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| 【発明の名称】長ネギ栽培装置 【出願人】 【識別番号】524196186 【氏名又は名称】水村 昌郁 【住所又は居所】埼玉県さいたま市緑区大間木1607-20 【代理人】 【識別番号】110001793 【氏名又は名称】弁理士法人パテントボックス 【発明者】 【氏名】水村 昌郁 【住所又は居所】埼玉県さいたま市緑区大間木1607-20 【要約】 【課題】高さが不足することなく、栽培の途中でも高さを増やしやすい、長ネギ栽培装置を提供する。 【解決手段】長ネギの栽培に使用される長ネギ栽培装置1は、多重の筒21〜27によって入れ子状に形成されて、長ネギの成長に応じて高さを変えることができるようになっている、多重筒部2と、多重筒部2の最上位の筒21に取り付けられ、周辺の固定物に係止されるための係止部3と、を備えている。このような構成であれば、高さが不足することなく、栽培の途中でも高さを増やしやすい、長ネギ栽培装置1となる。多重筒部2には、最下部の筒27の下方に配置されて排水を受けるようにされた、受皿部4がさらに取り付けられている。 【選択図】図1 ![]() 【特許請求の範囲】 【請求項1】 長ネギの栽培に使用される長ネギ栽培装置であって、 多重の筒によって入れ子状に形成されて、長ネギの成長に応じて高さを変えることができるようになっている、多重筒部と、 前記多重筒部に取り付けられ、周辺の固定物に係止されるための係止部と、を備える、長ネギ栽培装置。 【請求項2】 前記多重筒部には、最下位の筒の下方に配置されて排水を受けるようにされた、受皿部がさらに取り付けられている、請求項1に記載された、長ネギ栽培装置。 【請求項3】 前記多重筒部の高さを長ネギの成長に応じて規制するようにされた、高さ規制手段をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載された、長ネギ栽培装置。 【請求項4】 前記多重筒部の最下位の筒には、底を塞ぐようにフィルタが設置されている、請求項3に記載された、長ネギ栽培装置。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、長ネギの栽培に好適な長ネギ栽培装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、アパートやマンションのベランダで家庭菜園を行う際には、プラスチック製のプランタが使用されている。プランタは深さが浅いため、果菜類や葉菜類またはハーブ等の栽培に使用されている。 【0003】 しかし、大根・人参等の根菜類を栽培するには、一般的なプランタでは浅すぎて、栽培することができなかった。さらに、長ネギや長芋のように土寄せを行う野菜においても、土寄せを行うことができなかった。 【0004】 そこで、例えば特許文献1の野菜栽培容器は、伸縮自在の蛇腹構造を有し、未使用時または保管時には提灯の如く縮めて薄く畳むことができ、使用時には栽培する野菜の種類に応じて引き伸ばし任意の高さに変えることができるように構成されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】 登録実用新案第3048353号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、特許文献1の従来側の野菜栽培容器は、蛇腹の伸縮量に応じた高さに変えることができるだけであった。そのため、長ネギを栽培する場合には、高さが不足するうえ、栽培の途中で高さを増やしにくい、という問題があった。 【0007】 そこで、本発明は、高さが不足することなく、栽培の途中でも高さを増やしやすい、長ネギ栽培装置を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0008】 前記目的を達成するために、本発明の長ネギ栽培装置は、長ネギの栽培に使用される長ネギ栽培装置であって、多重の筒によって入れ子状に形成されて、長ネギの成長に応じて高さを変えることができるようになっている、多重筒部と、前記多重筒部に取り付けられ、周辺の固定物に係止されるための係止部と、を備えている。 【発明の効果】 【0009】 このように、本発明の長ネギ栽培装置は、多重の筒によって入れ子状に形成されて、長ネギの成長に応じて高さを変えることができるようになっている、多重筒部と、この多重筒部に取り付けられ、周辺の固定物に係止されるための係止部と、を備えている。このような構成であれば、長ネギに必要な高さが不足することなく、栽培の途中でも高さを増やしやすい、長ネギ栽培装置となる。 【図面の簡単な説明】 【0010】 【図1】実施例の長ネギの栽培装置の斜視図である。 【図2】実施例の長ネギの栽培装置の断面図である。 【図3】実施例の長ネギの栽培装置の作用図であり、栽培の初期状態である。 【図4】実施例の長ネギの栽培装置の作用図であり、栽培の終期状態である。 【発明を実施するための形態】 【0011】 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。 【実施例】 【0012】 (構成) まず、図1、図2を用いて本発明の長ネギ栽培装置1の全体構成を説明する。長ネギ栽培装置1は、図1、図2に示すように、多重の筒21、22、・・・、27によって入れ子状に形成される多重筒部2と、多重筒部2の上部に取り付けられる係止部3と、多重筒部2の下部に取り付けられる受皿部4と、を備えている。 【0013】 多重筒部2は、例えば径の異なる7つの筒21、22、・・・、27を組み合わせることによって、入れ子状(手レスコ状)に形成されており、それによって伸縮可能に構成されている。すなわち、最も大径の最上位の筒21から最も小径の最下位の筒27まで順に摺動することで、長さが伸びるようになっている。 【0014】 例えば、筒22は、合成樹脂製の円筒状に構成されるものであり、本体部22aと、本体部22aの上端には外縁が外向きに膨出したツバ部22bを有し、下端には内縁が内向きに膨出した円環状突起部22cを有している。他の筒21、23〜27についても、径と長さが異なる他は、略同様の構成となっている。したがって、筒22の円環状突起部22cに筒23のツバ部23bが引っ掛かるようになっている。 【0015】 そして、最上位の筒21には、係止部3が取り付けられている。さらに、最下位の筒27には、受皿部4が取り付けられている。係止部3と受皿部4の構成については後述する。 【0016】 さらに、最下位の筒27の内側には、下部に底を塞ぐようにフィルタ5が配置されている。フィルタ5としては、例えば不織布を用いることができるが、これに限定されるものではなく、他にも網であってもよい。 【0017】 係止部3は、多重筒部2に取り付けられており、長ネギ栽培装置1の全体を、周辺の固定物に係止されるために使用される。具体的には、係止部3は、ループ状のベルトであり、マンションのベランダの手摺などに掛け回されて留められる。なお、係止部3は、ループ状のベルトに限定されるものではなく、周辺の固定物に係止又は固定されるものであればよく、例えば、カギ状のフックであってもよいし、鋲やネジによって壁に固定されるものであってもよい。 【0018】 受皿部4は、最下位の筒27の下方に配置される浅い皿又は容器である本体部40と、本体部40を筒27から吊り下げるための紐(ロープ)41と、から構成されている。したがって、最下位の筒27から滴り落ちた水分を受けとめてベランダを汚さないようになっている。さらに、受皿部4は、筒27から容易に取り外して溜まった水分を捨てたり、内部を洗浄したりできるようになっている。 【0019】 そして、本実施例の長ネギ栽培装置1は、多重筒部2の高さを長ネギの成長に応じて規制するようにされた、高さ規制手段6をさらに備えている。高さ規制手段(6)は、多重筒部2の摺動方向の長さを決めるものであり、「高さ規定手段」、「高さ調整手段」と称することもできる。つまり、高さ規制手段6を備えることで、各筒21〜27や内部の土の重量によって多重筒部2が長くなりすぎることを規制している。高さ規制手段6としては、例えば、最上位の筒21と最下位の筒27の間に張り渡された紐(ロープ)を用いることができる。 【0020】 (作用) 次に、図3、図4を用いて、本実施例の長ネギ栽培装置1の作用について説明する。ここでは、例として、初期状態と終期状態について説明する。 【0021】 はじめに、図3を用いて、初期状態について説明する。初期状態は、長ネギの苗を植え付けた直後の状態である。この状態では、1番目の最上位の筒21に対して、2番目の筒22がスライドしており、残りの筒23〜27は畳まれている。なお、この程度の低い高さの場合には、係止部3を用いることなく、平坦な場所に載置しておくことができる。その場合でも受皿部4を用いることが好ましい。 【0022】 次に、図4を用いて、終期状態について説明する。終期状態は、長ネギが成長して収穫する直前の状態である。の状態では、1番目の最上位の筒21に対して、2番目の筒22がスライドしており、残りの筒23〜27も順にスライドして延びている。なお、このように高さが高くなった場合には、係止部3を用いてベランダの手摺などの固定物に長ネギ栽培装置1を引っ掛けておくことが好ましい。この場合、受皿部4は、紐41によって吊り下げられている。 【0023】 (効果) 次に、本実施例の長ネギ栽培装置1の奏する効果を列挙して説明する。 【0024】 (1)上述してきたように、本実施例の長ネギの栽培に使用される長ネギ栽培装置1は、多重の筒21〜27によって入れ子状に形成されて、長ネギの成長に応じて高さを変えることができるようになっている、多重筒部2と、多重筒部2の最上位の筒21に取り付けられ、周辺の固定物に係止されるための係止部3と、を備えている。このような構成であれば、高さが不足することなく、栽培の途中でも高さを増やしやすい、長ネギ栽培装置1となる。特に、長ネギの栽培に必要な「土寄せ」を容易に実施することができる。具体的には、第1の筒21の上部開口から土を投入する作業となる。このように、通常のプランタでは、不可能な土寄せを簡易な構成によって実現できる。 【0025】 なお、長ネギ栽培装置1は、長ネギの他にも、地中において縦に長い(深くまで延びる)植物−例えばゴボウ−の栽培に使用することができる。さらに言えば、栽培に際して、土寄せが必要な植物に適用することがより好ましい。 【0026】 (2)また、多重筒部2には、最下位の筒27の下方に配置されて排水を受けるようにされた、受皿部4がさらに取り付けられているため、ベランダを汚すことなく、排水を受け入れることができる。 【0027】 (3)さらに、多重筒部2の高さを長ネギの成長に応じて規制するようにされた、高さ規制手段6としての紐をさらに備えることで、多重筒部2の自重と内部の土の重量によって、多重筒部2が必要以上に延びることを防止(規制)できる。 【0028】 (4)また、多重筒部2の最下位の筒27には、底を塞ぐようにフィルタ5が設置されていることで、多重筒部2内の土が流出することを防止できる。 【0029】 以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。 【0030】 例えば、実施例では、長ネギ栽培装置1が、長さ規制手段6を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、筒21〜27どうしが土の重量のみでは摺動市内程度の摩擦力があれば長さ規制手段6は不要である。他にも、長さ規制手段6として、ゴム紐を有することもできる。 【0031】 また、実施例では、長さ規制手段6として紐を備える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、多重筒部2の長さに応じて係止部3であるベルトの長さを順に調整していくことで、最下位の筒27を常に接地させるように構成することもできる。 【符号の説明】 【0032】 1 長ネギ栽培装置 2 多重筒部 21〜27 筒 22a 本体部 22b ツバ部 22c 円環状突起部 3 係止部 4 受皿部 40 本体部 41 紐(ロープ) 5 フィルタ 6 長さ規制手段 |
【図1】![]() |
【図2】![]() |
【図3】![]() |
【図4】![]() |
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