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スポーツ・娯楽
 
【考案の名称】バドミントン・シャトル収集具 (別称:お手軽シャ−とる)
【実用新案権者】
【識別番号】514062367
【氏名又は名称】政木 武志
【住所又は居所】大阪府大阪市東成区東小橋2-10-7-802
【実用新案権者】
【識別番号】524085880
【氏名又は名称】郷野 隆次
【住所又は居所】大阪府大阪市北区東天満1-10-8-904
【考案者】
【氏名】政木 武志
【住所又は居所】大阪府大阪市東成区東小橋2-10-7-802
【e-mail TEL】matutake@nike.eonet.ne.jp (090-6576-6426)
【要約】
【課題】コートの床面に散乱した数多のバドミントンシャトルの抜け落ちた羽片(破片)や塵埃等を排除しながら、シャトルを損壊なく、迅速、確実、且つ、効率よく収集できる機能と簡便な清掃機能を兼ね備えるバトミントンのシャトル収集具を提供する。
【解決手段】シャトル収集具は、床面を移動する軽量な収集板3を備え、接地片には鋸の歯形状等の隙間形状5を有することで、塵、埃等を排除しながら清潔でシャトルを損壊することなく効率よく収集できる機能をもち、反転面では清掃機能を兼ね備え分割可能・伸縮可能な柄2によって使用のアクセスも早く、軽量かつ持ち運びも容易とした。シンプル且つ軽量であることから、小学低学年生でも扱いが容易であり、柄の伸び縮みと角度が自在であり、子供から大人まで体格、体形に応じて、かがみこむこともなく足腰等に負担なく無理のない姿勢で扱うことができる。
【選択図】図10
選択図
試作品図1試作品図2
試作品図3
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
グリップを備えた柄(伸縮棒)の先端に特殊な留め具にて収集板を取り付けてバドミントンのシャトルを収集(取集)することを特徴とする軽量(全重量240g程)の収集具。
【請求項2】
前記のグリップの付いた柄は、伸縮可能で先端には角度変更自在の留め具を備えていることを特徴とする請求項1に記載の収集具。
【請求項3】
前記の収集(取集)板は、軽量な材質(空洞部を形成した軽量プラスチック板、養生板等)で、片面には鋸の歯形状の隙間を持った面を有し、反対面にはフェルト生地又はスポンジ等を兼ね備えていることから、反転することで、収集(取集)と清掃の2面性を持っていることを特徴とする請求項1に記載の収集具。
【請求項4】
前記の留め具は、柄(伸縮棒)の先端に(オス)ネジ部にて収集板を挟みつける様な(メス)ネジ背板との組み合わせで構成し、角度変更が自在で、取り扱う人の背丈に関係なく、かがみこむことなく無理のない姿勢で収集が可能な様に設定できることを特徴とする請求項1に記載の収集具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、
軽量で簡単な組立式でシンプルな為、ラケットバッグに収納可能であり、持ち運びが容易であり、一個人として保有することもできる。
また、バドミントンスポ−ツのノック練習等でコート等の床面に散乱した数多のシャトルをかがみこむことなく無理のない姿勢で素早く収集でき、一時的に伸縮棒を縮めて練習コートのネット際に置くことができ、効率的に練習できる様にもなる所謂レーキとも称されるバドミントンシャトルの収集具、及び簡便な床清掃に関するものである。
【背景技術】
【0002】
バドミントンスポ−ツにおいて、バドミントンのシャトルノックによる練習等ではコ−ト全体及びネット周辺の床面には数多のバドミントンシャトルが散乱する。
これらの散乱したシャトルをそのまま放置しておくのは練習の邪魔になるばかりでなく、足で踏み滑る危険性もあり、適宜に収集して除去する必要がある。
従来は、散乱したシャトルを手やラケットで一つずつ拾い上げたり、体育館(倉庫)に備わっているモップが使用される。
然しながら、重たいモップを倉庫まで取りに行ったり、モップは共用道具であることから常に必要な時に使えるかが不便で練習に支障をきたす。
本考案はシンプル且つ軽量(全重量240g程度)であることから、小学低学年生でも扱いが容易であり、伸縮棒の伸び縮みと角度自在で子供〜大人まで体格、体形に応じてかがみこむこともなく足腰等に負担なく無理のない姿勢で扱うことができる。
また、使う度毎に伸縮棒を縮めて練習コートの近く、例えばネット際に置くことで練習の邪魔にはならない。よって、頻度の高い使用が可能である。
収集板を反転した面にはフェルト生地又はスポンジ等を備えていることから、手では拾い難いシャトルの羽片(破片)や塵、埃等も取り除くことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
こうした散乱したバドミントンシャトルを収集するため、従来は例えば、バドミントンシャトルを1個ずつ収集するものとしては特許文献1に、
収集面が刷毛構造を有する大型な道具としては特許文献2に開示されているような収集具(回収具)が提案されている。
【特許文献1】 実用新案登録第3002565号
【特許文献2】 実用新案登録第3181597号
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この特許文献1の収集具では、ラケット枠の先端外周を使ってシャトルを1個ずつ付着させて収集するため、コート面に広く散乱した数多のシャトルを収集するには非常に面倒であり、効率的ではない。
また、特許文献2の収集具は、バドミントンシャトルと共に塵、埃等も集めてしまい衛生的でないことと大型で持ち運びに不便で、一個人の所有を目的としていない点が課題である。
また、清掃に使用されるモップは、わざわざ倉庫に取りに行く手間があり、重たい点が課題である。
そこで本考案の目的は、塵、埃等は排除しながらシャトルのみを清潔さを保ちつつ損壊なく効率よく収集でき、軽量な素材を使用し、分割、伸縮することで持ち運びが容易で、モップより簡便な清掃機能を持ち合わせた、シャトル収集具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本考案のシャトル収集具は、床面を移動する軽量な収集板と角度変更自在の伸縮棒を兼ね備えている。
シャトル収集面は鋸の歯形状(波形状)の隙間を有し、シャトル収集面の反対側には清掃用のフェルト生地やスポンジ等を有して清掃も可能であり、分割・伸縮可能な柄を有することで、一個人のラケットバッグにも収納可能であり、使用のアクセスも早く、持ち運びも容易であることを特徴とする。
【考案の効果】
【0007】
本考案によって、塵、埃等は排除しながらシャトルのみを効率よく衛生的に収集できるのでシャトルが清潔で、損壊がなく長く使用できるので経済的であり、軽量な素材の仕様で、分割・伸縮可能な柄を有することで、一個人のラケットバッグにも収納可能であり、使用のアクセスも早く、持ち運びも容易な取集具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】シャトル収集具の使用時の斜視図である。
【図2】シャトル収集時の収集板側面の拡大図である。
【図3】反転面の清掃時の収集板側面の拡大図である。
【図4】シャトル収集具の留め具の拡大図である。
【図5】シャトル収集具の収集板と柄(伸縮棒)の正面図である。
【図6】シャトル収集具の収納時の分割図である。
【図7】シャトル収集具の柄を縮めた状態の上面図である。
【図8】シャトル収集具の柄を伸ばした状態の側面図である。
【図9】シャトル収集具の使用傾向の図である。
【図10】シャトル収集具の具体的な使用図である。
【考案を実施するための形態】
【0009】
以下図面を用いて、本発明の実施の形態に係るシャトル収集具の構成を説明する。
シャトル収集具全体図1は、伸縮可能な柄2と収集板3と留め具4によって構成されている。
収集板3は板状の空洞部を形成したプラスチック素材で、長辺部はバドミントンラケットの長さより短く(650mm程)長辺片面に鋸の歯形状の隙間5を有し、その長辺片面が床と接地する。
また、反対面には6のフェルト生地又はスポンジ等を兼ね備えていることから、反転することで、収集と清掃の2面性を持っている。
【実施例】
【0010】
以下図面を用いて、実施例を説明する。散乱したシャトルは、所謂レーキのように、5の鋸歯(隙間)形状を床に接地させながら、前後方向に柄を動かすことによって収集される。
この際、塵埃等は隙間を通り抜ける。その隙間を通り抜け、床に残された塵、埃等は、反対面6に備わるフェルト生地側に反転することにより、前後方向に柄を動かすことによって清掃される。また、柄2は伸縮可能で、留め具4において取外し可能である。
持ち運び時には、柄2を縮め、柄2と収集板3を分割することにより、バドミントンラケットよりも短く収められるので、ラケットバッグにも収納可能で持ち運びも良い。
【符号の説明】
【0011】
1シャトル収集具(全体斜視図)
2柄(伸縮棒)
3収集板(軽量プラスチック板等)
4留め具
4−1 留正板(オスネジ付)
4−2 留背板(メスネジ付)
5収集面(鋸の歯形状)
6清掃面(フェルト生地)
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
【図8】
図8
【図9】
図9
【図10】
図10
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