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家庭用品U
 
【発明の名称】非常時猫運搬装置
【出願人】
【識別番号】520409660
【氏名又は名称】石井 陽子
【住所又は居所】滋賀県大津市南志賀3丁目23-13
【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
【発明者】
【氏名】石井 陽子
【住所又は居所】滋賀県大津市南志賀3丁目23-13
【要約】 (修正有)
【課題】災害時に、猫を安全に避難させることを可能とする非常時猫運搬装置を提供する。
【解決手段】非常時に飼い主が飼い猫を連れて避難場所に避難するための非常時猫運搬装置10であって、飼い猫を収容可能な箱状の猫収容部12と、猫収容部12を地面から所定の高さに位置させた状態で移動可能なカート部14と、を備え、猫収容部12は、洗濯可能な素材で構成されるトレイを着脱可能な底面部と、所定の強度を有し下部に設けられる板部材24と、板部材24の上方に設けられる網目部材22とを有する側面部20と、遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成され、飼い猫を出し入れするための開閉蓋18が形成される天井面部16と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
選択図
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非常時に飼い主が飼い猫を連れて避難場所に避難するための非常時猫運搬装置であって、
前記飼い猫を収容可能な箱状の猫収容部と、
前記猫収容部を地面から所定の高さに位置させた状態で移動可能なカート部と、
を備え、
前記猫収容部は、
洗濯可能な素材で構成されるトレイを着脱可能な底面部と、
所定の強度を有し下部に設けられる板部材と、前記板部材の上方に設けられる網目部材とを有する側面部と、
遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成され、前記飼い猫を出し入れするための開閉蓋が形成される天井面部と、
を有することを特徴とする非常時猫運搬装置。
【請求項2】
請求項1に記載の非常時猫運搬装置において、
前記開閉蓋は、前記天井面部に設けられる線状ファスナーを用いて開閉可能であることを特徴とする非常時猫運搬装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の非常時猫運搬装置において、
4つの前記側面部のうち3つの前記側面部に設けられ、遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成される布部材を備え、
前記布部材は、前記3つの側面部の前記網目部材を覆うように垂れ下げ可能であることを特徴とする非常時猫運搬装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の非常時猫運搬装置において、
前記カート部は、前記猫収容部を支持可能な支持部を備え、
前記支持部は、前記猫収容部を着脱するための着脱機構を有することを特徴とする非常時猫運搬装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の非常時猫運搬装置において、
前記トレイ上に設けれ、前記飼い猫の身体を温める懐炉部を備えることを特徴とする非常時猫運搬装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非常時猫運搬装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、猫を飼う猫ブームが到来している。少子高齢化や独身世帯増加などの影響もあって、猫に対する愛情が大きくなっており、猫は家族であると感じる人々が多くいる。災害時に飼い猫を伴ってのスムーズな避難については、猫の命のみならず飼い主自らの命にも関わる課題である。
【0003】
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、ペットを収容可能に構成した収容体と、該収容体を取り付け可能に構成したカート本体とを具備したペット用カートであって、上記収容体の側面部に、ペットが上記収容体に対して出入り可能に開口した開口部を形成し、上記開口部にスロープ兼用側壁パネルを備え、上記スロープ兼用側壁パネルは、地面に対して傾斜した状態と上記開口部を閉塞した状態との間で枢動可能に上記開口部の下端部側で枢着され、上記スロープ兼用側壁パネルは、ペットを支持可能な強度を備え、上記スロープ兼用側壁パネルを上記開口部が閉塞された状態に固定する固定手段を、上記収容体に備えたペット用カートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】 特開2008−220259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ペットを伴っての避難については、以前より社会課題であり、特に猫は犬と比較するとしつけがしにくく、災害時には興奮し、避難時に飛び出しなどによる危険が多い。
【0006】
本発明の目的は、災害時に、猫を安全に避難させることを可能とする非常時猫運搬装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る非常時猫運搬装置は、非常時に飼い主が飼い猫を連れて避難場所に避難するための非常時猫運搬装置であって、前記飼い猫を収容可能な箱状の猫収容部と、前記猫収容部を地面から所定の高さに位置させた状態で移動可能なカート部と、を備え、前記猫収容部は、洗濯可能な素材で構成されるトレイを着脱可能な底面部と、所定の強度を有し下部に設けられる板部材と、前記板部材の上方に設けられる網目部材とを有する側面部と、遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成され、前記飼い猫を出し入れするための開閉蓋が形成される天井面部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る非常時猫運搬装置において、前記開閉蓋は、前記天井面部に設けられる線状ファスナーを用いて開閉可能であることが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る非常時猫運搬装置において、4つの前記側面部のうち3つの前記側面部に設けられ、遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成される布部材を備え、前記布部材は、前記3つの側面部の前記網目部材を覆うように垂れ下げ可能であることが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る非常時猫運搬装置において、前記カート部は、前記猫収容部を支持可能な支持部を備え、前記支持部は、前記猫収容部を着脱するための着脱機構を有することが好ましい。
【0011】
また、本発明に係る非常時猫運搬装置において、前記トレイ上に設けれ、前記飼い猫の身体を温める懐炉部を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、災害時に、猫を安全に避難させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る実施形態の非常時猫運搬装置を示す図である。
【図2】本発明に係る実施形態の非常時猫運搬装置の変形例である非常時猫運搬装置を示す図である。
【図3】本発明に係る実施形態の非常時猫運搬装置において、カート部から猫収容部を取り外した様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0015】
図1は、本発明に係る実施形態の非常時猫運搬装置10を示す図である。非常時猫運搬装置10は、地震、水害、台風、家事などの非常時に飼い主が飼い猫を連れて避難場所に避難するための運搬装置である。
【0016】
非常時猫運搬装置10は、猫収容部12と、カート部14と、懐炉部32と、砂入れトレイ部34と、洗濯可能なトレイ部36と、ペット給水器39と、カーテン部30とを備えている。
【0017】
猫収容部12は、飼い猫を収容可能な箱状の部材である。猫収容部12は、4つの側面部20と、底面部25と、天井面部16とを備えている。
【0018】
各側面部20は、網目部材22と、板部材24とを備えている。
【0019】
網目部材22は、板部材24の上方に位置するように取り付けられる網を含んで構成される。網は、柔軟性に富む糸や鋼線などを格子状に結びつけた形状の製品が存在する。
【0020】
網目部材22は、猫収容部12内に収容される猫が呼吸をしやすいようにするために通気性の良い網を含み、かつ、猫が逃げ出さないように所定の強度を有することが好ましい。例えば、ここでは、金属製の網で構成することが好適であるものとして説明するが、もちろん、その他の材質、例えば、樹脂で形成してもよい。
【0021】
板部材24は、所定の強度を有し、側面部20の下部に設けられる板を含んで構成される。板は、適度な強度を有する材質、例えば、プラスチック樹脂で構成されるものとして説明するが、もちろん、その他の材質であってもよい。
【0022】
板部材24は、砂入れトレイ部34やトレイ部36が出し入れ可能なようなスリットが形成されている。スリットの厚みは、猫の頭が出てしまったり、引っ掛かったりしない程度の薄い厚みである。
【0023】
底面部25は、洗濯可能な素材で構成されるトレイ部36を着脱可能である。底面部25は、底面部25は、適度な強度を有する材質、例えば、プラスチック樹脂で構成されるものとして説明するが、もちろん、その他の材質であってもよい。
【0024】
天井面部16は、遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成され、飼い猫を出し入れするための開閉蓋18が形成される。天井面部16は、遮光性、かつ、防水性を有する素材、例えば、ターポリンを用いて構成される。
【0025】
ターポリンは、ポリエステルやナイロンなどの布や織物の両面に、塩ビ樹脂を塗布させた生地である。PVC加工(ポリ塩化ビニル樹脂加工)された合成皮革もターポリンと呼ばれることがある。
【0026】
ターポリンは、布や塩ビシート単体よりも耐久性が高く丈夫で、印刷性や防汚性にも優れている。こうした特徴から屋外で長時間使用する用途に適していると言われ、工事現場やテント生地として使用される。
【0027】
開閉蓋18は、ターポリンなどの生地で構成される天井面のうち、中央部において形成された孔部を開閉するように移動可能な線状ファスナーを含んで構成される。図1の例では、飼い猫を出し入れ可能な孔部の大きさに設定されている。
【0028】
ここでは、開閉蓋18は、線状ファスナーを用いるものとして説明するが、もちろん、その他のものであってもよく、例えば、ステンレスI型ファスナー、シートゥーサミットバックル、ステンレス製のパッチン錠、ロック付き蓋止めなど様々なものを適用することが可能である。
【0029】
カート部14は、猫収容部12を地面から所定の高さ(例えば、100cm)に位置させた状態で移動可能な車両である。カート部14は、4つの車輪28が設けられ、猫収容部12を所定の高さに位置するように伸びる4つの脚部26を備えている。なお、4つの車輪28は、回転を抑制するロック機構を設けており、カート部14の移動を規制することも可能である。
【0030】
カート部14は、適度な強度を有する材質、例えば、ステンレスを用いて構成することが出来る。カート部14において、後輪側の2つの脚部26には、図1に示されるように猫収容部12上において略U字状に連結されており、このU字部分の取っ手を把持しながら車輪28を回転させて移動させることが出来る。この取っ手部が設けられる側面部20には、荷物を収納するためのポケット状の収納部を設けてもよい。
【0031】
懐炉部32は、トレイ部36上に設けられ、飼い猫の身体を温める機能を有する。ここでは、懐炉部32は、化学発熱体や蓄熱材等を内蔵して身体を暖めるものであり、使い捨てカイロ、電子レンジカイロ、電池式・充電式カイロ、エコカイロなどを用いて飼い猫の身体を温めるものとして説明するが、もちろん、その他のカイロであってもよい。懐炉部32は、開閉蓋18を開いて猫収容部12内にいれることが出来る。
【0032】
砂入れトレイ部34は、飼い猫の飼育に用いられる排泄用の砂の一種である猫砂を含んだトレイである。トレイは、適度な強度を有する材質、例えば、プラスチック樹脂などで構成される。砂入れトレイ部34は、板部材24のスリットから挿入することができる。
【0033】
猫砂の種類として、主成分が粘土の一種であるベントナイト系の猫砂や、紙・おがくず・おからのように自然環境に廃棄しても分解する植物資源を由来とした生分解性物質系の猫砂や、シリカゲルを用いたシリカゲル系の猫砂を用いることが出来る。
【0034】
トレイ部36は、適度な柔軟性を有しつつ、洗濯可能な素材、コットン、ポリエステルの組み合わせなどにより構成されたクッションである。トレイ部36は、板部材24のスリットから挿入可能な厚みを有する四角柱形状を有している。
【0035】
ペット給水器39は、側面部20の網目部材22に装着可能である給水ボトルである。この給水ボトルは、先端部に飼い猫が口を近づけて舐めた際に内部に溜まった水が排出されるような機構を有している。
【0036】
カーテン部30は、遮光性、かつ、防水性を有する素材で構成される布部材であり、例えば、ターポリンを用いて構成される。カーテン部30は、4つの側面部20のうち3つの側面部20に設けられ、側面部20の網目部材22を覆うように垂れ下げ可能である。
【0037】
カーテン部30は、通常時は、折り畳まれて紐等で括られて収納されており、日光が当たるとき、又は、雨天時には、図1に示されるように、開かれて吊り下げられる。カーテン部30は、図1に示されるように広げられて垂れ下げられた後、面ファスナーなどを用いて側面部20に接着するような構成にしてもよい。
【0038】
続いて、上記構成の非常時猫運搬装置10の作用について説明する。近年、少子高齢化や独身世帯増加により、ペットに対する愛情が深くなっている。また、猫ブームということもあり、猫をペットして飼育する人が増えている。
【0039】
猫は犬と比べると、しつけがやりづらく、地震や火災などの災害時に興奮することが多く、避難時には道路などの飛び出しによる危険が大きい。
【0040】
一般的に、猫の飼い主は、猫を伴っての避難時に備えて、洗濯籠に洗濯ネットをかぶせて猫を連れ出し、また、キャリーバックに入れて連れ出すことを想定している人が多い。
【0041】
洗濯籠に入れて洗濯ネットを被せようとすると、飼い猫がおとなしくしているとは限らず飛び出してしまう虞がある。また、洗濯籠に入れたまま連れ歩くと重くて持ち運べなくなることがある。
【0042】
キャリーバックに入れようとすると、入れるのに時間を要してしまうため、災害時に逃げ遅れてしまうという課題がある。また、洗濯籠と同様に、飼い猫を入れたまま移動していると重くて持ち運べないようになることが想定される。
【0043】
ここで、非常時猫運搬装置10によれば、猫収容部12の天井面部16に設けられる開閉蓋18の線ファスナーを開き、飼い猫を入れた後、線状ファスナーを閉めることで猫が逃げ出さないように収容することができるため、簡便に飼い猫を入れることが出来るという利点がある。
【0044】
また、非常時猫運搬装置10によれば、猫収容部12は、カート部14により、地面から所定の高さに位置するように支持されているため、様々な災害の中で、例えば、浸水の被害などが発生した場合であっても、猫を水に濡らすことなく、避難場所に移動させることが出来る。
【0045】
さらに、非常時猫運搬装置10によれば、猫が収容された猫収容部12は、カート部14により支持され、カート部14には、4つの車輪28が取り付けられているため、飼い主はカート部14を押すだけで移動させることができるため、洗濯籠やキャリーバックを持ち運ぶ場合に比べて、少ない労力で移動させることが出来る。
【0046】
非常時猫運搬装置10によれば、底面部25に洗濯可能な素材で構成され、柔軟性のあるクッションとしても機能するトレイ部36が設置されているため、猫は快適に過ごすことが出来る。
【0047】
そして、底面部25には、トイレとして機能する砂入れトレイ部34が設置されているため、猫は必要に応じて、砂入れトレイ部34で用を足すことが出来る。
【0048】
また、非常時猫運搬装置10によれば、ペット給水器39が側面部20の網目部材22に装着されているため、猫は喉が渇いたときに給水ボトルの先端部に口を近づけて舐めることで内部に溜まった水が排出されるため、喉を潤すことが出来る。
【0049】
さらに、非常時猫運搬装置10によれば、懐炉部32が設置されているため、例えば、寒い冬の中で避難する場合であっても、猫の体を温めることができる。また、冬場には、懐炉部32とともに図示しない毛布を猫収容部12に入れることで寒い冬の中でも快適に過ごすことが出来る。
【0050】
また、非常時猫運搬装置10によれば、猫収容部12の側面部の下部は、板部材24が設けられているため、猫が砂入れトレイ部34で用を足した後、砂をはじき飛ばした後であっても飛び散らないように防ぐことができる。
【0051】
さらに、猫収容部12の側面部の上部は網目部材22で通気性がよいため、猫は快適に呼吸することができる。また、直射日光が当たる場合には、カーテン部30を広げて、図1に示されるように吊り下げられた状態とする。これにより、直射日光を避けることができるため、猫は、より快適に過ごすことが出来る。
【0052】
以上のように、非常時猫運搬装置10によれば、非常に、より安全に猫を避難させることができるという顕著な効果を奏する。また、上記のように、猫が快適に過ごせるように工夫されているため、避難生活が長引いた場合であっても、低ストレスで避難生活を送ることができる。
【0053】
図2は、本発明に係る実施形態の非常時猫運搬装置10の変形例である非常時猫運搬装置11を示す図である。図3は、本発明に係る実施形態の非常時猫運搬装置11において、カート部15から猫収容部13を取り外した様子を示す図である。
【0054】
非常時猫運搬装置11は、非常時猫運搬装置10とほぼ同様の構成を有しているため、以下では、相違点を中心に説明する。
【0055】
猫収容部13は、図3に示されるように、カート部15から取り外すことが可能な構造を有している。猫収容部13は、カート部15から取り外す際に持ち上げることが可能なようにU字状の2つの取っ手部17が取り付けられている。
【0056】
カート部15は、地面から所定の高さ(例えば、100cm)の位置に猫収容部13を支持するための載置台38が取り付けられている。載置台38には、猫収容部13を載置した際に猫収容部13が固定されるように設けられたロック部40が装着されている。
【0057】
ロック部40は、施錠すると猫収容部13が載置台38に固定され、ロック部40を開錠すると猫収容部13が載置台38から取り外すことが可能な状態となる着脱機構として機能する。ロック部40の一例を述べると、シートゥーサミットバックルを用いるものとして説明するが、もちろん、その他のロック機構であってもよい。
【0058】
非常時猫運搬装置11も非常時猫運搬装置と同様に、非常時に、飼い主が飼い猫を連れて簡便に避難することができるという顕著な効果を奏する。また、非常時猫運搬装置11は、猫収容部13が載置台38から取り外すことができるため、例えば、猫収容部13を取り外して車のトランクなどに乗せて移動することができるなどの利点がある。
【0059】
なお、非常時猫運搬装置10,11において、猫収容部12,13の大きさは、適宜変更することができ、例えば、2〜3匹の猫を入れるような大きさに設定してもよく、1匹のみの猫が入るような大きさに設定してもよい。また、非常時猫運搬装置10,11を複数個準備して、互いにシートゥーサミットバックルなどの連結部材を用いて互いに連結することも好ましい。
【0060】
また、非常時猫運搬装置10,11において、猫収容部12,13は、例えば、折り畳み式のコンテナのように、側面部20の中央部で折り畳んで天井面と底面とが重なり合うことでコンパクトになる構造にすることも好ましい。このように、コンパクトにすることで、例えば、病院に通い、普段の移動にも持ち運びしやすく便利である。
【符号の説明】
【0061】
10,11 非常時猫運搬装置、12,13 猫収容部、14,15 カート部、16天井面部、17 取っ手部、18 開閉蓋、20 側面部、22 網目部材、24 板部材、25 底面部、26 脚部、28 車輪、30 カーテン部、32 懐炉部、34 砂入れトレイ部、36 トレイ部、38 載置台、39 ペット給水器、40 ロック部。
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
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