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【発明の名称】ガス切断直線定規 【特許権者】 【識別番号】307026570 【氏名又は名称】岳藤 政敏 【住所又は居所】福岡県遠賀郡水巻町古賀一丁目1番32号 【発明者】 【氏名】岳藤 政敏 【住所又は居所】福岡県遠賀郡水巻町古賀一丁目1番32号 【要約】 （修正有） 【課題】切断時に加わる横からの力に対して動きにくく、排熱ガスの吹き返しによる加熱効果の低下を防止可能なガス切断直線定規を提供する。 【解決手段】定規の安定は、定規の全長に反り1を設けることで、両端が切断する鋼板に接した時、鋼板の大、小に関わりなく定規との間に隙間を生じ、叉定規の重さも反り間の２点のみに掛かる事で達成される。叉、高圧排出ガスの吹き返しは定規下面全体に網目状の排熱溝2、排熱を排熱溝へ誘する定規の下角両縁のC面、を設け更に、反り1も鋼板との隙間を生じることで、排熱の効果も共有する。 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ガス切断直線定規を安定させるために底面に上方向の反りを形成して定規の両端で被切断材と接するガス切断直線定規であって、上記底面全体に網目状の排熱溝を形成するガス切断直線定規。 【請求項２】 長側面下縁にＣ面を形成した請求項１に記載のガス切断直線定規。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【０００１】 本発明は鋼板、形鋼等の、ガスによる直線切断時のガイドとして使用するガス切断直線定規に関する。 【背景技術】 【０００２】 ガス切断機を直線定規に沿わせて鋼板の切断を行う時、接する定規の下面と、鋼板の表面は共に平坦の為、間にゴミを噛んだり又は、熱の影響による膨張で直線定規と鋼板の接面が点当たり状態となって、切断時に加わる横からの力に対して動きやすくなる。 【０００３】 ガス切断は加熱炎と同時に高圧の酸素を噴出して切断するが、定規の底面と鋼板の表面が共に平坦な場合には、加熱炎は定規の側面に当たって吹き返されるため加熱炎の加熱の効果が下がる。 【先行技術文献】 【特許文献】 【０００４】 【特許文献１】 実開昭54-155930号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【０００５】 本発明は切断時に加わる横からの力に対して動きにくく、排熱ガスの吹き返しによる加熱効果の低下を防止することができるガス切断直線定規を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【０００６】 直線定規図2に示すように定規に反り1を設けて両端の2点を支点とすることで 安定させた。 【０００７】 加熱炎の安定は、排熱を定規の使用側から、対方向側へ逃がすため、定規の下面全体に網目状の溝2と、下角の両縁に排熱を溝へ誘導する為のＣ面をもうけることにより達成した。更に前記の定規安定の反り1は、鋼板との間に隙間を生じることから排熱の効果も共有する。 【発明の効果】 【０００８】 直線定規の側面に反り1を有する事で切断する鋼板に対しての大小、切断寸法の長短に関わりなく、定規の両端の2点を支点として接着するので定規は安定する叉、片方を基準にして切断線に早く合わせることが出来る利点がある。 【０００９】 燃焼した排熱ガスを対方向側へ逃がしたことから、加熱炎の安定、ガスの使用量の削減、作業時間の短縮、品質、安全等、いずれにおいても効果は向上する。 【図面の簡単な説明】 【００１０】 【図１】直線定規を上から見た平面図である。 【図２】直線定規の反り1を強調した正面図である。 【図３】排熱溝2を構成した底面図である。 【図４】定規の側面図である。矢印→は排熱方向を示す。 【発明を実施するための形態】 【００１１】 ガス切断直線定規は、図2に示すように定規の長側面に上方向の反り1を有する事で両端が鋼板に接着し、定規の中央に隙間を設けている。この隙間によ りゴミを噛んだり、ガス切断器のノズルの火炎の熱による熱膨張を原因とする定規の逆反りも吸収して定規は安定する。 【００１２】 加熱炎が定規の側面に当たって、吹き返す事による加熱炎の燃焼の不安定さを防ぐために、排熱を定規の使用する側から定規の下を通って対方向側へ逃 がすように(図4参照)定規の下面全体に図3に示すように網目状の溝2と、排熱を 溝へ導き易くする為に、定規の下角の両縁にＣ面3を設けた。更に定規の反り1も鋼板との間に隙間を生じる事から、排熱の役割も果たす。図4中、4は切断器のノズルである。図1、図2示す符号5は取手である。反りと鋼板の最大距離1は100ｍｍLに対して、1ｍｍである。定規の材質は、例えばＳＳ400である。 【符号の説明】 【００１３】 1、 反り 2、 排熱溝 3、 Ｃ面 4、 ノズル 5、 取手

現在のガス切断直線定規の問題 手動のガス切断機を直線定規に沿わせて鋼板の切断を行うとき、接する定規の下面と鋼板の表面は共に平坦な為ゴミを噛んだり又は熱の影響による膨張で接面が点当たり状態になって、加わる横からの力に対して動き易くなる。又切断は加熱炎と同時に高圧酸素を憤出して行うが、定規の下面と鏑板の表面が共に平坦な場合、排熱は定規の側面に当たって吹き返し加熱炎の加熱効果を妨げる。 本発明のガス切断直線定規の特性と効果 定規の安定は、定規全長に上方向に反りを有することで、両端が鋼板に接着したとき鋼板の大小を問わず定規との問に隙問を生じる。又定規の重さも反り間2点のみに掛かることで達成した。 加熱炎の妨げになる排熱ガスの吹き返しは、定規下面全体に網目状の排熱溝と排熱を溝へ誘する定規下角両緑にC面を設け、切断機を沿わせる側から対方向側ヘ逃がすようにした。さらに定規の反りも隙問を生じることで排熱効呆も共有する。従って加熱効果も良くガス使用量の削減、両端2点を支点とする為、片方を基準に切断位置に早く合わせることができる等、品質、安全等も含めて利点があり能率は向上する。

The current problem with gas cutting straight ruler When cutting the steel plate in accordance with the straight ruler by using the manual gas cutter, since the under parts of the ruler and the surface of the steel plate are flat, it will be affected by a small dust or expansion due to the heat, and the touching parts will be per point state, as the result, it will gain more agility to the direction of the force added horizontally. The amputation will be done simultaneously with add fire and emitting oxygen at high pressure; however, if the under part of the ruler and the steep plate are both flat, exhausting heat will be reflected to the side of the ruler and it prevents the effect of add fire. The traits and effects of this invention of gas cutting straight ruler As for the stability of the ruler can be decided in the space between the ruler and the steel plate regardless of its size when the both edges are glued due to the state of the ruler obtaining a warp to the upper direction, and the weight of the ruler is accomplished to be affected between two points of warps. As for the back fire that prevents the effect of add fire, adding the whole lower part of the ruler the exhaust vent and C-side to the both edges of the ruler to the lower direction to be lured onto the exhaust vent, and let it out from the side along with the cutting device to the other side. Moreover, the warp of the ruler also shares the function as a vent causing a space between them. Therefore, it becomes quite efficient for adding heat, and reduce the amount of usage of gas, and enables the quick adjustment standardizing one side to the cutting location since it makes the both ends as fulcrum. The overall efficiency will increase along with promoting its quality and safety.

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

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