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【発明の名称】土掘りシャベル 【出願人】 【識別番号】508331110 【氏名又は名称】高久 信一 【住所又は居所】神奈川県川崎市宮前区白幡台1−15−27 【発明者】 【氏名】高久 信一 【住所又は居所】神奈川県川崎市宮前区白幡台1−15−27 【要約】 【課題】 盆栽や園芸作物の根際に穴を開け肥料を散布出来る土掘りシャベルを提供すること。 【解決の手段】 盆栽や園芸作物Aの根際の土壌Cに穴を開け肥料Bを散布するに使う土掘りシャベルにおいて、ステンレス材のパイプでなる本体1の片方の開口部2に取っ手3を一体化し、他方の開口部2を傾斜状4に切込んだ本体1の中空部1aに滑動自在のピストン5が、本体1に切り込まれたスリット6から外部に飛び出すハンドル7に一体化し、これらが、園芸作物Aの根際の土壌Cに差し込まれた本体1が中空部1aに土壌Cを詰め込んだまま抜き取られることで、パイプの太さで穴が開き、肥料Bを埋め込み可能にし、そして、中空部1aに詰まった土壌Cが、ハンドル7操作Pでピストン5が動き、開口部2より排出取り出し可能な土掘りシャベルとする。 【特許請求の範囲】 【請求項1】 盆栽や園芸作物Aの根際の土壌Cに穴を開け肥料Bを散布するに使う土掘りシャベルにおいて、ステンレス材のパイプでなる本体1の片方の開口部2に取っ手3を一体化し、他方の開口部2を傾斜状4に切込んだ本体1の中空部1aに滑動自在のピストン5が、本体1に切り込まれたスリット6から外部に飛び出すハンドル7に一体化し、これらが、園芸作物Aの根際の土壌Cに差し込まれた本体1が中空部1aに土壌Cを詰め込んだまま抜き取られることで、パイプの太さで穴が開き、肥料Bを埋め込み可能にし、そして、中空部1aに詰まった土壌Cが、ハンドル7操作Pでピストン5が動き、開口部2より排出取り出し可能にした事を特徴とする、土掘りシャベル。 【請求項2】 前記するピストン5に一体化で設けたハンドル7を伸縮コイルスプリング8で、取っ手3側に保持可能にした事を特徴とする請求項1記載の、土掘りシャベル。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 この発明は、例えば、花壇や鉢植え等の作物の根際に肥料をやるのに、土壌に穴を開ける為の土掘りシャベルに関し、詳しくは、パイプ状でなるシャベル本体にピストンを内蔵したシャベルにし、土壌に押し込んだシャベル本体のパイプ状の中空部に詰まる土壌を取り出し肥料を入れる穴を開け、中空部に詰まった土壌をピストン操作で、中空部から外に押出し排出する土で肥料を入れた穴を埋める事等の出来る土掘りシャベルに関する。 【背景技術】 此の種従来の技術として、弱い力で操作が出来、シンプルな構造でコスト安の、穴掘りスコップが、登録実用新案文献が1又は、登録実用新案文献2には穴掘り具が記載され開示されている。 即ち、文献1での穴掘りスコップは軸ピンを支点として回動自在に取り付けられたハサミ式の対称形の2本の棒状物の双方の下端には、半円筒形のスコープ刃を所定間隔で対向し円形状を形成し並列し取り付けられ、これらの円形状で配列するスコープ刃の先端から支点となる軸ピンまでの長さはスコープ刃の並列巾サイズ(対向するスコープ刃の半円形状でなる直径サイズ)より少し長い寸法位置間で各々が対称に曲げられ、2本の棒状物が重なり軸ピンが支点的に設けられ、そして他方に伸びる取っ手となる2本の端子はほぼ平行に一定の間隔と長さをもって構成し、これらの2本の棒状物の軸ピン位置はスコープ刃の先から軸ピンまでの長さが、取っ手となる2本の端子から軸ピン迄の長さよりはるかに短い長さに設定し、取っ手を握る操作力が弱くてスコープ刃での土掘りの出来る構成からなる穴掘りスコップ開示されている。 また、文献2での穴掘り具は細長い棒状の柄棒の片方の端部に取っ手を設け、片方の端部に掘削部を設けた穴掘り具で、この掘削部は土に穴を掘り起すに都合の良いスプンに似た土をすくい易い湾曲の形状でなる金物製の匙板が2片対向して上板面の両サイドに折り曲げられ直下で成るコの字形状で匙部を構成し、この上板面の中心部に柄棒の先端部(刺軸)が付き抜けて固定し、差し込まれ柄棒の先端部軸心方向に2片の匙板が延び、土地の掘削作業は取っ手を握り、刺軸を地面に差し込み掘削部を左右に回転させながら土面の中に穴あけを行なう穴掘り具が開示されている。 【特許文献1】 実用新案登録第3068866号公報 【特許文献2】 実用新案登録第3098667号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記での文献1,2いずれも植木等の植採や、杭などの立て込み等の地面に穴を掘削する為での用具としては最適で、家庭園芸でのプランタン或いは盆栽用での鉢植え等での作物や花物或いは植木の根際或いは根先に肥料を散布するのにプランター或いは植木鉢から土を掘り起こすことが出来ても、地面から根のある根床まで空洞を直下的に掘削するのに穴が途中で崩れて埋まってしまい、地面から深い根際に肥料を散布出来ない等の課題がある。そしてまた掘削した土はプランターや植木鉢からはみ出し、床面を散らかし、掘削土の処理に難がある等の課題が残ろ。そして仕方なく、園芸などの作業で広く使われている、すくい部に取っ手の付いたシャベルを使い、土をすくい根を傷つけながら穴を開け、地面に肥料をばら撒く等で、穴開けでの肥料散布に向かないのが一般的で、元より最適な土掘りシャベルの強い要望があった。 【課題を解決するための手段】 この発明は、かかる課題を解決する為に、請求項1での発明は、図1での一部断面を示しての全体斜視図で述べるに、家庭菜園や園芸作物Aの根際に肥料Bの埋め込や散布するのに使う、土掘りシャベルであって、これらの本体1はステンレス材のパイプを使い、片方の開口部2に取っ手3を一体化し、他方の開口部2を傾斜状4に切込んだ本体1にし、このパイプの中空部1a内で滑動自在ピストン5が、本体1に切り込まれたスリット6から外部に飛び出すハンドル7に一体化での構成とした土掘りシャベルであって、これらの本体1の開口部を土壌Cに差し込む事で、中空部1aに詰め込まれる土壌Cが引き上げられ、地面に丸い穴が開き、これらの穴に肥料を散布可能にしている。そして、この穴から取り除かれた土壌Cの詰め込まれた中空部1aの土はハンドル7を開口部2に向け操作Pし、スライドするピストン5が中空部1aに詰まった土を開口部2から排出出来る構成とする。 そして、図3と図4は請求項1の発明での各々が使用例を示しての斜視図で、図3は鉢植えの園芸作物Aの地面に土掘りシャベルを適当な深さまで差し込み、差し込んだ本体1を抜き出しすことで、差し込まれた本体1の中空部1aに詰め込まれた土が本体1と共に、地面から抜き出され、土壌に丸い穴が垂直に開口する使用例を示している。 そして、図4は植木鉢から取り出した土壌Cが本体1の中空部1aに詰まった土壌Cをハンドル7の操作Pに依ってピストン5をスライドさせ、詰め込んだ土壌Cを排出する使用例をしている。 次に、請求項2での発明は、図2で示しての全体斜視図で述べるに、前記するピストン5に設けたハンドル7を伸縮コイルスプリング8で、取っ手3側に保持可能な構成での土掘りシャベルを提供している。 【発明の効果】 本発明は上述の通り構成作用するので次の優れた効果を奏する。即ち、請求項1に係わる、土堀りシャベルによれば、家庭菜園や園芸作物等での、定期的な肥料散布或いは、煩雑する根元の固い地面でも差し込んだパイプに土を詰め込んだまま抜き出しが出来、地面に小さ空洞を幾つも開ける事で、空洞にダイレクトに肥料を散布出来、肥料に無駄なく即効力のある肥料撒きの出来る、土掘りシャベルを提供出来る。 次に、請求項2に係わる土掘りシャベルによれば、本体中空部に滑動するピストンが取っ手の元まで持ち上がっているので、盆栽やプランタの土の微小な増減に本体の中空部を土の倉庫に使う事で、こぼす事無く狙い通りに、土すくいや土やりの出来る、土掘りシャベルを提供出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 以下に図示の実施に基づいて本発明を更に詳細に説明する。即ち、図1は本発明での第1実施例での部分断面で全体を示しての斜視図で、園芸作物Aの根際の土壌Cに肥料Bを埋め込むに根元の土壌Cまで穴を開けや土すくいに等の用具として使う土掘りシャベルであって、パイプ状のステンレス材本体1の片方の開口部に取っ手3を一体化し、他方の開口部2を傾斜状4に切り込んだ本体1の中空部1aで滑動自在のピストン5が、本体1に切り込まれたスリット6から外部に飛び出すハンドル7に一体化し、土壌Cに差し込まれた本体1が中空部1aに押し込まれて取り除かれた土壌Cにパイプの直径で穴が開き、そして、取り除かれた中空部の土壌Cがハンドル7の操作Pで動くピストン5に押され、開口部2より外部に排出取り出し可能な構成とする。 また、図3では前記する土掘りシャベルの使用例での斜視図で、鉢植えの園芸作物Aの根際の土壌Cに本体1のハンドル3を握り、開口部2を差し込む事で、開口部2に向けて滑り落ちていたピストン5に押し込まれる開口部2から入り込む土壌Cを押し圧しながらピストン5を持ち上げ、中空部1aに固めに詰め込まれ、引きぬかれた本体1と一緒に根際の土壌Cが抜き取られ、地面から垂直に根際に空洞が開けられ、個別に調達された肥料Bを空洞に散布され、本体1の中空部1aの土壌Cを使い肥料Bに土壌Cを被せることで、肥料Bの散布を簡単に出来る土掘りシャベルを提供出来る。 また、図4では本体1の中空部1aに詰め込まれた土壌Cを排出する操作P例での全体を示しての斜視図で、ピストン5に一体化するハンドル7をスリット6の最長内での移動を可能にしている。 次に、図2は本発明での第2実施例れいでの全体斜視図で、前記するピストン5に一体化するハンドル7を伸縮コイルスプリング8で、取っ手側に保持可能な構成で、本体1の中空部1aは常時最大容積での空間を使っての園芸作物Aの土壌Cすくいとして使い、小出しにハンドル7を動かしながら鉢の土いじりに最適な土掘りシャベルを具現化している。勿論の事、根元の肥料やりの穴あけ作業ではピストン5は作業中でも取っ手3側に保持されるので、例えば、鉢植えの固い地面では、詰め込まれる土壌Cにピストン5の押し圧が無いので、最適な穴あけが出来る等で効果的である。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる第1実施例での一部断面での全体斜視図である。 【図2】本発明に係わる第2実施例での全体斜視図である。 【図3】本発明に係わる第1実施例で使用例を示しての斜視図である。 【図4】本発明に係わる第1実施例で他の使用例を示しての斜視図である。 【符合の説明】 A 園芸作物 B 肥料 C 土壌 1 本体 1a 中空部 2 開口部 3 取っ手 4 傾斜状 5 ピストン 6 スリット 7 ハンドル 8 スプリング |
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【図1】 |
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【図2】 |
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【図3】 |
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【図4】 |
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