スポーツ・娯楽
【発明の名称】擬餌針保持具
【出願人】
【識別番号】518210513
【氏名又は名称】有限会社金山商店
【住所又は居所】福岡県糟屋郡志免町志免874番地8
【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
【代理人】
【識別番号】100182567
【弁理士】
【氏名又は名称】遠坂 啓太
【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
【発明者】
【氏名】金山 日成
【住所又は居所】福岡県糟屋郡志免町志免874番地8 有限会社金山商店内
【要約】
【課題】使用前及び使用後はコンパクトに折り畳むことができ、持ち運び性及び収納性に優れた擬餌針保持具を提供する。
【解決手段】擬餌針保持具10は、可撓性を有するベルト部材1と、ベルト部材1の表面にベルト部材1の長手方向Lに沿って所定距離を隔てて係止された複数の磁石2と、を備えている。ベルト部材1はゴム材で形成されているが、可撓性を有するものであれば、その他の合成樹脂材料や天然素材で形成することもできる。磁石1はフェライト磁石であるが、アルニコ磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジウム磁石などを使用することもできる。複数の磁石2は平面視形状が長方形の平板状をなしており、それぞれ接着剤によってベルト部材1の表面1aに係止されている。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有するベルト部材と、前記ベルト部材の少なくとも一方の面に所定距離を隔てて係止された複数の磁石と、を備えた擬餌針保持具。
【請求項2】
前記ベルト部材の長手方向に隣り合う前記磁石の表面の磁極が互いに異なる請求項1記載の擬餌針保持具。
【請求項3】
前記磁石が、前記ベルト部材の少なくとも一部に設けられた磁石吸着領域に着脱可能である請求項1または2記載の擬餌針保持具。
【請求項4】
前記磁石が、フェライト磁石、アルニコ磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジウム磁石の何れか1以上である請求項1〜3の何れかの項に記載の擬餌針保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣舟に乗ってイカ釣りをする際に使用されるイカ角、餌木、スッテなどの擬餌針を船縁上において一定姿勢に保持するための擬餌針保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
釣舟に乗ってイカ釣りをする場合、テグスと擬餌針との縺れを防止するために船縁に取り付けて使用される擬餌針保持具については、従来、様々な物が提案、販売されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された「マグネット利用マット」がある。
【0003】
この「マグネット利用マット」は、複数のマットを両面折り畳み可能なヒンジで連結一体化し、夫々のマット面の一部に磁石を張り合わせ、イカヅノの針部を吸着保持可能な構成としたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】 特開2011−217711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記「マグネット利用マット」は、使用後、ヒンジ部を折り曲げて折り畳むことにより、コンパクト化することができるのであるが、マットの部分のサイズや形状は変化しないので、コンパクト化にも限界がある。また、前記「マグネット利用マット」は、これを構成する部品点数が多いので、製造に手間を要し、コスト低減の妨げにもなる。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、使用前及び使用後はコンパクトに折り畳むことができ、持ち運び性及び収納性に優れた擬餌針保持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る擬餌針保持具は、可撓性を有するベルト部材と、前記ベルト部材の少なくとも一方の面に前記ベルト部材の長さ方向に沿って所定距離を隔てて係止された複数の磁石と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
前記擬餌針保持具においては、前記ベルト部材の長手方向に隣り合う前記磁石の表面の磁極が互いに異なるように配列することができる。
【0009】
前記擬餌針保持具においては、前記磁石が、前記ベルト部材の少なくとも一部に設けられた磁石吸着領域に着脱可能とすることもできる。
【0010】
前記擬餌針保持具においては、前記磁石が、フェライト磁石、アルニコ磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジウム磁石の何れか1以上であることが望ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、使用前及び使用後はコンパクトに折り畳むことができ、持ち運び性及び収納性に優れた擬餌針保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態である擬餌針保持具を示す一部省略斜視図である。
【図2】図1に示す擬餌針保持具を船縁に取り付けた状態を示す一部省略斜視図である。
【図3】図1に示す擬餌針保持具の使用状態を示す一部省略斜視図である。
【図4】図1に示す擬餌針保持具を折り畳んだ状態を示す図である。
【図5】その他の実施形態である擬餌針保持具を示す一部省略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態である擬餌針保持具10,30について説明する。
【0014】
初めに、図1〜図4に基づいて擬餌針保持具10について説明する。図1に示すように、擬餌針保持具10は、可撓性を有するベルト部材1と、ベルト部材1の表面にベルト部材1の長手方向Lに沿って所定距離を隔てて係止された複数の磁石2と、を備えている。本実施形態の擬餌針保持具10においては、ベルト部材1の表面に5個の磁石2を配置しているが、ベルト部材1の長さ・幅・厚さ、磁石2の形状・サイズ、並びに、磁石2の配置個数・配置間隔などは限定しないので、任意に設定することができる。
【0015】
ベルト部材1はゴム材で形成されているが、これに限定しないので、可撓性を有するものであれば、その他の合成樹脂材料や天然素材で形成することもできる。磁石2はフェライト磁石であるが、これに限定しないので、アルニコ磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジウム磁石などを使用することもできる。
【0016】
複数の磁石2は平面視形状が長方形の平板状をなしており、それぞれ接着剤によってベルト部材1の表面1aに係止されている。磁石2の形状やサイズは限定しないので、使用条件に適したサイズ、形状を有する磁石を使用することができる。ベルト部材1に対する磁石2の係止手段は限定しないので、接着剤のほかに両面粘着シートや面ファスナなどを使用することもできる。
【0017】
擬餌針保持具10の使い方は限定しないが、例えば、図2に示すように、釣舟(図示せず)の船縁20の上面20aの長手方向に沿って擬餌針保持具10を載置する。このとき擬餌針保持具10の長手方向L(図1参照)が船縁20の長手方向に沿うように載置することが望ましい。
【0018】
次に、擬餌針保持具10のベルト部材1の一方の端部1b付近と、船縁20の一部と、をクランプ器具21で挟持した後、ベルト部材1が直線状態を保つように支えながら、他方の端部1c付近と船縁20の一部とをクランプ器具21で挟持すると、擬餌針保持具10が船縁20に固定される。
【0019】
この後、図3に示すように、イカ角などの擬餌針50の針部51を磁石2の表面2aに載せれば、針部51が磁石2の表面2aに吸着されるので、複数の擬餌針50はそれぞれの磁石2によって安定的に保持される。
【0020】
図1に示すように、擬餌針保持具10においては、ベルト部材1の長手方向Lに隣り合う磁石2の表面2aの磁極が互いに異なるように配列している。従って、使用後の擬餌針保持具10をクランプ器具21を解除して船縁20から取り外し、図4に示すように、ベルト部材1がSカーブ(ヘアピンカーブ)を描くように折り曲げると、ベルト部材1の長手方向L(図1参照)に隣り合う磁石2同士が吸着して積層状態となるので、コンパクトに折り畳むことができ、持ち運び性及び収納性に優れている。
【0021】
また、擬餌針保持具10を構成する部品はベルト部材1と複数の磁石2であり、部品点数が少ないので、従来の擬餌針保持具よりも軽量で、小さく折り畳むことができるだけでなく、製造コストの低減も図ることができる。
【0022】
なお、ベルト部材1の折り曲げ形態は図4に示す形態に限定しないので、ベルト部材1を長手方向に沿って折り曲げながら磁石2を積み重ねていくことにより渦巻状に折り畳むこともできる。また、ベルト部材1の長手方向L(図1参照)に隣り合う磁石2の表面2aの極性を図1以外の配列に変更することにより、様々な折り畳み形態とすることができる。
【0023】
次に、図5に基づいて、その他の実施形態である擬餌針保持具30について説明する。図5に示すように、擬餌針保持具30においては、ベルト部材31が磁石吸着性を有する材料で形成され、複数の磁石32は自らの磁力によりベルト部材31の表面31aに吸着(係止)されている。
【0024】
擬餌針保持具30において、磁石32はベルト部材31の表面31aに着脱可能であるため、ベルト部材31に対する磁石32の取り付け個数、取り付け間隔並びに取り付け位置などを変更することができる。なお、磁石32の磁力は図1に示す磁石2の磁力よりも強力であることが望ましい。
【0025】
また、擬餌針保持具30を使用していないときは、複数の磁石32をベルト部材31の一部に寄せ集めたり、複数の磁石32をベルト部材31から取り外したりすることもできるので、不使用時の更なるコンパクト化を図ることができる。
【0026】
ベルト部材31の材質は限定しないので、磁石吸着性を有する材料、例えば、鉄粉などの磁性粉を含有する合成樹脂材料、強磁性金属材料で形成されたフープ材または前記フープ材を合成樹脂材料で挟持した複合材料などを使用することができる。ベルト部材31は表面31a全体が磁石吸着領域であるが、磁石32を係止すべき部分のみに磁石吸着領域を設けることもできる。
【0027】
なお、図1〜図5に基づいて説明した擬餌針保持具10,30は本発明に係る擬餌針保持具を例示するものであり、本発明に係る擬餌針保持具は前述した擬餌針保持具10,30に限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明に係る擬餌針保持具はイカ釣り用の釣り具として広く利用することができる。
【符号の説明】
【0029】
1,31 ベルト部材
1a,2a,31a 表面
2,32 磁石
20 船縁
20a 上面
21 クランプ器具
10,30 擬餌針保持具
50 擬餌針
51 針部
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】