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【考案の名称】ルンルン電動アシスト自転車
【実用新案権者】
【識別番号】519380439
【氏名又は名称】岡崎 一明
【住所又は居所】愛媛県松山市西長戸町279-33
【考案者】
【氏名】岡崎 一明
【住所又は居所】愛媛県松山市西長戸町279-33
【要約】 (修正有)
【課題】ペダルを踏まなくても前に進み、自転車を漕ぎ始めるときフラフラせず危険を感じない電動アシスト自転車を提供する。
【解決手段】電動アシスト自転車は、利用者が着座して両足又は片足接地し、路面Rを足裏で後ろ側に蹴って後輪3が前側に回転を始めると、前輪2側に向けて後輪ハブ20に組込みこんでいるラチェット爪19が後輪ハブ20の切り込み面Kに嵌入して後輪3を前向きに回転させ、その回転動力をチエーン12を介して電動アシスト装置30に伝達し、路面を蹴った速さで進み続けることができる。又、ペダル7を本体側に折り畳み可能に設けている。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
前輪2と後輪3とペダル7とサドル6とハンドル5と電動アシスト装置と後輪3の回転によって電動アシスト装置30に回転動力を伝達するチエーン12と後輪ハブ20に設けた切込面Kに嵌入し得るラチェット爪19の向きを前輪側に向けて組込み、操縦者1がサドル13に着座した時、サドル6とハンドル7の高さを足裏が路面Rに接地する高さに調整することができる電動アシスト自転車において、足裏で路面Rを蹴って進み始めると、ラチェット爪19が切り込み面Kに嵌入して後輪3が前向きに回転し、その回転動力をチエーン12を介して電動アシスト装置30に伝達し進み続けることを特徴とするルンルン電動アシスト自転車。
【請求項2】
ペダル7を本体側に折り畳み可能に設けている請求項1に記載したルンルン電動アシスト自転車。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、路面を足裏で蹴り自分にあった速さで進み続けることができ、自分にあったゆっくりとした安全で安心な速さで進み続ける安心して乗れるルンルン電動アシスト自転車31に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在の電動アシスト自転車はペダルを漕がないと進まない。そのため高齢になると自転車のサドルに跨ってペダルを漕ぎ始めるときにフラフラし危険を感じる場合があり自転車に乗ることをやめる人がいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開平05−975510号 公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
高齢になると電動アシスト自転車のサドルに跨ってペダルを漕ぎ始めるとき、フラフラしない危険を感じない電動アシスト自転車を待ち望んでいる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前輪2と、後輪3と、ペダル7と、サドル6と、ハンドル5と、電動アシスト装置を備え、足裏で路面を蹴って進む時、操縦者1がサドル6に着座した時に、サドル6とハンドル5の高さを足裏が路面Rに接地する高さに調整出来る電動アシスト自転車において、その回転動力をチエーン12を介して本体スプロケット13に伝達しアシスト駆動軸14を前向きに、回転させ路面を蹴って進み始めるとその速さで進み続けるルンルン電動アシスト自転車32である。又、ペダル7をフレーム本体側に折り畳みできる構成としている。
【考案の効果】
【0006】
路面を蹴って進み出すと、ペダルを漕がなくても路面を蹴った速さで自転車が進み続けるので買い物や散歩等に出かけるのが楽になる。片足又は両足が、常に安定した姿勢で路面についているので、自転車に乗れなかった人が自転車に乗れるようになる。また信号などで停止して再び漕ぎだす時にフラフラする危険を感じなくなる。高齢になって運転免許証を返納した人が買い物や散歩等に出かける時に、交通手段としてルンルン電動アシスト自転車は自動車の代用となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】乗れない人が足裏を路面に接地してルンルン電動アシスト自転車に乗った側面図
【図2】乗れない人が足裏を路面に接地してルンルン電動アシスト自転車に乗った正面図
【図3】乗れる人が足裏をペダルに乗せてルンルン電動アシスト自転車に乗った側面図
【図4】乗れる人が足裏をペダルに乗せてルンルン電動アシスト自転車に乗った正面図
【図5】後輪ハブにスプロケットを取り付けた後輪ハブの断面図
【図6】後輪スプロケットの正面図
【図7】後輪ハブの一部を切除した切り込み面Kの断面図と、切り込み面Kに、ラチェット爪19が嵌入した断面図
【図8】クランク部の正面図
【図9】ペダル取付平面図
【図10】固定金具平面図
【図11】固定金具側面図
【図12】固定金具背面図
【図13】クランクにペダル固定金具とペダルを取付た側面図
【図14】クランクにペダル固定金具とペダルを取付た平面図
【図15】ヒンジを取付ボルトナット平面図
【考案を実施するための形態】
【0008】
前輪2と後輪3とペダル7とサドル6とハンドル5を有し、サドル6とハンドル5の高さを足裏が路面Rに接地する高さに調整することができる電動アシスト自転車において、後輪ハブ20に内臓されているラチェット爪19の向きを後輪3が前輪2の方向に進むように組み替え、足裏で路面Rを蹴った速さで進み続けるように構成した電動アシスト自転車である。又ペダルを折り畳んだり開げたり出来る構成としてペダルを漕ぐ時はペダルを本体側に折り畳み、内股がペダルに当らない構成としたことを特徴とする電動アシスト自転車である。
又、自分にあったゆっくりとした速さで進み続ける様に構成したので高齢者にとって安全で安心して乗れるルンルン電動アシスト自転車である。
【実施例】
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
ハンドル5とサドル6は、操縦者1がサドル6に着座した時、足裏が路面Rに接地するように高さを調整できる構成である。なお、この調整手段は実用新案登録第3225388号に開示されている構成と同様であるので詳細な説明を省略する。しかしハンドル5とサドル6は高さ調整できる構成であればよく、この構成に限定されない。電動アシスト自転車の本体フレーム4に前輪2と後輪3とハンドル5とサドル6とアシスト9とアシスト用バッテリー10等からなる電動アシスト装置30を備えた構成は一般的なアシスト自転車と同様なので詳細な説明は省略する。
【0010】
後輪ハブ20に内蔵しているラチェット爪19の向きを、前輪側に向けて組み込んでいるので、足裏で路面Rを蹴ると前向きに進み続けるように構成としたルンルン電動アシスト自転車31である。
【0011】
後輪3が前側に回転すると後輪ハブ20に内臓しているラチェット爪19は後輪ハブ20の切り込み面Kに嵌入して後輪ハブ20を前向きに回転させる。その回転動力でチエーン12を介してアシスト駆動軸14を回転させ、路面を蹴った速さでルンルン電動アシスト自転車31は進み続ける。
【0012】
後輪ハブ20は、フランジ20とフリーハブコーン29から構成されており、フランジ部20はスポーク23で後輪3のリムに繋がってタイヤを設けている。後輪ハブ20のフリーハブコーン29部はラチェット爪19、玉押しコーン21、玉17、玉18が内装されており、後輪取付軸15に設けている締付ナット32により玉押しコーン21で玉17、玉18の玉に遊びがないように調整して取り付けている。後輪ハブ20の後輪取付軸15は、玉17と玉18を円周状に配列して取付てあるので、後輪ハブ20は後輪取付軸15で把持された状態となり自由に回転出来る構成である。又路面Rを蹴って進み始めるとルンルン電動アシスト自転車31はその速さで進み続け、ペダル7を漕がなくて惰性等で進むときはラチェット爪19は後輪ハブ20の切り込み面Kに嵌入せずに滑っている。
【0013】
路面を足裏で蹴って進み始めるとき、後輪ハブ20に内臓されているラチェット爪19の向きを前輪側に向けて組み込んでいることにより、路面を蹴って進み始めると、その回転動力をチエーン12を介して本体スプロケット13に伝達し、アシスト駆動軸14を前側に回転するように構成しているので、ルンルン電動アシスト自転車31は路面を蹴った速さで進み続けることができる。
【0014】
路面Rを蹴ってルンルン電動アシスト自転車31が進み出すと、ペダルを漕がなくても路面を蹴った速さで進み続けるので散歩や買い物に出かけるのが楽になる。片足又は両足の足裏が常に安定した姿勢で路面に接地しているので、自転車に乗れなかった人が自転車に乗れるようになる。また信号などで停止して再び漕ぎだす時にフラフラする危険を感じなくなる。高齢になって運転免許証を返納した人が買い物や散歩等に出かける時に、交通手段としてルンルン自転車は自動車の代用となる。又、乗り降りすることなく目的地まで行くことができる。
【0015】
今まで自転車に乗る事が出来なかった人、年老いて自転車に乗る事をやめた人について説明する。
サドル6に跨って路面を蹴って進み始めると自転車は、その蹴った速さで進み続ける。
乗り初めの人は、サドルに跨って蹴って進んだ距離だけ、足を交互に送る。(時速1〜2km/hr)
慣れてくると速さは人が速足で、歩く程度の速さで進む。(時速3〜6km/hr)
路面を蹴って進み始めると、出発点から目的地まで進み続けるので信号機、通行路の人、物等で停止するときは、再度路面を蹴って進み始める。停止する時は、ブレーキで停止する。
自転車に乗れる人。(若い人で自転車に乗れる人、年老いても自転車に乗れる人)
乗れる人はペダルを広げて乗る、乗れない人はペダルが内股に当たらないように折り畳んで自転車に乗る。路面が下り坂の場合は、速度が早くなるので自分にあった速度にブレーキで調整する。
自転車に乗れる人はペダルを漕ぐ速さで進む速さを選ぶことが出来る。
【0016】
クランク8に、クランク側ヒンジ24ヒンジ角度調整金具26ペダル側ヒンジ25を取付ペダルを広げた状態でペダル7は水平になるように取付る。
【0017】
クランク側ヒンジ26とペダル側ヒンジ27取付のさい、接続部穴Hにヒンジ取付ボルト27を挿通しヒンジを折り畳み出来るようにナット28で強さを調整しながら取付る。
【符号の説明】
【0018】
1 操縦者
2 前輪
3 後輪
4 本体フレーム
5 ハンドル
6 サドル
7 ペダル
8 クランク
9 アシスト
10 アシスト用バッテリー
11 後輪スプロケット
12 チエーン
13 本体スプロケット
14 アシスト駆動軸
15 後輪取付軸
16 後輪スプロケット取付軸
17 玉
18 玉
19 ラチエット爪
20 後輪ハブ
21 玉押しコーン
22 スタンド
23 スポーク
24 クランク側ヒンジ
25 ペダル側ヒンジ
26 ヒンジ角度調整金具
27 ヒンジ取付ボルト
28 締付ナット
29 フリーハブコーン
30 電動アシスト装置
31 ルンルン電動アシスト自転車
32 フランジ
K 後輪ハブ切り込み面
R 路面
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
【図8】
図8
【図9】
図9
【図10】
図10
【図11】
図11
【図12】
図12
【図13】
図13
【図14】
図14
【図15】
図15
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