スポーツ・娯楽
【考案の名称】補助輪付きラインカー及びその補助輪
【実用新案権者】
【識別番号】519007684
【氏名又は名称】中川 秀之
【住所又は居所】千葉県千葉市若葉区桜木北2-2-1ライオンズガーデン都賀102
【代理人】
【識別番号】100115598
【弁理士】
【氏名又は名称】石橋 脩
【考案者】
【氏名】中川 秀之
【住所又は居所】千葉県千葉市若葉区桜木北2-2-1ライオンズガーデン都賀102
【要約】 (修正有)
【課題】構造が簡単で占有スペースが小さい上、直線を引くことが速やかに、容易にできる補助輪付きラインカー及び既存のラインカーに容易に取り付けができるラインカー用補助輪を提供する。
【解決手段】一対の車輪2を軸支することにより移動自在なボックス1の底部に形成された吐出口から、収容された粉体を吐出させてラインを引くラインカーであって、一端側に、所定距離だけ離間させて、一対の捜通孔12、13を設け、他端に、車輪よりも小さい補助輪18を回転自在に固定した棒状体11を備え、ボックスの一方の側面又は双方の側面の上部側と下部側に上記所定距離だけ離間させて突出設置させた一対のボルト7a、7bに挿通孔それぞれを挿通させて棒状体を回動自在、かつ着脱自在に固設した。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
一対の車輪を軸支することにより移動自在なボックスの底部に形成された吐出口から、収容された粉体を吐出させてラインを引くラインカーであって、
一端側に、所定距離だけ離間させて、一対の捜通孔を設け、他端に、前記車輪よりも小さい補助輪を回転自在に固定した棒状体を備え、
前記ボックスの一方の側面又は双方の側面の上部側と下部側に前記所定距離だけ離間させて突出設置した一対のボルトに前記挿通孔それぞれを挿通させて前記棒状体を回動自在、かつ着脱自在に固設したことを特徴とする補助輪付ラインカー。
【請求項2】
前記上部側に設置された第1ボルトは、前記下部側に設置された第2ボルトよりも、進行方向の後側に設置され、
前記挿通孔の一方は、前記一端寄りに設けた丸孔であり、他方は、該丸孔から前記所定距離だけ離間させて設けた長尺孔であって、
前記丸孔を、前記第1ボルトに捜通させ、前記長尺孔を、前記第2ボルトに挿通させた前記棒状体は、該第1ボルトを支点にして自在に回動し、前記ボックスを進行方向に傾斜させても前記補助輪が常に接地することを特徴とする請求項1記載の補助輪付ラインカー。
【請求項3】
前記補助輪は、周面にロープが係合する溝が形成され、
前記棒状体は、前記補助輪の固定位置の近傍に該補助輪を地面に押し付ける
重りが固定されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の補助輪付ラインカー。
【請求項4】
一対の車輪を軸支することにより移動自在なボックスの底部に形成された吐出口から、収容された粉体を吐出させてラインを引くラインカーの側面に接合させた少なくとも一対のボルトと、
中央に車軸を有し、前記車輪よりも小型の補助輪と、
一端側に、所定距離だけ離間させて、前記ボルトが挿通する一対の捜通孔を設け、他端に、前記車軸を挿通させて前記補助輪を固定する軸孔を設けた棒状体と、を備えたことを特徴とするラインカー用補助輪。
【請求項5】
前記側面の一方又は双方に前記所定距離だけ離間させて上下斜めに第1ボルトと第2ボルトとを突出させて接合させ、
前記挿通孔の一方が前記一端寄りに設けられた丸孔で、他方が該丸孔から前記所定距離だけ離間させて設けられた長尺孔であって、
前記棒状体は、前記側面の上部側に設置された前記第1ボルトに前記丸孔を捜通させ、下部側に設置された前記第2ボルトに前記長尺孔を捜通させることにより、該第1ボルトを支点にして回動自在に前記側面に固設されることを特徴とする請求項4記載のラインカー用補助輪。
【請求項6】
前記補助輪は、周面にロープが係合する溝が形成され、
前記棒状体は、前記補助輪の固定位置の近傍に該補助輪を地面に押し付ける
重りが固定されたものであることを特徴とする請求項4又は5記載のラインカー用補助輪。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、収容された粉体で真直ぐなラインを引く補助輪付きラインカー及びその補助輪に関するものである。
【背景技術】
【0002】
野球やソフトボール、陸上競技などの陸上競技をグラウンドで行う場合は、競技用の白線(以下「ライン」と称する。)を引く必要がある。ラインは、マーキングされたポイント相互を巻き尺やロープで結び、石灰を入れたラインカーをそれに沿って移動させることにより、吐出される石灰で引くのが一般的である。
ラインカーには、車輪が2輪のものと4輪のものとがあり、2輪のものは、小回りが利く反面、手振れによってラインがくねくねと曲がり勝ちである。一方、4輪のものは、2輪のものよりも大型で、走行が安定しているので直線を引くのは容易であるが、小回りが利かないため、円形や曲線を引くのが難しい。
そこで、2輪のものに改良を加え、ラインを真直ぐに引けるように改良を加えたラインカーが提案されている。
例えば、2個の小車輪を軸支させたフレームの中央に軸受けを設け、ラインカーの一端側には車輪を軸支させ、他端側にはフレームを回動自在に軸支させて、他端側には、小車輪が一端側の車輪と平行になるようにして、直線を引き易くしたものが開示されている(特許文献1参照)。また、ラインカーの初期状態における進行方向に対する横方向の回転を検知し、回転角度を出力するジャイロと車輪の回転状態を検知し、移動距離を出力する移動距離検出部とを備え、その回転角度と移動距離とから、進行方向に対する横ずれ量を算出して粉体の吐出位置を変位させて、真直ぐなラインを引くラインカーが開示されている(特許文献2参照)。
一方、直線を引き易い4輪のラインカーで、円形を引き易くするために、粉体の収容部は2輪を軸支すると共に、収容部に先端が固定された一対のフレームに他の一対のフレームを屈曲自在に結合し、他の一対のフレーム相互間に差し渡した平板を、他の2輪の車軸に回転自在に固定し、他の2輪の進行方向に対して、フレームの角度を所望の位置で固定できるようにしたラインカーも開示去れている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3521084号公報
【特許文献2】特開2010−240213号公報
【特許文献3】特許第3730657号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の方法は、直線が引き易いが、円形は引き難い上、占有スペースが4輪のもの変わらないという欠点がある。また、特許文献2記載の方法は、装置が複雑でコストがかかる上、粉体の吐出位置とジャイロ等によって検出された位置ずれ量との整合性を図るのが面倒である。
上記事情に鑑み、本考案は、構造が簡単で占有スペースが小さい上、直線を引くことが速やかに、正確にできる補助輪付きラインカー及び既存のラインカーに容易に取り付けができるラインカー用補助輪を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本考案の補助輪付ラインカーは、一対の車輪を軸支することにより移動自在なボックスの底部に形成された吐出口から、収容された粉体を吐出させてラインを引くラインカーであって、一端側に、所定距離だけ離間させて、一対の捜通孔を設け、他端に、上記車輪よりも小さい補助輪を回転自在に固定した棒状体を備え、上記ボックスの一方の側面又は双方の側面の上部側と下部側に上記所定距離だけ離間させて突出設置した一対のボルトに上記挿通孔それぞれを挿通させて上記棒状体を回動自在、かつ着脱自在に固設したことを特徴とする。
このように、ボックスの側面に回動自在な棒状体を着脱自在に固設し、その先端に回転自在な補助輪を固定すれば、ラインを引くために補助輪付ラインカーを傾斜させても補助輪が常に地面にしっかりと接触するので、速やかに、正確に粉体による直線を引くことができる。
その場合、上記上部側に設置された第1ボルトは、上記下部側に設置された第2ボルトよりも、進行方向の後側に設置され、上記挿通孔の一方は、上記一端寄りに設けた丸孔であり、他方は、該丸孔から上記所定距離だけ離間させて設けた長尺孔であって、上記丸孔を、上記第1ボルトに捜通させ、上記長尺孔を、上記第2ボルトに挿通させた上記棒状体は、該第1ボルトを支点にして自在に回動し、上記ボックスを進行方向に傾斜させても上記補助輪が常に接地する。
そして、上記補助輪は、周面にロープが係合する溝が形成され、上記棒状体は、上記補助輪の固定位置の近傍に該補助輪を地面に押し付ける重りが固定されたものであれば、補助輪の応動が速い上、ロープに係合させることにより、一層正確に直線を引くことができる。
【0006】
本考案のラインカー用補助輪は、一対の車輪を軸支することにより移動自在なボックスの底部に形成された吐出口から、収容された粉体を吐出させてラインを引くラインカーの側面に接合させた少なくとも一対のボルトと、中央に車軸を有し、上記車輪よりも小型の補助輪と、一端側に、所定距離だけ離間させて、上記ボルトが挿通する一対の捜通孔を設け、他端に、上記車軸を挿通させて上記補助輪を固定する軸孔を設けた棒状体と、を備えるので、ラインカーのボックスの側面にボルトを接着剤で固定すれば、既存のラインカーであっても補助輪を簡単に、着脱自在に取り付けて、速やかに、正確に粉体による直線を引くことができる。
その場合、上記側面の一方又は双方に上記所定距離だけ離間させて上下斜めに第1ボルトと第2ボルトとを突出させて接合させ、上記挿通孔の一方が上記一端寄りに設けられた丸孔で、他方が該丸孔から上記所定距離だけ離間させて設けられた長尺孔であって、上記棒状体は、上記側面の上部側に設置された上記第1ボルトに上記丸孔を捜通させ、下部側に設置された上記第2ボルトに上記長尺孔を捜通させることにより、該第1ボルトを支点にして回動自在に上記側面に固設すれば、ボックスを進行方向に傾斜させても補助輪を常に接地させることができる。
そして、上記補助輪は、周面にロープが係合する溝が形成され、上記棒状体は、上記補助輪の固定位置の近傍に該補助輪を地面に押し付ける重りが固定されたものであれば、補助輪の応動が速い上、ロープに係合させることにより、一層正確に直線を引くことができる。
【考案の効果】
【0007】
本考案の補助輪付きラインカーによれば、車輪と平行な補助輪が進行方向前方に配置され、その補助輪を固定した棒状体が自在に回動して、補助輪が常に地面に接した状態で移動するので、その補助輪をロープ等に沿って移動させることにより、速やかに、正確に粉体によるラインを引くことができる。
また、本考案のラインカー用補助輪によれば、既に使用しているラインカーに簡単に取り付けて、補助輪付きラインカーとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は第1の実施形態の補助輪付きラインカーの一例を示す側面図である。
【図2】図2は第1の実施形態の補助輪付きラインカーを進行方向から見た正面図である。
【図3】図3は第1の実施形態の補助輪付きラインカーを進行方向から見た背面図である。
【図4】図4は棒状体に固定された補助輪の側面図である。
【図5】図5は棒状体の広幅な位置に設けられた長尺孔の拡大図である。
【図6】図6は、ボックスを進行方向の後側に傾斜させてラインを引く場合を示す図である。
【図7】図7は、ラインを引く場合の第2ボルトの位置を示す図である。
【図8】図8はボックスの側面にボルトを突出設置し、そこに棒状体を固設する施行例を示す図である。
【図9】図9は、第2の実施形態の補助輪が固定された棒状体の一例を示す正面図である。
【図10】図10は、第2の実施形態の補助輪が固定された棒状体の一例を示す右側面図である。
【図11】図11は、ラインカーの側面にあてがう型紙の一例を示す図である。
【図12】図12は、ボックスの側面に接合したボルトに棒状体を固設した状態を示す図である。
【考案を実施するための形態】
【0009】
[第1の実施形態]
本発明の補助輪付きラインカーの実施形態について図に基づいて説明する。
図1〜図4は、第1の実施形態の補助輪付きラインカーの一例を示す図であり、図1は側面図、図2は、進行方向から見た正面図、図3は、進行方向から見た背面図、図4は、棒状体に固定された補助輪の側面図、図5は、棒状体の広幅な位置に設けられた長尺孔の拡大図である。
図1〜図3に示すように、第1の実施形態の補助輪付きラインカー10は、粉体を収容するボックス1の下部に軸支された一対の車輪2があり、ボックス1の底部は開閉部4で塞がれた吐出口3がある。そして、上部には、ハンドル5が固定されており、そのハンドル5を押し引きすることにより、補助輪付きラインカー10は自在に移動することができる。なお、図1に示すように、ボックス1を進行方向に少し傾斜させた場合は、正面に設けたストッパ6が地面Eに当接し、平衡が保たれて静止する。
また、ボックス1の内部には、図に現われない羽根車があり、車輪2の回転に応じてボックスに収容された粉体を吐出口3に誘導する。従って、開閉部4を開いて補助輪付きラインカー10を移動させれば、粉体が吐出口3に次々に供給されるので、吐出口3から継続的に粉体が吐出され、所定の長さのラインを引くことができる。
第1の実施形態の補助輪付きラインカー10は、先端に補助輪18が固定された棒状体11がボックス1の何れかの側面8にボルト7で回動自在に固設されている。そして、補助輪18が固定された位置よりも少し中央寄りに、補助輪18を地面Eに押しつける重り15が固定されている。
【0010】
棒状体11は、長さが50乃至70センチメートル、幅が2乃至3センチメートルのステンレス部材で、一端11aから所定距離L(ここでは、7乃至9センチメートル程度)離間した位置は、幅が6乃至8センチメートルと、片側だけが4乃至5センチメートル程度広幅Wになっている。
そして、その一端11a寄りには、ボルト7が捜通する丸孔12があり、広幅Wとなっている位置は、長さが4乃至5センチメートル程度の長尺孔13を設けてあり、ボルト7の位置が移動できるようになっている。
また、他端11bには、車輪2よりも小径で、直径5乃至7センチメートル程度の補助輪18が固定されおり、補助輪18の周面には、図4に示すように、ロープRが係合する溝18aが設けてある。
【0011】
補助輪付きラインカー10は、進行方向Aにストッパ6を設けてあり、ボックス1を進行方向Aに少し傾斜させると、そのストッパ6が地面Eに当接し、バランスが保持されて静止状態となる。
その場合、第2ボルト7bは、図5に示すように、棒状体11が広幅Wとなっている個所に位置している。
【0012】
図6及び図7は、ボックスを傾斜させた場合の長尺孔における第2ボルトの挙動を示す図であり、図6は、ボックスを進行方向の後側に傾斜させてラインを引く場合を示す図であり、図7は、ラインを引く場合の第2ボルトの位置を示す図である。
図6に示すように、ラインを引く場合は、ボックス1を進行方向Aの後側に傾斜させてハンドル5で補助輪付きラインカー10を押す。棒状体11は、第1ボルト7aを支点にして回動し、図1で示した静止状態に比べると、ボックス1となす角度が小さくなる。
そして図7に示すように、重り15によって地面Eに押されている補助輪18は、地面Eに当接したままで、長尺孔13における第2ボルト7bの位置が、静止状態における広幅の位置P1から、通常幅の位置P2へと移動する。
このように、棒状体11が回動するので、地面Eに多少、凸凹があっても補助輪18は常に地面Eに接触しており、その補助輪18がロープRに係合した状態のまま移動すれば、速やかに、正確に、粉体によるラインを引くことができる。
【0013】
次に、本実施形態におけるボックス1の両側面8には、上部側と下部側の2個所にそれぞれ一対のボルト7が突出設置されている。上部側の第1ボルト7aは、下部側の第2ボルト7bよりも進行方向Aの後ろ側にあり、両者は所定距離L(ここでは7乃至9センチメートル)離間させて突出設置されている。
図8は、ボックスの側面にボルトを突出設置し、そこに棒状体を固設する施工例を示す図である。
図8に示すように、ボックス1の側面に設けた孔にボックス1の内側からボルト7を捜通し、ボックス1の外側でナット17を螺合させてボルト7を固定する。従って、ボルト7のねじ溝を刻んだ部分が突出設置される。
その突出設置されたボルト7に、ワッシャ19を嵌め込み、棒状体11の捜通孔12,13を捜通させ、さらにワッシャ19を嵌め込んで、ナット17を螺合させて固設する。
従って、棒状体11は、上部側の第1ボルト7aに捜通した位置を支点として、長尺孔13を下部側の第2ボルト7bが移動出来る範囲内で自在に回動することができる。そして、ナット17を外せば、ボックス1の側面8から棒状体11を取り外すことができるので、棒状体11は、着脱自在であり、別の側面8に固設することもできる。
なお、本実施形態では、ボックス1の側面8に孔を開け、そこにボルト7を挿通させてナット17を螺合し、側面8にボルト7を突出設置しているが、ボルト7のヘッドをボックスの側面8に接着剤で接着して固定してもよいし、強力な磁石をボルト7のヘッドに結合させてボックスの側面8に固定してもよい。
【0014】
本実施形態では、一対のボルト7をボックスの両側面8それぞれに突出設置してあるので、ロープRの外側にラインを引く場合は、棒状体11を進行方向Aの左側面に固設すればよいし、ロープRの内側にラインを引く場合は、棒状体11を進行方向の右側面8に固設すればよい。
本実施形態の補助輪付きラインカー10は、ボックスの両側面8それぞれに一対のボルト7を設置しているが、必ずしも両側面8に設置する必要はなく、何れか一方の側面8だけに設置してもよい。その場合、ロープRの内側にラインを引くのか、外側に引くのかによって、補助輪付きラインカー10の進行方向を反対にすればよい。
なお、円形を引く場合には、補助輪が邪魔になるので、後ずさりしながらハンドルを後方に引くことによって引くことができる。また、補助輪付きラインカー10が静止状態のときに、棒状体11が回動しないように他端11bを紐等で吊ってボックス1に固定し、ボックス1を進行方向Aの後側に傾斜させても補助輪が地面に接触しないようにして、邪魔にならないようにしてもよい。
本実施形態で示した数値や材質は一例であって、必ずしもここで示したものに限定する必要はない。
【0015】
[第2の実施形態]
本発明のラインカー用補助輪の実施形態について図に基づいて説明する。
第2の実施形態のラインカー用補助輪は、ラインカーの側面に接合する一対乃至2対のボルトと、中央に車軸を有し、ラインカーの車輪よりも小型の補助輪と、一端側に、所定距離だけ離間させて、ボルトを挿通させる一対の捜通孔を設け、他端に、補助輪を回転自在に固定する軸孔を設けた棒状体と、を備えている。
図9及び図10は、第2の実施形態の補助輪が固定された棒状体の一例を示す図であり、図9が正面図、図10は右側面図である。
図9及び図10に示すように、棒状体11の他端11bには、ラインカーの車輪2よりも小径の補助輪18が回転自在、かつ着脱自在に固定されている。
そして、補助輪18の周面には、図4で示したのと同様の、ロープRが係合する溝18aが設けてある。
棒状体11は、一定の長さと幅とを有するものであるが、一端11aから一定距離だけ離れた個所の幅のみが広くなっており、一端11a寄りの個所に、ボルト7を捜通させる丸孔12が設けられ、幅広Wの個所にボルト7が移動自在に捜通する長尺孔13が設けられている。そして、補助輪18が固定された位置よりも少し中央寄りの位置に、補助輪18を地面Eに押しつける重り15が装着されている。
【0016】
ここで、一例を示せば、棒状体11の通常幅は2乃至3センチメートル、幅広Wの個所の幅は6乃至8センチメートルと、片側だけが4乃至5センチメートル程度幅広で、長さは50乃至70センチメートルになっている。
そして、幅広Wの個所は、丸孔12と長尺孔13との間隔を7乃至9センチメートル程度離すことができるように設定される。
また、補助輪18は、直径が5乃至7センチメートルと、ラインカーの車輪2よりも小径になっている。
なお、ここで示した数値は一例であって、必ずしもこれらの数値に限定する必要はない。
ここで、本実施形態のラインカー用補助輪の構成部品は、ステンレスなどの金属を成型加工したものを用いているが、プラスチックを成型加工したものを用いることもできる。
【0017】
図11は、ラインカーの側面にあてがう型紙の一例を示す図である。
図11に示すように、型紙21には、一対のボルト7を取り付ける位置にマーキングMがあり、その型紙21をラインカーの粉体を収容するボックス1の側面8にあてがってボルト7を取り付ける位置決めをする。
図12は、ボックスの側面に接合したボルトに棒状体を固設した状態を示す図である。
図12に示すように、ボルト7のヘッドに、両面接着テープを貼り、ボックスの側面8にボルト7を接合する。そして、ワッシャ19等を介して棒状体11の捜通孔12,13を捜通させ、さらにワッシャ19等を介してナット17で棒状体11をボックスの側面8に回動自在に固設する。
ここで、本実施形態における一対のボルト7は、ボックスの側面に両面接着テープで接合しているが、強力な磁石をボルトのヘッドに結合させてボックスの側面8に接合させてもよいし、側面8に孔を開けて、そこにボルト7を固定することもできる。
【符号の説明】
【0018】
1 ボックス
2 車輪
3 吐出口
4 開閉部
5 ハンドル
6 ストッパ
7 ボルト
7a 第1ボルト
7b 第2ボルト
8 側面
10 補助輪付きラインカー
11 棒状体
11a 一端
11b 他端
12 丸孔
13 長尺孔
12・13 挿通孔
15 重り
17 ナット
18 補助輪
18a 溝
19 ワッシャ
21 型紙
A 進行方向
E 地面
L 所定距離
M マーキング
P1 広幅の位置
P2 通常幅の位置
R ロープ
W 広幅
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】