の前緒を取り付けた例を示すものである。 すなわち、図4に示すように、草履10の底板12に4本の前緒、すなわち主前緒51,副前緒52,53,54によって横緒31,32が取り付けられている。なお、45,46は横緒の自由端を挿入するためのすげ孔である。 この草履を履いた場合の足指の位置が示めされている。 右側の横緒31用の副前緒52は親指81の外側に位置している。主前緒51は親指81と人差指82の間に位置している。左側の横緒32に取り付けられた副前緒53は人差し指82と中指83の間に位置している。 左側の横緒32の2番目の副前緒54は中指83と薬指84の間に位置している。 このように4カ所で足8の指を固定しているので、動きの速い運動をしても、履き物が脱げたり、ずれたりすることを防止することが出来る。なお、85は小指である。 【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の履き物として下駄の例を示す斜面図。 【図2】抜け止め具の平面 【図3】前緒の取付け方を説明する断面図。 【図4】本考案の履き物として草履の例を示す平面図。 【符号の説明】 1 下駄 2 台板 3 横緒 51 主前緒 52 副前緒 53 副前緒 54 副前緒 10 草履 |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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激しいスポーツ等をしても、脱げたりスリップしない履き物。 サンダル(フイットサンダル)ゲタ(足密着ゲタ) 足指の太さに応じて鼻緒を動かすこともできます。 ゲタの場合は、カラフルなカランコロンの音は変わらず出せます。 鼻緒の色をそれぞれ別の色にすることにより、カラフルになりファッション性にも優れています。 子供から大人まで男女を問わず利用できます。 もちろん健康にもバツグンです。 東京オリンピック招致決定。外人が日本に来ます。 日本のおみやげに買うでしょう。足や指の太さに関係なく履けます。 もちろん日本人にもピッタリです。 Comfortable foot wears This invention is footwear, such as a pair of sandals and geta which is Japanese traditional foot wear. I made those foot wears not to come off easily or cause any slip when using them. The clog thong of it is moveable depending on the size of toes. When using geta, we can enjoy the remarkable sound of this, which is quite famous for Japanese. These foot wares have variations of colors and alternatively fashionable style, so it may be a good appeal to any generation groups. These foot wears are, of course, comfortable to use on any purposes, and endurable even for rough sports. |
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