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健康・医療
 
【考案の名称】障がい者用いす
【実用新案権者】
【識別番号】307022815
【氏名又は名称】松川 毅
【住所又は居所】埼玉県日高市武蔵台7−6−20
【代理人】
【識別番号】100089026
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高明
【代理人】
【識別番号】100091580
【弁理士】
【氏名又は名称】宮尾 雅文
【考案者】
【氏名】松川 毅
【住所又は居所】埼玉県日高市武蔵台7−6−20
【要約】
【課題】障がい者の方でも食事で食べ物を摂取し易くすることができる障がい者用いすを提供する。
【解決手段】障がい者が食事をする際に用いる障がい者用いすであって、座部と、前記座部を支える脚部と、前記座部から起立した背もたれと、前記座部に取り付けた肘掛けと、前記座部に設置する側方略三角形の厚さ形状を有し後端部が前端部より厚く形成された座板とを備えていることを特徴とする障がい者用いす。
【選択図】図1
選択図
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
障がい者が食事をする際に用いる障がい者用いすであって、
座部と、
前記座部を支える脚部と、
前記座部から起立した背もたれと、
前記座部に取り付けた肘掛けと、
前記座部上に設置する側方略三角形の厚さ形状を有し後端部が前端部より厚く形成された座板とを備えていることを特徴とする障がい者用いす。
【請求項2】
前記座板の厚さ寸法を複数種類設けることを特徴とする請求項1記載の障がい者用いす。
【請求項3】
前記座部と前記座板とは、奥行方向の寸法及び幅方向の寸法が同一の寸法に形成されていることを特徴とする請求項1記載の障がい者用いす。
【請求項4】
前記座板には、後端部の両端に平面視略方形状の切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1記載の障がい者用いす。
【請求項5】
前記座部の後端部の両端に配置され、前記背もたれと前記肘掛けとを連結する連結部材を備え、
前記切り欠きは、前記連結部材に当接していることを特徴とする請求項4記載の障がい者用いす。
【請求項6】
複数種類の前記座板のうち最も小さい厚さ寸法の座板の厚さ寸法を1とした場合、その他の座板の厚さ寸法は、1×n(nは2以上の自然数)であることを特徴とする請求項2記載の障がい者用いす。
【請求項7】
前記座板の奥行方向の寸法を1とした場合、前記座板の厚さ寸法は、1/15〜1/5であることを特徴とする請求項1記載の障がい者用いす。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、障がい者用いすに係り、特に、食事の際に用いる障がい者用いすに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、障がい者(ダウン症、脳性まひ等)の方には様々な原因で摂食、嚥下機能に低下がみられ、適切に食事を摂取できない場合がある。
【0003】
そこで、特許文献1は、起立補助椅子において、椅子の座板上のシート部を前脚側の座板に回動可能に取り付けると共にシート部を常時隆起する方向に付勢する付勢手段とシート部を任意の傾斜位置に係止する係止機構とを備え、後脚にアームレストを伸縮可能に設けると共に、アームレストを任意の位置に保持するためのアームレスト保持機構を設けた起立補助椅子を開示している。
しかしながら、このような起立補助椅子は、患者の立位訓練を目的とするものであり、障がい者の方の食事をサポートすることはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】 特開平7−8521号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本考案の課題は、障がい者の方でも食事で食べ物を摂取し易くすることができる障がい者用いすを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題達成のため、請求項1記載の考案にあっては、障がい者が食事をする際に用いる障がい者用いすであって、座部と、前記座部を支える脚部と、前記座部から起立した背もたれと、前記座部に取り付けた肘掛けと、前記座部上に設置する側方略三角形の厚さ形状を有し後端部が前端部より厚く形成された座板とを備えていることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、座板に着座した障がい者の方は、座面が前傾しているためにやや前傾姿勢になり、その結果、骨盤と頸部が適切な位置に誘導され、嚥下の改善が期待できる。
【0007】
請求項2記載の考案にあっては、前記座板の厚さ寸法を複数種類設けることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、複数種類の座板を障がい者の方の身体的条件に応じて使用できる。
【0008】
請求項3記載の考案にあっては、前記座部と前記座板とは、奥行方向の寸法及び幅方向の寸法が同一の寸法に形成されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、座部と座板とを平面方向において過不足なく重ねることができる。
【0009】
請求項4記載の考案にあっては、前記座板には、後端部の両端に平面視略方形状の切り欠きが形成されていることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、切り欠きによって背もたれや肘掛け等の部材を回避した状態で座板を座部上に載置することができる。
【0010】
請求項5記載の考案にあっては、前記座部の後端部の両端に配置され、前記背もたれと前記肘掛けとを連結する連結部材を備え、前記切り欠きは、前記連結部材に当接していることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、切り欠きが、座板の移動を規制するストッパとなる。
【0011】
請求項6記載の考案にあっては、複数種類の前記座板のうち最も小さい厚さ寸法の座板の厚さ寸法を1とした場合、その他の座板の厚さ寸法は、1×n(nは2以上の自然数)であることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、複数種類の座板において、厚さ寸法が同じ割合で段階的に厚くなる。
【0012】
請求項7記載の考案にあっては、前記座板の奥行方向の寸法を1とした場合、前記座板の厚さ寸法は、1/15〜1/5であることを特徴とする。
従って、本考案に係る障がい者用いすにあっては、座板の奥行方向の寸法と座板の厚さ寸法とを規定寸法とすることができる。
【考案の効果】
【0013】
請求項1記載の考案にあっては、障がい者が食事をする際に用いる障がい者用いすであって、座部と、前記座部を支える脚部と、前記座部から起立した背もたれと、前記座部に取り付けた肘掛けと、前記座部に設置する側方略三角形の厚さ形状を有し後端部が前端部より厚く形成された座板とを備えていることから、座板に着座した障がい者の方は、座面が前傾しているためにやや前傾姿勢になり、その結果、骨盤と頸部が適切な位置に誘導され、嚥下の改善が期待できる。
また、本考案に係る障がい者用いすを使用することにより、食事の全介助を受けている脳性麻痺重度の障がい者の方が、短時間ではあるが自ら独力で食事が可能となった、という事例があり、障がい者である使用者の方の残存能力を引き出すことができる、という経過が確認されている。
【0014】
請求項2記載の考案にあっては、前記座板の厚さ寸法を複数種類設けることから、複数種類の座板を障がい者の方の個体の身体的条件に応じて使用できるため、使い勝手のよい障がい者用いすを提供することができる。
【0015】
請求項3記載の考案にあっては、前記座部と前記座板とは、奥行方向の寸法及び幅方向の寸法が同一の寸法に形成されていることから、座部と座板とを平面方向において過不足なく重ねることができるため、座り心地のよい障がい者用いすを提供することができる。
【0016】
請求項4記載の考案にあっては、前記座板には、後端部の両端に平面視略方形状の切り欠きが形成されていることから、切り欠きによって背もたれや肘掛け等の部材を回避することができるため、効率よく座板を配置することができる。
【0017】
請求項5記載の考案にあっては、前記座部の後端部の両端に配置され、前記背もたれと前記肘掛けとを連結する連結部材を備え、前記切り欠きは、前記連結部材に当接していることから、切り欠きが、座板の移動を規制するストッパとなるため、障がい者の方が着座する際に、座板が後方へずれることを回避することができる。
【0018】
請求項6記載の考案にあっては、複数種類の前記座板のうち最も小さい厚さ寸法の座板の厚さ寸法を1とした場合、その他の座板の厚さ寸法は、1×n(nは2以上の自然数)であることから、複数種類の座板の厚さ寸法が同じ割合で段階的に厚くなるため、障がい者の方の身体的条件に合わせやすい複数種類の座板を提供することができる。
【0019】
請求項7記載の考案にあっては、前記座板の奥行方向の寸法を1とした場合、前記座板の厚さ寸法は、1/15〜1/5であることから、座板の奥行方向の寸法と座板の厚さ寸法とを規定寸法とすることができるため、より一層、嚥下し易い角度の座板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における斜視図である。
【図2】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における座部、脚部、背もたれ、肘掛け等を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における座板を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における第一座板を示す図であり、図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示している。
【図5】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における第二座板を示す図であり、図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示している。
【図6】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における第三座板を示す図であり、図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示している。
【図7】本考案に係る障がい者用いすの一実施の形態における使用方法を示す図である。
【考案を実施するための形態】
【0021】
以下、本考案に係る一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面においては、理解を容易にするために部材の形状や寸法を誇張したり一部の部材を省略したりして図示している箇所もある。
図1に示すように、本実施の形態に係る障がい者用いす10は、障がい者が食事をする際に用いる障がい者用いす10であって、座部11と、座部11を支える脚部12と、座部11から起立した背もたれ13と、座部11に取り付けた肘掛け14と、座部11に設置する側方略三角形の厚さ形状を有し後端部EPが前端部FPより厚く形成された座板15とを備えている。
従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座板15に着座した障がい者の方はやや前傾姿勢になり、その結果、腹筋及び喉の筋肉が緊張して嚥下し易くなる。
本実施の形態に係る障がい者用いす10の座板15を除いた各部材は、円筒状のパイプ及びパイプを連結する部材により構成されている。
【0022】
座部11と座板15とは、奥行方向の寸法及び幅方向の寸法が同一の寸法に形成されている。従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座部11と座板15とを平面方向において過不足なく重ねることができる。
【0023】
図3に示すように、座板15には、後端部EPの両端に平面視略方形状の切り欠き16が一対に形成されている。従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、切り欠き16によって背もたれ13や肘掛け14等の部材を回避することができる。
【0024】
図1に示すように、座部11の後端部の両端には、背もたれ13と肘掛け14とを連結する連結部材17が配置されている。連結部材17は、背もたれ13の下端部と、肘掛け14の後方下端部とを包み込んで連結する部材である。切り欠き16は連結部材17に当接している。従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、切り欠き16が、座板15の移動を規制するストッパとなる。
【0025】
障がい者用いす10の幅方向の寸法X1は510mmである。障がい者用いす10の奥行方向の寸法Y1は450mmである。障がい者用いす10の高さ方向の寸法Z1は780mmである。障がい者用いす10の接地面から座部11の上面までの高さ方向の寸法Z2は370mmである。障がい者用いす10の接地面から肘掛け14の上面までの高さ方向の寸法Z3は540mmである。
【0026】
そして、図1に示す障がい者用いす10から座板15を取り外すと、図2に示す状態となる。また、図1及び図2に示す障がい者用いす10は、このままの状態でも使用可能であるが、所望の位置に布等を被せて使用することも可能である。
【0027】
本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座板15の厚さ寸法を複数種類設けている。従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、複数種類の座板15を障がい者の方の個体に応じて使用できる。
【0028】
図4に示すように、第一座板15−1は、平面視略凸形状の部材である。なお、第一座板15−1は、図1に示す座板15である。
第一座板15−1の幅方向の寸法X2は510mmである。切り欠き16の幅方向の寸法X3は36mmである。第一座板15−1の切り欠き16を除いた幅方向の寸法X4は、438mmである。
【0029】
第一座板15−1の奥行方向の寸法Y2は450mmである。切り欠き16の奥行方向の寸法Y3は71mmである。第一座板15−1の切り欠き16を除いた奥行方向の寸法Y4は379mmである。
第一座板15−1の後端部EPの高さ方向の寸法Z4は90mmである。なお、第一座板15−1の前端部FPの高さ方向の寸法は数ミリ〜数十ミリ程度とすることができる。
【0030】
図5に示すように、第二座板15−2は、平面視略凸形状の部材である。第二座板15−2の後端部EPの高さ方向の寸法Z5は60mmである。なお、その他の寸法は、第一座板15−1の寸法と同様である。
【0031】
図6に示すように、第三座板15−3は平面視略凸形状の部材である。第三座板15−3の後端部EPの高さ方向の寸法Z6は30mmである。なお、その他の寸法は、第一座板15−1の寸法と同様である。
【0032】
複数種類の座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)のうち最も小さい厚さ寸法の座板(第三座板15−3)の厚さ寸法を「1」=「30mm」とした場合、その他の座板(第二座板15−2、第一座板15−1)の厚さ寸法は、「1×n(nは2以上の自然数)」=「60mm、90mm」である。
従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、複数種類の座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)の厚さ寸法が同じ割合で段階的に厚くなるように構成されている。
【0033】
また、座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)の奥行方向の寸法を「1」=「450mm」とした場合、座板(第三座板15−3〜第一座板15−1)の厚さ寸法は、「1/15〜1/5」=「30〜90mm」である。
従って、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座板の奥行方向の寸法と座板の厚さ寸法とを規定寸法とすることができる。
【0034】
次に、本実施の形態に係る障がい者用いす10の使用方法について説明する。
本実施の形態に係る障がい者用いす10を使用する場合、図2に示す状態の障がい者用いす10に、図4〜図6に示すいずれかの座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)を設置して、図1に示す状態の障がい者用いす10を完成させる。
【0035】
そして、障がい者用いす10の座板15には、前方に向かって緩やかな下り傾斜となる角度が付いていることから、図7に示すように、障がい者用いす10に着座した障がい者Pの方は、上半身がやや前傾姿勢になる。
【0036】
以上説明したように、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座板15に着座した障がい者Pの方はやや前傾姿勢になり、その結果、腹筋及び喉の筋肉が緊張して嚥下し易くなるため、障がい者Pの方でも食事で食べ物20を摂取し易くなる。
【0037】
また、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、複数種類の座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)を障がい者Pの方個々の身体的条件に応じて使用できるため、使い勝手のよい障がい者用いす10を提供することができる。
【0038】
さらに、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座部11と座板15とを平面方向において過不足なく重ねることができるため、座り心地のよい障がい者用いす10を提供することができる。
【0039】
さらにまた、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、切り欠き16によっ
て背もたれ13や肘掛け14等の部材を回避することができるため、効率よく座板15を配置することができる。
【0040】
その上、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、切り欠き16が、座板15の移動を規制するストッパとなるため、障がい者Pの方が着座する際に、座板15が後方へずれることを回避することができる。
【0041】
また、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、複数種類の座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)の厚さ寸法が同じ割合で段階的に厚くなるため、障がい者Pの方の個体に合わせやすい複数種類の座板(第一座板15−1〜第三座板15−3)を提供することができる。
【0042】
さらに、本実施の形態に係る障がい者用いす10にあっては、座板15の奥行方向の寸法と座板15の厚さ寸法とを規定寸法とすることができるため、より一層、嚥下し易い角度の座板15を提供することができる。
【0043】
上述した実施の形態にあっては、以下の変形が可能である。
(1)座板15は、3種類の例で説明したが、1種類や2種類であってもよく、4種類以上であってもよい。
(2)座部11と座板15とは、奥行方向の寸法及び幅方向の寸法が異なる寸法に形成されていてもよい。
(3)座板15には、後端部EPの両端に切り欠き16を形成しなくてもよい。
(4)座板15の後端部EPの厚さ寸法は、20〜100mmの範囲内の寸法であることが好ましい。
(5)障がい者用いす10の各部材の寸法は、あくまで例示であり、本実施の形態に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本考案は障がい者用いすに係ることから、広く産業上の利用可能性を有している。
【符号の説明】
【0045】
10 障がい者用いす
11 座部
12 脚部
13 背もたれ
14 肘掛け
15 座板
15−1 第一座板
15−2 第二座板
15−3 第三座板
16 切り欠き
17 連結部材
20 食べ物
FP 前端部
EP 後端部
P 障がい者
【図1】
図1 
【図2】
図2 
【図3】
図3 
【図4】
図4 
【図5】
図5 
【図6】
図6 
【図7】
図7 
メッセージ 

@この椅子は「食事用の椅子(特許)」の新案です。
 食事の取りやすい姿勢を促す食事用の椅子です。
 出来ないことを補助するのではなく、できること
 (潜在能力)を引き出す椅子です。
A障がい者だけでなく、高齢者・児童にも提供したい
 と思います。
B約25年前に「重度脳性麻痺」の方に作って試用しました。短時間ですが、自分で食事ができるようになりました。
C作業療法士学会の実力者の方にご指導を頂き作成し、高い評価を頂いております。現場の作業療法士にも「早く商品化して欲しい」と言われております。
D世界中にこの「食事用の椅子」を必要としている方が
多いはずです。一緒に商品にして下さい。
The Chair for People with Disabilities
1. This is a new invention of a dining chair, which prompts people to have the right posture while eating. It is not for supporting something they cannot do, but to encourage people to do something they can.
2. This product should be introduced not only for people with disabilities but for the elderly and children.
3. I implemented a trial for a person with severe cerebral palsy about 25 years ago, and though for a short time, the person could eat a meal by themselves.
4. This invention has been given quite a few positive evaluations after being instructed by several good occupational therapists, and I was told I should be able to commercialize this product as soon as possible by the occupational therapists on-site.
5. There must be a lot of people who want this dining chair.
I am looking forward to commercializing this product together.
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