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農水産
 
【考案の名称】コンクリート製の畦上を走行させる運搬台車
【実用新案権者】
【識別番号】515140381
【氏名又は名称】大谷 和治
【住所又は居所】茨城県ひたちなか市大字武田581−4
【代理人】
【識別番号】110001922
【氏名又は名称】特許業務法人 日峯国際特許事務所
【考案者】
【氏名】大谷 和治
【住所又は居所】茨城県ひたちなか市大字武田581−4
【要約】   (修正有)
【課題】土製と違って強度を有し、幅狭とされたコンクリート製の畦上を走行し、傾動した時に復元力のある運搬台車を提供する。
【解決手段】下部体に取り付けられ、コンクリート製の畦の上面に接して運搬台車全体の荷重を受けてコンクリート製の畦上を走行する走行車輪31と、コンクリート製の畦の横面に対向して配置された案内車輪32と、を備え、上部体である本体フレーム11に、上端が固着され、下方に向けて垂下された垂下材14、および垂下材に走行車輪の配置位置よりも下方位置で取り付けられ、上方に向けて延在する延在材15を有し、延在材に走行車輪の配置位置よりも上方にある車輪支持部34を介して走行車輪が取り付けられて、台車本体が、コンクリート製の畦の上面に接する走行車輪を支点にして、走行車輪の両側の下側位置で荷台重量が作用する台車やじろべえ構成に形成される。
【選択図】図1
選択図
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
隣接する田んぼあるいは畑を区画する、長手方向に対する直角方向の断面が矩形状をなすコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車であって、
台車本体が、運搬荷を載置する荷積載部を備えた上部体、および車輪取付け体を備えた下部体を有して構成され、
車輪取付け体が、
下部体に取り付けられた、コンクリート製の畦の上面に接して運搬台車全体の荷重を受けてコンクリート製の畦に伝搬する走行車輪と、コンクリート製の畦の横面に対向して配置された案内車輪と、を備え、
上部体に、上端が固着され、下方に向けて垂下された垂下材、および該垂下材に走行車輪の配置位置よりも下方位置で取り付けられ、上方に向けて延在する延在材を有し、該延在材に走行車輪が取り付けられて、
台車本体が、コンクリート製の畦の上面に接する走行車輪を中心にして、走行車輪の両側の下側位置から荷台重量が走行車輪に作用する台車やじろべえ構成に形成されること
を特徴とするコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、田んぼあるいは畑内に設置されたコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、田んぼあるいは畑内に設けられる畦は、畦付近の土を使用して盛り上げることで構成されてきた。このような土製の畦は、毎年保守されなければならず、手間を要するために、これを改善したコンクリート製の畦が形成されるようになってきた。田んぼあるいは畑内に設けられたコンクリート製の畦が物を運搬するために有効に活用されていない。
【0003】
単軌条(モノレール)上を走行されるものとしては、色んな構造のものが知られている。
【0004】
特許文献1には、単軌条に、牽引車に連結されて歩行型運搬車を積載して運搬可能にした単軌条運搬機用台車が記載されている。
【0005】
特許文献1以外にも、特許文献2,3,4,5,6,7に示されるように、単軌条上を走行させる各種の運搬台車、あるいは作業台車が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−159100号公報
【特許文献2】特許第3197306号公報
【特許文献3】実開昭62−95978号公報
【特許文献4】特公昭63−44106号公報
【特許文献5】実開平2−138578号公報
【特許文献6】特公平3−76890号公報
【特許文献7】特開2009−61925号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1〜7に記載された従来技術は、各種の運搬台車、あるいは作業台車が走行する単軌条は、横幅が予め定められていて、横幅が変わるような状態で使用することが想定されていない。したがって、これらの技術にあっては、一対の横方配置の車輪は、通常の状態において常に単軌条の側面に接した設計とされて装置が傾動されるようなことは、想定されていない。
【0008】
田んぼあるいは畑に設置されるコンクリート製の畦は、土製と違って強度を有しているので、出来る限り幅狭とされ、畦上を農作業する人間が歩行するための十分な幅とされ、一定の幅内に収まるような幅である。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑み傾動した時に復元力があって、土製と違って強度を有し、幅狭とされたコンクリート製の畦上を走行することが出来るようにした運搬台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本考案は、隣接する田んぼあるいは畑を区画する、長手方向に対する直角方向の断面が矩形状をなすコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車であって、
台車本体が、運搬荷を載置する荷積載部を備えた上部体、および車輪取付け体を備えた下部体を有して構成され、
車輪取付け体が、
下部体に取り付けられた、コンクリート製の畦の上面に接して運搬台車全体の荷重を受けてコンクリート製の畦に伝搬する走行車輪と、コンクリート製の畦の横面に対向して配置された案内車輪と、を備え、
上部体に、上端が固着され、下方に向けて垂下された垂下材、および該垂下材に走行車輪の配置位置よりも下方位置で取り付けられ、上方に向けて延在する延在材を有し、該延在材に走行車輪が取り付けられて、
台車本体が、コンクリート製の畦の上面に接する走行車輪を中心にして、走行車輪の両側の下側位置から荷台重量が走行車輪に作用する台車やじろべえ構成に形成されること
を特徴とするコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車を提供する。
【考案の効果】
【0011】
本考案によれば、上述したように、本体が、コンクリート製の畦の上面に接する走行車輪を中心にして台車やじろべえ構成に形成され、土製と違って強度を有し、出来る限り幅狭とされたコンクリート製の畦上を走行し、傾動した時に復元力のある運搬台車を提供することが出来る。
図面の簡単な説明
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の実施例であるコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車の上部体形態を示す図。
【図2】運転操作体の構造を示す図。
【図3】本考案の実施例であるコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車の下部体形態を示す図。
【図4】上部体と下部体の取り付け状態を下方側方から見た図。
【図5】上部体と下部体の取り付け状態を上方の同側方から見た図。
【図6】運搬台車をコンクリート製の畦に装着した状態を示す図。
【図7】台車本体に、台車やじろべえ構成が形成されることを説明する図。
【考案を実施するための形態】
【0013】
図面は、本考案の実施例であるコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車100の形態を示す図である。
【0014】
図1は、本考案の実施例であるコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車(以下、運搬台車という)100の上部Aを示す図であり、図2は、運転操作体の構造を示す図であり、図3は、運搬台車100の下部Bを示す図であり、そして図4は、上部体および下部体の連携形態を示す図である。
【0015】
これらの図において、運搬台車100は、長手方向に対する直角方向の断面が矩形状をなし、隣接する田んぼあるいは畑を区画するために田んぼあるいは畑内に設置されたコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車である。
【0016】
運搬台車100は、台車本体1を有し、台車本体1は、コンクリート製の畦上に沿って、運搬荷を載置する荷積載部を備えた上部体、および車輪取付け体を備えて、上部と一体構成の下部体からなり、台車本体1の運行操作を行うための運行操作体21を備える。上部体および下部体からなる運搬台車100は、台車やじろうべえ構成に形成される。台車やじろうべえ構成は、本実施例で呼称する構成である。以下、説明する。
【0017】
上部体は、運搬荷を載置する荷積載部を形成する本体フレーム11から形成され、下部体は、荷重受け材12および車輪取付け体13を有して形成され、下部体に、上部体と下部体とを一体化連携させる垂下材14および延在材15が取り付けられる。延在材15に車輪取付け体13、さらには走行車輪31、案内車輪32が取り付けられる。
【0018】
図2に示すように、運転操作体21は、ハンドル22と操作棒23および下方に向いたコの字をなす操作部24から構成され、持ち運びが容易である。操作部24の間隔は、一対の運転操作体の受け部18の間隔である。
【0019】
図1において、台車本体1は、本体フレーム11をメイン構成部材として矩形状に構成され、本体フレーム11には、荷重受け材12、車輪取付け体13、車輪取付け体13を本体フレーム11に固定する垂下材14、垂下材14と一体の延在材15、延在材15の横材部16、本体フレーム受け部材17運行操作体の受け部18およびが取り付けられる。
【0020】
荷重受け材12は、本体フレーム11の長手方向に配置されて、本体フレーム11の下方に離間して設けられ、垂下材14、垂下材14と一体の延在材15からの荷台荷重の荷重受ける部材としての機能を持つ。本体フレーム11で受けた荷重は、垂下材14および延在材15を介して荷重受け材12で保持され、荷重受け材12に一体の車輪取付け体13から走行車輪31へと伝搬される。
【0021】
このように下部体をなす車輪取付け体13は、延在材15、垂下材14介して上部体をなす本体フレーム11に取り付けられる。
【0022】
図4は、この取り付け状態を下方側方から見た図であり、図5は、の取り付け状態を上方の同側方から見た図である。
【0023】
これらの図において、垂下材14は、円柱上をなし、上端が本体フレーム11に固定され、本体フレーム11から下方に垂下され、走行車輪34の配置位置よりも下方位置で、取り付け材14Aを介して取り付けられた延在材15に接続される。延在材15は、四角材が半割りされた形状をなし、荷重受け材12の接続材部12Aに固着された延在材15の横材部15Aに固着される。接続材部12Aは、横材部15Aを固着すると共に、前方端部で車輪支持部34を固着する。
【0024】
このようにして延在材15に、走行車輪34の配置位置よりも上方位置にある車輪支持部34に走行車輪34が取り付けられる。
【0025】
車輪取付け体13は、長手方向の両側に設けられる。したがって本体1の前後の2箇所に車輪取付け体13およびそれに伴う部材がセットで一対取り付けられる。ここでは長手方向の片側について主に説明するが、他方側については、類推されるものとする。
【0026】
車輪取付け体13のそれぞれは、走行車輪31、案内車輪32および運搬用車輪33を取付ける車輪支持部34、35、36を備える。車輪支持部34は、走行車輪用の車輪支持部であり、車輪支持部35は、案内車輪用の車輪支持部であり、延在材15のコンクリート製の畦面側の面上に取り付けられる。
【0027】
車輪支持部34および車輪支持部35は、コンクリート製の畦9(図6)側に、コンクリート製の畦に対して対向配置されることになる。これによって、走行車輪31および案内車輪32は、コンクリート製の畦に対して対向配置となる。走行車輪31は、並列された一対の車輪からなる。一対の走行車輪31は、コンクリート製の畦の上面に接触するように間隔が設定される。一対の車輪を用いないで、一体化された一つの車輪で代用することができるが、一対の走行車輪とすることが価格を安くすること出来るので一対とすることが推奨される。
【0028】
車輪支持部36およびこれに取付ける運搬用車輪33は、運搬台車100をコンクリート製の畦近傍に運搬する時に用いられ、通常使用時は使用されない。走行車輪31、案内車輪32および運搬用車輪33は、ゴムタイヤ製の市販の車輪を使用することが出来る。
【0029】
本体フレーム受け部材17は、運搬台車100が平地に置かれた時に運搬台車100が水平配置になるように、運搬用車輪33の高さと同等の高さを有するようにした。したがって、本体フレーム受け部材15に代えて運搬用車輪33を取り付けてもよい。
【0030】
運行操作体の受け部18は、円筒状をなし、一対の円筒状の孔18Aに運行操作体21のコの字をなす操作部24に差し込まれることで、台車本体1に一体化され、台車本体1を操作することが出来る。このように、運行操作体21は、本例の場合に、台車本体1から分離可能に構成されている。
【0031】
本体フレーム11は、L型鋼板が内側に広くくぼみが来るようにされて、上面部の外郭が矩形状をなし、低い板材から形成された箱状の受け形態とされ、長手方向幅が、横方向幅に比べて長く形成される。上面部に形成された箱状の受け部20上に板材が渡されて、あるいは渡されることなくプラスチック製の収納箱が複数個載置される。1個の収納箱を受けるように本体フレームが形成されてもよい。受け部20の長手方向の長さは、例えば160cmとされる。これによって、一辺の長さが52cmのプラスチック製の立方体収納箱3個を長手方向に載置することが出来る。
【0032】
図6は、運搬台車100のコンクリート製の畦上への装着状態を示す図である。
【0033】
上方配置の走行車輪31および一対の案内車輪32とコンクリート製の畦9との配置関係を示す。コンクリート製の畦9が点線で示される。
【0034】
図6に示すようにして、運搬台車100をコンクリート製の畦9に上方から装脱着、図2に示す運行操作体21の操作部24を運行操作体21の受け部18に設けた孔部18Aに装着して運搬台車100を走行可能とする。
【0035】
図6において、上述したように上体部と下部体との間に、上部体に上端が固着され、下方に向けて走行車輪の配置位置よりも下方に垂下された、垂下材14および垂下材14に一体で、上方に向けて延在する延在材15、延在材15の横材部16が設けられ、延在材15の上端部に車輪支持部34を介して走行車輪31が取り付けられた。垂下材14および垂下材14に一体で、上方に向けて延在する延在材15が設けられることで、コンクリート製の畦の両側で、走行車輪31の下側の位置から荷台重量が走行車輪31にモーメント作用する最下点(荷台重量作用最下点B)が定まる。
【0036】
車輪取付け体13は、本体1に固着した車輪支持部34と、この車輪支持部34に回転可能に取り付けられ、回転面がコンクリート製の畦の上面に接して運搬台車全体の荷重を受けてコンクリート製の畦に伝搬する上方配置の走行車輪31と、を備える。車輪取付け体13は、さらにコンクリート製の畦を跨ぎ、コンクリート製の畦の横面に沿って本体から下向方向に垂下した先端に取り付けられた一対の車輪支持部35と、車輪支持部35に回転可能に取り付けられ、回転面が走行車輪31の回転面に対して直角方向で、コンクリート製の畦の横面に対向して配置され、通常操作時のコンクリート製の畦への装着時にコンクリート製の畦の横面に対して間隙Nが形成されるように車輪間幅が幅広に形成され、本体のコンクリート製の畦への装脱着が上方からの垂下操作でなされるようにした一対の案内車輪32と、を備える。
【0037】
図6において、コンクリート製の畦9は、歩行のために、そして土地有効活用にためにその幅が典型的には、15ないし16cmをなし、コンクリート製の畦9の施工業者によってこの幅が前後する。大きくずれない。しかし、コンクリート製の畦9は、特に定まったものではない。本例の場合、既存のコンクリート製の畦9が幅16cmに対して、傾動抑制車輪32の回転面先端間の幅は、16.5cmに設定された。したがって、既存のコンクリート製の畦9が幅16cmである時に、通常の場合に、案内車輪32の回転面とコンクリート製の畦の外横面との間には、(16.5−16)÷2=0.25cm、すなわち2.5mmの間隙が形成される。コンクリート製の畦9が幅15cmである時には、(16.5−15)÷2=0.75cmの間隙が形成されることになる。案内車輪32の回転面から走行車輪31の回転面間の垂直方向の距離は、8cmとされた。
【0038】
走行車輪31の回転面が通常時コンクリート製の畦の上面に常に接する。台車本体1が傾動すると、台車本体1が持つ復元機能によって傾動が元に戻される。
【0039】
図7は、復元機能を説明する図である。
【0040】
図1〜図6に示す運搬台車100の機能図を示すと図7のようになる。
【0041】
図7において、上述したように台車本体1は、コンクリート製の畦9の上方周囲に上方に向けてコの字状に配置された荷積載部を持つ。荷台重量は、矢印で示すように荷積載部、すなわち上部体に掛り、垂下材14、延在材15のよって荷台重量の荷重保持点は、下部体の走行車輪31の位置である位置Aになる。垂下材14の設置によって、コンクリート製の畦の両側で、走行車輪31の下側位置から荷台重量が走行車輪31にモーメント作用する荷台重量作用最下点である荷重重量作用点Bが設定され、荷台重量の荷重保持が走行車輪31でなされる。走行車輪31と荷重重量作用点Bとの両側水平方向の幅が通常時等しく定まる。
【0042】
傾動が生じると、当該構成に基づいて傾動によって左右の回転モーメントに差が発生することで、復元力が発生し、傾動がなくなり、自動的に元に戻る。案内車輪32は、この復元力に関係せず、台車本体1がコンクリート製の畦上を走行することように案内するよう機能する。
【0043】
図6(a)に示す機能は、垂下材14および延在材15に設置によって、いわば図6(b)に示す左右に作用する重量によってバランスを取るやじろべえ構成が運搬台車に適用された台車やじろべえ構成となる。
【0044】
このように、車輪取付け体が、下部体に取り付けられた、コンクリート製の畦の上面に接して運搬台車全体の荷重を受けてコンクリート製の畦に伝搬する走行車輪と、コンクリート製の畦の横面に対向して配置された案内車輪と、を備える。
【0045】
上部体に、上端が固着され、下方に向けて垂下された垂下材、および該垂下材に走行車輪の配置位置よりも下方位置で取り付けられ、上方に向けて延在する延在材を有し、該延在材に走行車輪が取り付けられる。「延在材に走行車輪が取り付けられて」とは、直接的に取り付けられる場合と、間接材を介在して取り付けられる場合とを含む。
【0046】
台車本体が、コンクリート製の畦の上面に接する走行車輪を中心にして、走行車輪の両側の下側位置から荷台重量が走行車輪に作用する台車やじろべえ構成に形成されることになる。
【0047】
この構成によれば、台車やじろべえ構成が走行車輪31を中心として、コンクリート製の畦の両側に対称に形成される。垂下材14、延在材15の取り付けによって荷台重量は、垂下材14、延在材15を介して下方から走行車輪に掛り、あたかも重心が下方に移動し、低重心化がなされた同様の作用となり、大きな復元力が生成される。
【0048】
上述した例では、運行操作体21は、図2に示すようにハンドル21を備えることで、手動による駆動方法が採用されているが、動力源としてエンジンを備えた運転操作体とすることが出来る。エンジンからの回転動力を、減速装置で減速し、減速されトルクがアップされた回転力をベルト駆動し、この駆動力をコンクリート製の畦の上面に接して配置された車輪を持つ走行体に伝達するようにして上述した運搬台車100に組み合せて、自動走行可能な運搬台車とすることが出来る。この場合、運行操作体21の受け部16を、エンジンを備えた運転操作体を載置出来る形態のものに変更する。
【符号の説明】
【0049】
1…台車本体、2…運行操作体、9…コンクリート製の畦、11…本体フレーム、12…荷重受け材、12A…荷重受け材12の接続材部、13…車輪取付け体、14…垂下材、15…延在材、15A…延在材の横材部、17…本体フレーム受け部材、18…運行操作体の受け部、20…箱状の受け部、21…運行操作体、31…走行車輪、32…案内車輪、33…運搬用車輪、34、35、36…車輪支持部、100…運搬台車。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の実施例であるコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車の上部体形態を示す図。
【図2】運転操作体の構造を示す図。
【図3】本考案の実施例であるコンクリート製の畦上を走行させる運搬台車の下部体形態を示す図。
【図4】上部体と下部体の取り付け状態を下方側方から見た図。
【図5】上部体と下部体の取り付け状態を上方の同側方から見た図。
【図6】運搬台車をコンクリート製の畦に装着した状態を示す図。
【図7】台車本体に、台車やじろべえ構成が形成されることを説明する図。
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
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