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繊維・紙
 
【考案の名称】表情の変化する縫いぐるみ人形
【実用新案権者】
【識別番号】597086874
【氏名又は名称】山南 忠義
【住所又は居所】埼玉県大宮市大字中川612番地の6
【考案者】
【氏名】山南 忠義
【住所又は居所】埼玉県大宮市大字中川612番地の6
【代理人】
【識別番号】100069903
【弁理士】
【氏名又は名称】幸田 全弘
【要約】
【課題】 玩具として、あるいは室内装飾品として利用でき、且つ表情の変化を楽しめる縫いぐるみ人形を提供する。
【解決手段】 少なくとも眼2aを有する縫いぐるみ主体2と、該縫いぐるみ主体2に着脱自在に装着するゴーグル3とからなるものであって、ゴーグル3は、フロント6を形成するレンズ縁5,5内にそれぞれ縫いぐるみ主体2に描かれた眼2aとは、異なる表情の眼3aを描いた不透明体4,4を取付け、ゴーグル3を、前記眼2aを覆って装着させることによって、縫いぐるみ人形1の表情を変化させる。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】少なくとも眼を有する縫いぐるみ主体と、該縫いぐるみ主体に着脱自在に装着するゴーグルとからなるものであって、前記ゴーグルは、フロントを形成するレンズ縁内にそれぞれ前記縫いぐるみ主体に描かれた眼とは、異なる表情の眼を描いた不透明体を取付けたものであることを特徴とする表情の変化する縫いぐるみ人形。
【考案の詳細な説明】
【考案の属する利用分野】 この考案は、装身具の一つであるゴーグルを着脱自在に装着させることによって、表情の変化を楽しむことのできる縫いぐるみ人形に関するものである。
【従来の技術】 縫いぐるみ人形は、幼児や小児はもちろん、若い女性を含め大人の間でも、玩具としてあるいは室内装飾品として広く人気を有するもので、当該縫いぐるみ人形の表情を変化させるものも、種々提案されている。
【考案が解決しようとする課題】 従来、公知の縫いぐるみ人形において、その表情を変化させる手段として一般的に使用される方法は、磁石と該磁石で作動する眼球とからなるものであるが、かかる手段による表情の変化は、必ずしも満足できるものではなく、製造工程も複雑で、コストのかかるものである。
この考案はかかる現状に鑑み、装身具として利用されるゴーグルを縫いぐるみ人形に着脱されるだけで、縫いぐるみ人形の表情を瞬時に変化させることのできる、ファンシィーで楽しく、遊び心のある変化をもたらす縫いぐるみ人形を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】 前記の目的を達成するため、この考案の表情の変化する縫いぐるみ人形は、 少なくとも眼を有する縫いぐるみ主体と、該縫いぐるみ主体に着脱自在に装着するゴーグルとからなるものであって、 前記ゴーグルは、フロントを形成するレンズ縁内にそれぞれ前記縫いぐるみ主体に描かれた眼とは、異なる表情の眼を描いた不透明体を取付けたものであることを特徴とするものである。
【考案の実施の形態】 以下、この考案の表情の変化する縫いぐるみ人形の実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
この考案の表情の変化する縫いぐるみ人形1は、例えば、子熊の形状を有する縫いぐるみ主体2と、この縫いぐるみ主体2に着脱自在に装着するゴーグル3とから構成される。
一方の縫いぐるみ主体2は、少なくとも特定の表情をあらわす眼2aを有するものであれば、犬、猫、猿などの実在する又は空想上の動物や、アニメのキャラクターなど任意のものを採用することができ、また、花や植物などでも擬人化したものには採用することができるものである。
他方のゴーグル3は、前記縫いぐるみ主体2に着脱自在に装着することができるような形態のものであれば、その構造に特段の制限はないが、縫いぐるみ主体2の眼2aを覆ってゴーグル3を装着した場合、元の縫いぐるみ主体2の眼2aによる表情が隠され、かつ縫いぐるみ主体2の眼2aの表情とは異なる表情を有する眼3aを有する不透明板4,4を、フロントを形成するレンズ縁5,5内に嵌め込んで固定したものである。
すなわち、ゴーグル3を2つのレンズ縁5,5を有するフロント6と、該フロント6を縫いぐるみ主体2に保持するための、例えば、ゴム材からなる保持片7とで構成し、前記2つのレンズ縁5,5内に、それぞれ表面に縫いぐるみ主体2の眼2aの表情とは異なる表情、具体的には笑い目を表す眼3aを描いた不透明板4,4を装着固定したものである。
したがって、ゴーグル3を、眼2aを覆わない状態で縫いぐるみ主体2に装着させた場合には、生真面目な表情の小熊の縫いぐるみ人形であるが、眼2aを覆ってゴーグル3を装着させると、笑った表情の可愛い子熊の縫いぐるみ人形に変身するものである。
この変化は、眼が描かれたゴーグルを着せるか、外すかという簡単な操作で行えるため、好みに応じて、また気分に応じて、任意にまた何時でも簡単に行えるものである。
また、眼は表情の中心をなすものであるから、眼の描き方次第で、とぼけた表情、寂しい表情、悲しげな表情など種々の変化を齎せることができるものであり、その様な眼の描かれたゴーグルという小道具を用いることにより、ぬいぐるみに幅広い変化を与えることができるのである。
なお、前記不透明板4,4に描かれる眼3aは、ゴーグル3を着用させた時、本来の眼2aに近い位置にあるのが真実性を帯びるので、厚い不透明板を用いた場合はその底に、薄い不透明板を用いた場合は、不透明板自体をフロントの後部に設けることが好ましい。
【考案の効果】 この考案の表情が変化する縫いぐるみ人形は、ゴーグルを取り外すという簡単な操作により、縫いぐるみ人形の表情を大きく変化させることができ、玩具として、あるいは室内装飾品としてのぬいぐるみの楽しさを何倍にもするものであり、今までより以上に、玩具として、ファンシィグッズとして、さらには贈答品としても好適であるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるゴーグルを着用したぬいぐるみの図である。
【図2】図1のぬいぐるみのゴーグルを取り外したときの図である。
【符号の説明】1 縫いぐるみ人形2 縫いぐるみ主体2a 縫いぐるみ主体の眼3 ゴーグル3a ゴーグルの眼4 不透明板5 レンズ縁6 フロント7 保持片
【図1】
図1
【図2】
図2 
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