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運輸
 
【考案の名称】WIND POWER GENERATOR OF CAR(WPGC)
【実用新案権者】
【識別番号】521215972
【氏名又は名称】加藤 修一
【住所又は居所】埼玉県上尾市谷津1丁目10-17
【考案者】
【氏名】加藤 修一
【住所又は居所】埼玉県上尾市谷津1丁目10-17
【要約】 (修正有)
【課題】航続距離を延ばす事及び省エネ化を図る事ができる電気自動車を提供する。
【解決手段】電気自動車において、ボンネットの中に横軸回転風車1による発電機2と、車の走行時に自然と発生する、前方から後方に風が抜けるように風洞3を設け、実際の走行時には、横軸回転風車の回転方向にのみ風が当たる事により、効率良く風車を回転させて発電し、車の駆動エネルギーとして使用する。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車において、ボンネットの中に横軸回転風車による発電機と、
車の走行時に自然と発生する、前方から後方に風が抜けるように風洞を設け、実際の走行時には、横軸回転風車の回転方向にのみ風が当たる事により、効率良く風車を回転させて発電し、車の駆動エネルギーとして使用する事で、航続距離を延ばす事及び省エネ化を図る事ができる電気自動車。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、車のエンジンル−ム前方に横軸風車による発電機を取り付ける事で、自動車が走行時に発生する前方からの風を利用し、発電した電力を駆動エネルギ−として使用する事で、車の省エネ化及び航続距離の延長を図っている事。
【背景技術】
【0002】
従来の自動車の駆動エネルギ−として、ガソリンエンジン車・水素エンジン車・電気自動車及びハイブリッド車などがありますが、いずれも前方からの風に対しては、ラジエタ−の空冷に利用する事、又は車の後部などにウイングを取付けてタイヤによる地面へのグリップを強化する事、或いは風力発電による車用ライトなどがある事が知られています。しかし、いずれの場合も、風を実用的な駆動エネルギ−としては利用されてきませんでした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特にありません。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車は現時点では技術的に、1回の充電で走行できる距離が、ガソリン車等に比較すると短い事が知られています。また、充電時間もやはりガソリン車等に比べると、時間が掛かかります。そこで、長距離の移動時などに生じるこれらの事に関しての不便な点を、走行しながら充電する事で改善する事。
【課題を解決するための手段】
【0005】
横軸回転型の風力発電機を、車のグリル部分の内側、つまりエンジンル−ム部分の最前方部分に設け、車が走行時に受ける前方からの風を利用して、横軸回転風車の回転方向のみに風が当たるように風洞を設け、効率よく風車を回転させる事で発電し、バッテリ−に充電し続ける事により、車の駆動エネルギ−として使用する事で航続距離を延ばすようにした事。
【考案の効果】
【0006】
本考案は、横軸回転型の風力発電機を、エンジンル−ム部分の最前方部分に設け、横軸回転風車の回転方向のみに風が当たるように風洞を設け、効率よく風車を回転させる事で発電し、車の駆動エネルギ−として使用する事で、車の航続距離を延ばし省エネ化に貢献できるようにした事。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本考案のエンジンルーム内の横軸風力発電機の平面図です。
【図2】本考案のエンジンルーム内の横軸風力発電機を平面図の記号A−A方向から見た断面図です。
【考案を実施するための形態】
【0008】
横軸回転型風車が効率的に回転しやすいように、横軸回転型風車の回転する方向のみに前方からの風が当たるように、[図2]の4のグリルから3のように風洞を設ける事で、風車の回転方向のみに風が通り効率よく発電します。この事により、車が低速度で進行する場合においても、発電できるような構造となり、高速時においては、より効率的に発電できるような構造とした事で、従来の電気自動車のバッテリ−容量の欠点を補える事。
【符号の説明】
【0009】
1 横軸回転風車
2 風車発電機
3 風洞
4 グリル
【図1】
図1
【図2】
図2
メッセージ

自動車は、走行時に前方から、かなりの風圧を受けます。その風圧の一部を風車の回転として利用した発電機によって発生させた電力を、走行時の電気エネルギ−として利用する事が、動力が電気モ−タ−の電気自動車においては、複雑な構造を必要とする事なく、容易に設置できます。
さらにボンネットの中に設けた横軸回転風車による発電機は、シンプルで軽量な構造とする事と、大きな電力を発生させる事が可能です。
また、部品を共通化、或いは同一型の風車と発電機を使用する事により、電気自動車であれば、どこのメ−カ−であろうと、どの車種であろうと積載可能で、そうする事により、かなり制作コストを抑える事も出来ます。
ガソリン車などの燃焼系を動力とする自動車に比べ、電気自動車は、どうしても運航距離が短くなる事や充電の際に時間が掛かる等の問題がありますが、今回、実用新案登録とした「WIND POWER GENERATOR OF CAR」とする発電方式を採用する事により、それらを少しでも補う事のできるシステムとして、とても有効なものと考えます。
When driving a car, it is subjected to considerable wind pressure from the front. Electric vehicles powered by electric motors do not require a complicated structure to use the electric energy generated by a generator that uses a portion of the wind pressure from the front to rotate the windmill. The system can be easily installed in electric vehicles powered by electric motors without requiring a complicated structure.
In addition, a generator using a horizontal axis rotary wind turbine installed in the hood can generate a large amount of electric power with a simple and lightweight structure.
By commonizing parts or using the same type of wind turbine and generator, it can be loaded on any electric vehicle, regardless of the manufacturer or model, thereby significantly reducing production costs.
Compared to gasoline cars and other combustion-powered vehicles, electric vehicles inevitably have problems such as shorter operating distances and longer recharging times. However, we believe that the "WIND POWER GENERATOR OF CAR," for which we have registered a utility model, is a very effective system that can compensate for these problems.
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