スポーツ・娯楽
【発明の名称】遊戯具
【出願人】
【識別番号】505064611
【氏名又は名称】椎葉 かな子
【住所又は居所】大阪府枚方市禁野本町2丁目13番25号
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100100480
【氏名又は名称】藤田 隆
【発明者】
【氏名】椎葉 かな子
【住所又は居所】大阪府枚方市禁野本町2丁目13番25号
【要約】
【課題】
遊園地やゲームセンタ、或いはホテルの遊戯室等に設置されることが望ましい、新たな遊戯具を提案する。
【解決手段】
遊戯具1は、ターンテーブル2に5基の移動側座席3,4,5,6,7が設置され、その周囲に5基の固定側座席10,11,12,13,14が設置されたものである。男子は、移動側座席3,4,5,6,7に座った女子の中で気に入った人に投票する。同様に移動側座席3,4,5,6,7に座った女子は、固定側座席10,11,12,13,14に座った男子の中で気に入った人に投票する。投票の結果、特定の男子が投票した女子が当該男子を投票したならば、表示装置の表示部が点灯する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の位置に固定された複数の固定側座席と、移動可能に構成された複数の移動側座席を備え、各移動側座席は各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする遊戯具。
【請求項2】
環状に連結され一体的に移動する移動側座席と、移動側座席の周囲に設けられた固定側座席を備え、各移動側座席は各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする遊戯具。
【請求項3】
各移動側座席はターンテーブルに載置され、当該ターンテーブルを回転させることによって各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊戯具。
【請求項4】
各移動側座席はコンベア装置に載置され、コンベア装置を動作させることによって各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊戯具。
【請求項5】
固定側座席同士の間には仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遊戯具。
【請求項6】
移動側座席同士の間には仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遊戯具。
【請求項7】
一の移動側座席は、一の固定側座席と対面する位置で一定時間停止し、当該時間が経過後に隣接する他の一の固定側座席と対面する位置に移動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊戯具。
【請求項8】
各固定側座席には、各移動側座席のいずれかを選択する固定側選択スイッチが設けられ、各移動側座席には、各固定側座席のいずれかを選択する移動側選択スイッチが設けられ、いずれかの固定側選択スイッチと、いずれかの移動側選択スイッチが互いに相手を選択し合った時、所定の表示がなされることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の遊戯具。
【請求項9】
音声発生手段が設けられ、当該音声発生手段によって話題が提供されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の遊戯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、遊戯具に関するものである。本発明の遊戯具は、遊園地やゲームセンタ、ホテルの遊戯室、或いは老人ホームの娯楽室等に設置されることが望ましいものである。
【背景技術】
遊園地やゲームセンターには、数々の遊戯具が設置されている。
遊戯具にはジェットコースターの様にスリルを楽しむもの、観覧車の様に景色を楽しむもの、メリーゴーラウンドの様に雰囲気を楽しむものがある。またエアーホッケー(登録商標)の様に友人との対戦を楽しむものもある。さらに新たに次の特許文献の様な遊戯具が発明されている。
【特許文献1】
実用新案登録第3097759号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の遊戯具は、それぞれ楽しいものであるが、いずれは飽きられる。そのため当該業界では、次々と新しい遊戯具を開発することが必要である。
そこで本発明は、従来に無い新たな遊戯具の提案を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、所定の位置に固定された複数の固定側座席と、移動可能に構成された複数の移動側座席を備え、各移動側座席は各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする遊戯具である。
また請求項2に記載の発明は、環状に連結され一体的に移動する移動側座席と、移動側座席の周囲に設けられた固定側座席を備え、各移動側座席は各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする遊戯具である。
請求項1及び2に記載の発明は、お見合いゲームの様なゲームをして遊ぶ遊戯具である。即ち本発明は、固定側座席に座った使用者と移動側座席に座った使用者が会話を楽しむ遊戯具である。
本発明の遊戯具では、複数の使用者によってゲームをする。即ち請求項1及び2に記載の遊戯具は、移動側座席と固定側座席を備え、使用者は各座席に座る。この時、例えば男性は固定側座席に座り、移動側座席には女性が座るといった様に所定のグループ分けをして固定側座席と移動側座席に座る人を決める。
そして本発明の遊戯具では、各移動側座席が各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆく。そのため各使用者は、異なる人と次々に対面することとなり、複数の人とお喋りをすることができる。
また請求項3に記載の発明は、各移動側座席はターンテーブルに載置され、当該ターンテーブルを回転させることによって各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊戯具である。
本発明の遊戯具では、移動側座席がターンテーブルに設置され、ターンテーブルを回転することによって移動側座席を移動させるから、各移動側座席は一斉に移動する。そのため待ち時間が無く、使用者が退屈しない。
また請求項4に記載の発明は、各移動側座席はコンベア装置に載置され、コンベア装置を動作させることによって各固定側座席と対面する位置に順次移動してゆくことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊戯具である。
本発明の遊戯具では、移動側座席がコンベア装置に載置され、コンベア装置を動作させることによって移動側座席を移動させるから、各移動側座席は一斉に移動する。そのため待ち時間が無く、使用者が退屈しない。
請求項5に記載の発明は、固定側座席同士の間には仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遊戯具である。
本発明の遊戯具では、固定側座席同士の間には仕切りが設けられているから、固定側座席に座った使用者と移動側座席の座った使用者が一対一の雰囲気となる。
請求項6に記載の発明は、移動側座席同士の間には仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遊戯具てある。
本発明の遊戯具では、移動側座席同士の間には仕切りが設けられているから、固定側座席に座った使用者と移動側座席の座った使用者が一対一の雰囲気となる。
また請求項7に記載の発明は、一の移動側座席は、一の固定側座席と対面する位置で一定時間停止し、当該時間が経過後に隣接する他の一の固定側座席と対面する位置に移動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊戯具である。
本発明の遊戯具では、移動側座席は、固定側座席と対面した状態で一定時間停止するので、使用者は一定時間会話を楽しめる。
また請求項8に記載の発明は、各固定側座席には、各移動側座席のいずれかを選択する固定側選択スイッチが設けられ、各移動側座席には、各固定側座席のいずれかを選択する移動側選択スイッチが設けられ、いずれかの固定側選択スイッチと、いずれかの移動側選択スイッチが互いに相手を選択し合った時、所定の表示がなされることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の遊戯具である。
本発明の遊戯具では、いずれかの固定側選択スイッチと、いずれかの移動側選択スイッチが互いに相手を選択し合った時、所定の表示がなされるので、気の合う者の組み合わせを知ることができる。
また請求項9に記載の発明は、音声発生手段が設けられ、当該音声発生手段によって話題が提供されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の遊戯具である。
本発明の遊戯具では、音声発生手段によって話題が提供されるので、口下手な者同士でも会話が弾む。
【発明の効果】
本発明の遊戯具は、使用者同士が会話を楽しむことができ、楽しい。
【発明を実施するための最良の形態】
図1は、本発明の実施形態の遊戯具の斜視図である。図2は、図1の遊戯具の固定側座席及びその周辺の斜視図である。図3は、図1の遊戯具のターンテーブル上の表示装置と隔壁を示す斜視図である。図4は、図1の遊戯具の動作を示すフローチャートである。
本発明の遊戯具1は、図1の様に、ターンテーブル2に5基の移動側座席3,4,5,6,7が設置され、その周囲に5基の固定側座席10,11,12,13,14が設置されたものである。
ターンテーブル2は、円板状であり、図示しないモータによって回転される。ターンテーブル上には中央に表示装置20が設けられている。表示装置20には移動側座席3,4,5,6,7に対応して5個の表示部が21,22,23,24,25が設けられている(作図の関係上、表示部が24,25は図示せず)。表示部21,22,23,24,25はハート型をしており、電球が内蔵されている。また表示装置には固定側座席10,11,12,13,14に対応する数字等の記号が表示される。
またターンテーブル2上は、5枚の隔壁15,16,17,18,19によって仕切られている。即ち4枚の隔壁が放射状且つ等角に設置されている。前記した様に4枚の隔壁15,16,17,18,19は放射状に設置されているので、ターンテーブルの外周側は開放されている。
各隔壁15,16,17,18,19の高さは、移動側座席3,4,5,6,7に座った状態で隣が見えない程度であり、表示装置の20の表示部は21,22,23,24,25の位置よりも低い。
隔壁15,16,17,18,19によって仕切られた5つの小部屋にそれぞれ移動側座席3,4,5,6,7が一基づつ設置されている。
一方、ターンテーブルの周囲には、前記した様に5基の固定側座席10,11,12,13,14が設置されている。固定側座席10,11,12,13,14は、等間隔に設置されている。また各固定側座席10,11,12,13,14の間には仕切り壁30,31,32,33,34が設けられている。仕切り壁30,31,32,33,34の高さは、前記したターンテーブル2上のそれと同一であり、固定側座席10,11,12,13,14に座った状態で隣が見えない程度である。
前記した固定側座席10,11,12,13,14及び移動側座席3,4,5,6,7にはそれぞれ投票装置40が設けられている。投票装置40には、5個のスイッチ41,42,43,44,45が設けられている。5個のスイッチ41,42,43,44,45は、各座席に対応している。すなわち固定側座席10,11,12,13,14の投票装置40に設けられた5個のスイッチ41,42,43,44,45は、対する移動側座席3,4,5,6,7に対応している。
同様に移動側座席3,4,5,6,7の投票装置40に設けられた5個のスイッチ41,42,53.44は、固定側座席10,11,12,13,14に対応している。
また固定側座席10,11,12,13,14の近傍にはスピーカー26(音声発生手段)が設けられている。
次に、本実施形態の遊戯具1の遊び方について図4を参照しつつ説明する。
本実施形態の遊戯具は、10人で遊ぶ。そして最初に10人を二つのグループにグループ分けする。グループ分けは、男子グループと女子グループに分けるのが望ましいが、親グループと子供グループや、教師グループと生徒グループといった様な分け方もある。
そしてグループ分けが終わると、一方のグループの構成メンバーは固定側座席10,11,12,13,14に座り、他方のグループの構成メンバーは移動側座席3,4,5,6,7に座る。
例えば、男子は固定側座席10,11,12,13,14に座り、女子は移動側座席3,4,5,6,7に座る。
こうして準備が整うと、所定の開始スイッチ(図示せず)を操作し、遊戯具1を動作させる。なお、以下の動作は図4のフローチャートに従って自動的に行われる。
開始スイッチが操作されると、ステップ1に移行し、ターンテーブル2を一定時間回転させる。例えばターンテーブル2を1分間、回転させる。なおこの間にターンテーブル2を複数回転させることが望ましい。この様に、ターンテーブル2を一定時間回転する間に、使用者は対するグループのメンバーを見ることができる。
そして一定時間が経過すると、ターンテーブル2を停止させる。この時、図示しないリミットスイッチの作用により、各移動側座席3,4,5,6,7が、固定側座席10,11,12,13,14と対向する様に位置決めされる。
続いてステップ3に移行し、音声が流される。音声は、男女の会話がスムーズに行くように話題を提供するものである。例えば「男性の方、自己紹介をしてください。」といった形式的な内容や、「スーパーマンとマイティマウスはどちらが強いと思う?」といったとりとめのない質問を行う。
そして3分程度、ターンテーブル2を停止させる。この間に、移動側座席3,4,5,6,7の女子と固定側座席10,11,12,13,14の男子はお喋りを楽しむ。なお、移動側座席3,4,5,6,7同士の間や固定側座席10,11,12,13,14同士の間には仕切り壁が設けられているので、隣接する仕切り内の様子は分からない。
従って各男女は、あたかも二人きりになった様な雰囲気で楽しくお喋りをすることができる。
そして所定の3分が経過すると、ターンテーブル2を5分の1回転だけ回転させる。その結果、男女の組み合わせが変わる。ここで本実施形態では、移動側座席3,4,5,6,7がターンテーブル2によって移動されるので、全ての移動側座席3,4,5,6,7が同時に移動する。そのため、前後がつかえるといったトラブルが無く、待ち時間が発生しない。
後は前記した工程と同様であり、スピーカーから音声が流れ、3分後に再度ターンテーブル2が5分の1回転する。
こうして4回、ターンテーブル2が回転し、男女の組み合わせが全て終了すると、ステップ12に移行し、再度ターンテーブル2を1分程度回転させる。そしてこの間に各使用者が投票装置40で投票を行う。即ち固定側座席10,11,12,13,14に座った男子は、移動側座席10,11,12,13,14に座った女子の中で気に入った人を投票する。前記した様に投票装置40には5個のスイッチ41,42,53.44が設けられており、5個のスイッチ41,42,43,44,45は、各座席に対応しているので、スイッチ41,42,43,44,45のいずれかを押すことによって投票が行われる。
同様に移動側座席3,4,5,6,7に座った女子は、固定側座席10,11,12,13,14に座った男子の中で気に入った人に投票する。
そして投票の結果、特定の男子が投票した女子が当該男子を投票したならば、表示装置の表示部が点灯する。
具体的に、男子A,B,C,D,Eと、女子a,b,c,d,eがおり、例えば男子側が、A−d,B−c,C−b,D−a,E−eという様に投票し、女子が、a−D,b−C,c−B,d−E,e−Aという様に投票した場合、男子Bが女子cに投票し、対する女子cは、女子cに投票した男子Bに投票しているから、女子cが座っている仕切り内の表示部が点灯し、ハートマークが光り、男子Bの座席番号が表示される。また男子Bの区画にあるスピーカー26からファンファーレが流れる。
特定の男子又は女子に投票したものの、残念ながら当該男子又は女子が他の女子又は男子に投票していた場合は、表示部は点灯せず、ファンファーレも流れない。
また例えば、格別に魅力的な女子が移動側座席3,4,5,6,7のいずれかに座っており、固定側座席10,11,12,13,14の男子全員が、その女子に投票したならば、当該女子が座っている区画の表示部には、当該女子が投票した男子の座席番号が表示されることとなる。
以上説明した遊戯具1では、ターンテーブル上に移動側座席3,4,5,6,7を設置した例を示したが、移動側座席3,4,5,6,7を移動させる手段は任意である。図5,6,7は、本発明の他の実施形態であり、移動側座席を移動させる装置が異なる例を示す。
即ち図5に示す遊戯具50は、中心部から5本のアーム51が設けられており、当該アーム51の先端に移動側座席52が設けられている。また移動側座席52の下部にはコロ(図示せず)が設けられており、アーム51の回転によって移動側座席52が床面を走行する。また各移動側座席52はアーム51を介して互いに連結されているので、各移動側座席52は同時に移動する。
図6に示す遊戯具55は、円錐状の駕籠体56に移動側座席57が設けられたものである。本実施形態についても、各移動側座席57は駕籠体56を介して互いに連結されているので、各移動側座席57は同時に移動する。
さらに図7は、コンベア装置60によって移動側座席61を移動させるものである。即ちコンベア装置60は、6基の設置テーブル62が環状に繋がったものであり、図示しないチェーン等で動作する。なお、コンベア装置60の周囲には固定側座席が設けられている。
上記した実施形態では、移動側座席に仕切り壁を設けたが、暗いイメージを嫌う場合には、当該仕切り壁はなくてもよい。むしろ、未成年者が使用するときには当該仕切り壁はない方がよいかもしれない。
上記した実施形態では、内側に移動側座席があり、その周囲に固定側座席があったが、その逆でも構わない。即ち、中央側に固定側座席があって、その周囲に移動側座席があり、固定側座席の周囲を移動側座席が移動するものであってもよい。
本実施形態の遊戯具は、従来無かった新しい遊びを提供するものであり、楽しいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の遊戯具の斜視図である。
【図2】図1の遊戯具の固定側座席及びその周辺の斜視図である。
【図3】図1の遊戯具のターンテーブル上の表示装置と隔壁を示す斜視図である。
【図4】図1の遊戯具の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態の遊戯具の斜視図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態の遊戯具の斜視図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態の遊戯具の平面図である。
【符号の説明】
1 遊戯具
2 ターンテーブル
3,4,5,6,7 移動側座席
10,11,12,13,14 固定側座席
15,16,17,18,19 隔壁
20 表示装置
21,22,23,24,25 表示部
30,31,32,33,34 仕切り壁
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】