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衣服・履物
 
【考案の名称】トング式靴べら
【実用新案権者】
【識別番号】509311713
【氏名又は名称】山田 直之
【住所又は居所】大阪府松原市天美東6丁目4の12
【実用新案権者】
【識別番号】512177861
【氏名又は名称】増田 忠彦
【住所又は居所】大阪府大阪市生野区桃谷2丁目17−1
【考案者】
【氏名】山田 直之
【住所又は居所】大阪府松原市天美東6丁目4の12
【要約】   (修正有)
【課題】靴をはいたり、ぬいだりする時のための補助装置であるトング式靴べらを提供する。
【解決方法】2本の棒の一端をバネで結合し、一方の棒は靴べら2として使用し、他方の棒は、靴の後部にあてて靴をぬぐための補助に使用するトング式靴べらであって、一方の棒の先端はU字状の形状とし、他方の棒の先端には形状の異なる複数種のY字状の形状の部材3をネジにより交換可能に取付け、Y字状の形状の部材は、ネジにより靴の後部の位置に合わせた高さの微調整ができることを特徴とする。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
2本の棒の一端をバネで結合し、一方の棒は靴べらとして使用し、他方の棒は、靴の後部にあてて靴をぬぐための補助に使用するトング式靴べらであって、一方の棒の先端はU字状の形状とし、他方の棒の先端には形状の異なる複数種のY字状の形状の部材をネジにより交換可能に取付け、Y字状の形状の部材は、ネジにより靴の後部の位置に合わせた高さの微調整ができることを特徴とするトング式靴べら。
(1)前の棒は靴べらの役割りで、靴をはく時、ぬぐ時に使用し、
(2)後ろの棒のY字状は靴の後部にあてて、靴をぬぐための補助に使用する。
(3)更に、うしろの棒の先端の内側にめネジをつけて、別途にいろいろな靴の後部の形のY字状のスペアをつくり、それにおネジをつけることにより、それぞれの人の靴の後部の大きさや角度に合わせて選択し、交換して使用することができ、
(4)Y字状はネジ式のために靴の後部の位置に合わせた高さの微調整ができ、ピッタリと合わせることができる。
以上からなる、トング式靴べら、及び靴ぬぎ補助装置。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は靴をはいたり、ぬいだりする時のための補助装置である。
【背景技術】
【0002】
靴をはく時の補助装置はいろんな種類の靴べらなどがあるが、靴をぬぐ時のための補助装置はあまりない。
【先行技術文献】
【0003】
靴べらは細い板状の先端をU字状又は凹字状にした棒である。靴の後部と足の踵の間に入れて、足を入れるための補助に使う。また靴べらで靴の後部の底を押して、ぬぐ時の補助にする場合もある。
【0004】
先端をY字状にしてあり、バネを使って手の方で操作をして、Y字状を開閉さす。
自動的にY字状が閉まり、靴の後部を押して、靴をぬぐ時のための補助装置。
【0005】
古くからカウボーイ達や馬術クラブなどでブーツをぬぐ時に使用されている。置き式の板状の斜めの装置。一方の足で後部の板を踏みつけておき、もう一方のブーツをはいた足を前方のU字状にはめ込み、引き抜いてブーツをぬぐ装置。
【考案の概要】
【0006】
本考案はキッチンで使うトングの形状で2本の細い板状の棒で構成し、上部の端はバネで接合している。下部の前の1本の先端は靴べら、うしろのもう1本の先端はネジ式により交換ができるY字状の形状になっている。Y字状の形状はネジ式にすることにより、高さの調整や、いろいろな大きさや角度のY字状の形のスペアに変えることができる。靴べらは靴の後部と足の踵の間に入れる役割で靴をはいたり、ぬいだりする時に使用し、Y字状の形状は靴及び短いブーツをぬぐ時に靴の後部にあてて使用する。トング式は靴及び短いブーツをはいたり、ぬいだりする時の補助装置。
【考案が解決しようとする課題】
【0007】
高齢者、身体障害者、足の不自由な人々だけでなく、一般の人にとっても、靴や短いブーツをぬぐ時は、手で靴を引っぱるという面倒な動作をしなければならない時がある。また、1人でできない場合は他の人に手助けをしてもらわねばならない。更に、高齢者、身体障害者、足の不自由な人にとっては、操作が簡単であるかが課題となる。
【0008】
家の出入口は狭く、大きな面積を取ると置くのに困るのでコンパクトな装置であるかどうか。
【0009】
靴及び短いブーツの後部の大きさや高さは人により、靴の種類により異なる。それに対応できるかどうか。
【0010】
ブーツの場合、特に女性に多い飲み会や会合などで座敷に上がる時や、職場などでスリッパにはきかえる時にスカートの姿ですわり込んで足をまげて、手でブーツを引っぱるという姿勢には抵抗感を感じる人が多い。自分のブーツに合った補助装置を簡単にカバンの中に入れて持ち運びができるかどうか。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本考案はキッチンで使うトングの形状で手で持つところの上の部分はバネ式で接合している。2本の棒の形状で1本は靴べら、もう1本はY字状の形で構成する。
前の棒の先端は靴べらの役割り、あとの棒は靴をぬぐ時に靴の後部にあてる役割りである。あとの棒の先端を前の靴べらの長さより短くして、内側にまげてめねじをつける。いろいろなY字状の大きさや角度を変えたスペアをつくり、それにおねじをつけることにより、自分の靴に合った形状の形をめねじに入れることができる。更に、高さの調整ができ、靴の後部に応じたY字状の形を選んでつけることができる。
靴をはく時は靴べらの形状の方を使用する。ぬぐ時は靴べらの方を足の踵と靴の後部の内側に入れて、できるだけ靴の底の方まで入れる。うしろのもう一本のY字状の形状の方を靴の後部の外側にはめ込んで、2つの棒を上から下へ向かって手で押す。
足で踵を上げることにより、靴及び短いブーツをぬぐ時のための補助装置となる。
主にバネをきかして使用するが、バネをきかさないで2つの棒を開けたままでの単独使用も可能である。
1本は靴べら、もう1本はY字状であり、はく時とぬぐ時にそれぞれ使用する。
Y字状の形状は子供用、女子用、男子用、特大用といろんな形状のスペアを用意して、交換することができる。自分の靴の後部に合った形状を選択して取りつけることができる。本考案の長さも15cm〜80cmまで自由に作れる。
立ったままでの使用は長い50〜80cmを、イスや框に座った場合の使用は30〜60cmのものを人のよく出入りする場所に備え付けたり、15〜30cmの短い寸法のものを鞄になどにいれて持ち運ぶことができる。
スペースを取らず、高齢者、身体障害者、足の不自由な人にとっては、操作が簡単であるので1人で靴及び短いブーツをはいたり、ぬいだりする時の補助装置となる。
【考察の効果】
【0012】
本考案は足を靴及び短いブーツに入れたり、ぬいだりするための補助装置である。
特にぬぐ時に手で2本の棒を下へ押すという簡単な動作でぬぎ易くなる。高齢者、身体障害者、足の不自由な人にとっては、自力でできる動作が生まれる補助装置。
【0013】
スペースを取らず、どこにでも置いたり、かけたりすることができる。
いろんな長さのサイズにもでき、鞄などにも入れて、持ち運びも可能となる。
【0014】
靴の後部にあてるY字状の形状はネジ式であり、高さの微調整やスペアの交換が可能であり、いろんなサイズ、たとえば、子供用、女子用、男子用、特大用等と自由にいろんな形状の型がつくれる。
常に3〜4種類を用意しておけば自分のいろんな靴のサイズに合せて使用することができる。
【考案を実施するための最良の形態】
【0015】
一般家庭の玄関の中や勝手口の上り框や下駄箱や傘立て及び壁などに置いたり、かけたりしておく。また、外食産業や旅館、老人ホーム、病院、介護施設、ホテル、お寺、学校、職場や集合住宅、アパートなどの出入口やスリッパにはきかえるところに置いたり、かけたりして使用する。
【実施例】
1スリッパにはきかえるところの傘立てなどに入れたり、かけたりする。
2入口の下駄箱や壁などにフックなどでかけておく。
3上がり框や下駄箱の上に置く。
4鞄に入れておく。
5老人ホーム、病院、介護施設、ホテル、旅館、お寺、学校、職場など靴をぬぐところでスノコやフロアーに置いたり、フックなどでかけておく。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】正面図 I−1 閉じた時 1−2 開いた時
【図2】側面図 2−1 靴べらの表、裏 2−2 Y字状の表、裏
【図3】上からの図 3−1 閉じた時 3−2 開いた時
【図4】本考案が靴に入った図 4−1 靴べら及びY字状の形状の部材が靴の後部に入る、及びあてた図 4−2 Y字状の形状の部材が靴の後部にあてた図
【図5】本考案の先端図 5−1 靴べら図 5−2 Y字状の形状の図
【図6】Y字状の形状 (1)子供用 (2)女子用 (3)一般男子用 (4)特大用 (5)特々大用
【符合の説明】
【0017】
1トング式の細い板状の棒(プラスチック、ステンレス、木製、シリコン等の合成樹脂など)
2靴べら(同上)
3Y字状の形状の部材(同上)
42本の棒の開き調整具(同上)
5バネ
6めねじ
7おねじ
8Y字状の形状
(1)子供用
(2)女子用
(3)一般男子用
(4)特大用
(5)特々大用
【産業上の利用可能性】
【0018】
本考案は靴及び短いブーツをはいたり、ぬいだりする時のための補助装置である。
一般の人にだけでなく、特に高齢者、身体障害者、足の不自由な人にとっては有効な手助けとなる装置である。
日常生活において、靴をスリッパなどにはきかえる時は多い。そのような時に本考案があると便利であり、快適生活を送る上での助けとなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】正面図 I−1 閉じた時 1−2 開いた時
【図2】側面図 2−1 靴べらの表、裏 2−2 Y字状の表、裏
【図3】上からの図 3−1 閉じた時 3−2 開いた時
【図4】本考案が靴に入った図 4−1 靴べら及びY字状の形状の部材が靴の後部に入る、及びあてた図 4−2 Y字状の形状の部材が靴の後部にあてた図
【図5】本考案の先端図 5−1 靴べら図 5−2 Y字状の形状の図
【図6】Y字状の形状 (1)子供用 (2)女子用 (3)一般男子用 (4)特大用 (5)特々大用
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】

図3
【図4】
図4
【図5】
図5 
【図6】
図6 
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